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肌老化が加速する?やってはいけない紫外線対策4つ

つやプラ / 2022年7月12日 19時30分

肌老化が加速する?やってはいけない紫外線対策4つ

7月に入り、これから紫外線量がピークに達します。紫外線の「UV-B」は、メラノサイトに働きかけシミの元を作り出す原因につながります。また、「UV-A」は、真皮まで達してコラーゲンやエラスチンを破壊し光老化を招きます。

自分では対策できているつもりでも、間違ったUV対策を知らずに行っているかもしれません。

肌育美容家の筆者が、肌老化の加速を招くNG紫外線対策をご紹介します。

■肌老化の加速を招くNG紫外線対策4つ (1)顔に日焼け止めを5点おきで塗っている

日焼け止めを5点おきで塗っている日焼け止め効果を示す数字は、人の皮膚(主に背中)を使います。1平方センチに日焼け止めを2ミリグラムを塗布し計測します。

SPF値は太陽光に似た光を照射し、肌が黒くなるまでの時間を測ります。PA値はUVA波を照射し、肌が黒くなるまでの紫外線量を測ります。ポイントは、「1平方センチに2ミリグラムの塗布」というところ。

顔に日焼け止めを塗布する際に、額、両頬、鼻、あごに5点置きして、薄く伸ばしていませんか? 置いた部分から伸ばしてしまうと、すでにその部分は数値通りの日焼け止め効果を得るのがむずかしくなっています。

日焼け止めを塗る際には、手に日焼け止めを広げ、顔全体にハンドプッシュしてください。鼻筋、頬の高い部分、小鼻の周り、フェイスラインには必ず重ね塗りをしましょう。

(2)家で過ごすからと日焼け止めを塗らない

家で過ごすからと日焼け止めを塗らない今日は家で過ごすからといって、朝のスキンケア乳液やクリームで終わらせていませんか?

光老化を招く「UV-A」は波長が長く、窓やカーテンを突き抜けて真皮まで到達します。また、朝日が登ってから日が沈むまで、1日中降り注いでいます。

家のなかでも、UVケアのできる下地を塗るなどの工夫をしてください。洗濯物を干すときや、コンビニに出かけるときにも日焼け止めは必須です。

(3)うっかり日焼けをしたときにホワイトニング化粧品をすぐ使う

うっかり日焼けをしたときにホワイトニング化粧品をすぐ使ううっかり日焼けをしてしまった日に、よかれと思ってすぐにホワイトニング化粧品を使うのは実はNG。日焼けは火傷と同じことなので、ヒリヒリを感じたり、赤くなったりしたときには鎮静と保湿が最優先です。

まずは、「CICA」成分の入ったシートマスクを冷蔵庫で冷やして使ったり、普段よりもたっぷりの化粧水で鎮静するのが先の手順です。ホワイトニングケアは、鎮静が終わった後、ヒリヒリを感じなくなってから使うのがベストです。

(4)SPF30の下地とSPF20のファンデを重ねて安心している

SPFの数字にとらわれて、安心してしまっていませんか?

例えば、SPF30の下地にSPF20のファンデーションを重ねて塗ってもSPF50にはなりません。

この場合は、SPF30までの効果しか期待できないのです。

また、アイテム数を増やせば増やすほどメイクが崩れやすくなり、紫外線ダメージを受けるリスクが上がることを考えると、アイテムを重ねるより、最高値のSPF50+の高機能下地を正しく使った方が長時間のUVカット効果が得られて効果的と言えるでしょう。

ただ、高機能下地も汗や湿気で取れてしまうこともあるので、日中の塗り直しも大切。

ウォータプルーフタイプ&SPF50+の高機能下地を選び、日中はメイクの上からUVカット効果のあるプレストパウダーやスプレータイプのアイテムでこまめに塗り直しを心がけてください。

意外と知らない光老化に対するケア。知らず知らずのうちにケアがおろそかになったり、間違ったアイテムの使い方をしているかもしれません。紫外線量の多い時期をかしこく乗り切って、光老化を寄せつけない肌を作りましょう。

(肌育美容家 今泉 まいこ)

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