髪色でオバ見え!40・50代が避けるべきヘアカラー
つやプラ / 2022年7月19日 19時30分
年齢を重ねてきて、ヘアカラーの色味や明るさに悩んでいる方も多いかと思います。
夏に向けて髪の毛を明るくしたいけれど、「白髪も染めたい。それに疲れて見えたり老け肌に見えたりして、オバ見えにつながらないか?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
美容師の筆者が、オバ見えしないために、40・50代が避けるべきヘアカラーをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
■オバ見えに見えないヘアカラーのポイント
年齢を重ねると、気になるお悩みも増えてきますよね。
特に白髪が増えたり、艶感がなくなったり、髪の毛も細くなりパサつきやすくなったりするため、ヘアカラーの明るさや色味もお悩みに合わせた選択が必要になってきます。
40代からは年齢悩みに応じたヘアカラーの明るさや色味を設定することで、より若々しい姿をキープできます。
オバ見えに見えないための注意すべきポイントをまとめてみました。
(1)パサついて見えない艶感重視の色味や明るさ
髪の毛は顔のフレームになる部分なので、髪の毛がパサついていると、疲れて見えたり、老けて見えたりすることがあります。
(2)老け肌に見せない!血色アップの色味や明るさ
色味も設定を間違えると、余計に肌がくすんで見えるため、要注意です。
(3)白髪が浮かないヘアカラー
白髪染めをしたときに白髪が浮いてしまい、逆に白髪を強調する仕上がりになってしまうことがあります。
以下、くわしくご説明します。
■パサついて見えない!艶感重視の色味や明るさ
髪の毛は明るさによって特徴があります。
まずは、下記のカラーチャートをご覧ください。
これは、美容室に行った際に目にしたことがある方も多いと思いますが、髪の毛の明るさを示したカラーチャートです。
平均的な黒髪の色が、4レベルから5レベルくらい。
ヘアカラーでご用意のある明るさが、13レベルくらいまで(白髪染めは9レベルくらいまで)となります。
14レベルくらい以降の明るさは、ブリーチ剤を使用していくかたちになります(※薬剤の種類により若干の差はあります)。
髪の毛は明るくなっていくと、まず赤みが出てきて、次にオレンジみが出て、さらに黄みが出てきます。
大体の目安ですが、7から8レベルくらいで赤みが出やすく、9から11レベルくらいでオレンジみが出やすく、11レベル以降は黄みが出やすくなります。
「パサついて見えやすい明るさ」を避ける
ここで注意したいのが、色味と明るさの設定。
ヘアカラーの色味は黄色みが一番傷んで見え、艶感がなくパサついて見えがちです。
明るくなればなるほどヘアカラー剤の中に含まれる色素量が薄くなるため、髪の毛が褪色しやすい方はより黄みが出やすくなり、パサついて見えやすくなります。
白髪染めは9レベルくらいの明るさまでしかないため、黄みは出づらいです。
一方で、最近では脱白髪染めで白髪をぼかしている方も多いですね。
明るめに染めている方は、黄みが出すぎない明るさで、パサついて見えず、艶感重視の仕上がりにするのがおすすめです。
■老け肌に見せない血色アップの色味や明るさ
年齢と共にやはり肌もくすんできます。ヘアカラーでくすんだカラーは人気ですが、40代以降は色味の設定も重要です。
20代の頃のようにくすんだアッシュ系の色やマット系、グレー系の色に染めた時に、「なんだかしっくりこないな」と感じたことはありませんか?
それは、髪の毛にくすんでいる色を設定した場合、肌もくすんで見えてしまうのが理由の一つとして挙げられます。
肌が血色よく見えるよう、色味の調整を
マスクが必須になる前は、チークやリップで血色よく見せることも可能でしたが、今はマスク着用シーンが多いため、髪の色味設定も注意が必要です。
基本的には、暖色系の色は血色よく見えます。
寒色系のくすんだ色にしたい方は、寒色系の色味に、くすみすぎないベージュ系や、暖色系、紫などの中間色を混ぜるのがおすすめです。
画像提供:nv7
夏は特に紫外線によるヘアカラーの褪色も早く、明るい色味は色も抜けやすいため、信頼できる美容師さんに相談してみてくださいね。
■白髪が浮かないヘアカラー
ご自分で白髪をセルフカラーをされている方にしばしば見られるのが、全体の仕上がりに比べて根元が明るく染まっていること。
筆者の美容室に来店されるお客様にも多く見られます。
「きちんとしっかり塗って時間も置いたのに、なぜ?」と思っている方もいるのではないでしょうか。それには理由があるのです!
白髪はベースが白いため、少し明るめに染まります。
ですので、元々のベースの色と同じ明るさで設定すると、根元の方が明るめの仕上がりになります。
根元が明るめに染まることで、白髪染めをしたところが浮いた仕上がりになってしまうというわけです。
根本はベースの色より一つ暗めがベター
美容室で染める場合は、根元が浮きすぎないようにベースの色よりも少し濃いめに染めていますが、セルフカラーの場合、ご自分で色の明るさの設定をしなければなりません。
美容師さんに相談してみても良いですし、前回染めた明るさを覚えておいて、それを基準に一つ暗めに色の明るさを設定しても良いかもしれません。
オバ見えしがちな、40・50代が避けるべきヘアカラーについてご紹介しました。年齢と共に髪の毛のお悩みも増えてきますが、ヘアカラーの色味で若々しさを保つことも可能です。ぜひ参考にしてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)
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