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料理をもっと味わい深く!砂糖4種類のおいしい使い分け

つやプラ / 2016年5月8日 12時0分

ダイエットや美容のため、避けてしまいがちな砂糖。しかし、摂取するのは決して悪いことではありません。素早くブドウ糖に変わるので、エネルギー補給にも大変役立ちます。上白糖やグラニュー糖など実は種類もさまざまな砂糖は、それぞれ特徴や相性の良い料理がありますが、案外ご存じない方も多いのでは? そこで今回は料理研究家である筆者が、上白糖、グラニュー糖、黒糖、三温糖の4種の砂糖について、「おいしい使い分け」をわかりやすくご説明いたします。

 

■バランスのいい「上白糖」は万能選手

上白糖は、白く小さな粒が特徴の、最も一般的な砂糖といえるでしょう。コクと甘みのバランスに優れ、さまざまな料理に合わせやすいオールラウンダー。しっとりとコクのある甘さと、水分を抱え込みやすいという性質があるので、クッキーやパンケーキなどに適しています。

■「グラニュー糖」は繊細な料理に◎

グラニュー糖は、上白糖をさらに細かく精製した砂糖のこと。比較的コクは少なく、代わりに強くなった甘みが特徴です。さらさらと繊細な舌触りで、コーヒーや紅茶に入れるタイプを想像していただけるとわかりやすいでしょう。繊細なムースやメレンゲには、きめの細かいグラニュー糖を使いましょう。コクは少ないので、お酒やフルーツの風味を際立たせたいスイーツに使用するのもオススメです。

■「黒糖」は独特のコクを生かせる料理に

砂糖はサトウキビの汁を煮詰めて作られますが、その際に「糖蜜」を除くか否かでその色が決まります。除かずに作られたものが、黒糖です。糖蜜には糖以外のさまざまな成分も含まれているため、黒糖は白い砂糖よりもコクが強く、独特の風味を持つのが特徴です。コクを生かしたいカレーや、肉料理に風味を持たせるのにもぴったりです。

■カラメル風味の「三温糖」

上白糖の製造過程で分離した糖蜜に、加熱を繰り返して作られます。何度も温度を変えることから、この名がついたといわれています。製造の際に形成されるカラメル成分が特徴です。カラメルの風味と強い甘みが、和食全般、特に味噌を使った料理や煮物と抜群の相性を発揮します。

いかがでしたか? 私たちの生活に必要不可欠なエネルギー源である砂糖。それぞれの特徴を理解し、よりおいしくいただくための参考にしていただければ幸いです。
(料理研究家 オガワチエコ)

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