明かりを変えて痩せる!?照明選びで楽に痩せるコツ
つやプラ / 2022年9月8日 19時30分
ダイエットといえば「食事と運動に気を使って……」というイメージですが、実は夜に過ごす自宅の照明がダイエットに影響することを知っていますか?
照明の選び方一つで、ダイエットがとても楽になるかも知れません。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、楽に痩せるための照明選びのコツについて解説します。
■照明選びはダイエットに大きな影響がある
部屋の照明を変えることで、楽に痩せられるようになるかも知れません。
なぜなら、照明は睡眠の質に大きな影響を与え、良い睡眠は食欲を抑え、脂肪燃焼効果を上げるからです。
そもそも睡眠とダイエットには大きな関係があります。十分な睡眠をとることで食欲抑制ホルモンであるレプチンが分泌され、食欲コントロールしやすくなるうえ、脂肪を燃焼させるホルモンの成長ホルモン分泌も促されるため、脂肪が落ちやすくなります。
一方で、睡眠不足になると、食欲を増加させるグレリン分泌が増えて食べすぎることが増えたり、成長ホルモン分泌が減少し脂肪が落ちにくくなり、筋肉を分解するホルモンであるコルチゾール分泌が増加し、筋肉量の低下につながったりします。
ですから、ダイエットで効果を上げたければしっかりと睡眠をとる必要があるのです。
しっかりとした睡眠とは十分な睡眠時間に加えて、睡眠の質も大切。長時間ベッドに入っていたからといって、しっかりと眠れているとは限りません。ですからダイエットでは睡眠の質を高める必要があります。
睡眠の質に大きな影響を与える要因の一つは照明です。夜、自宅での照明によって睡眠の質が左右されてしまいます。
ですから、ダイエット効果を高めるためにも、睡眠の質を上げる照明の選び方が大切なのです。
■睡眠の質を上げる照明の選び方2つのポイント
睡眠の質を上げる照明の選び方は主に二つ。照明の明るさと照明の色。
睡眠の質を最も高める照明の選び方のポイントを解説します。
部屋の広さに合った照明を選ぶ
睡眠の質を上げるためには部屋の広さに合った照明を選ぶようにしましょう。明るすぎる照明は覚醒作用があり、睡眠の質を低下させるからです。
睡眠の質を高めるためのポイントはメラトニンというホルモン分泌が鍵。メラトニンは催眠作用があり十分な量が分泌されることでスムーズに眠りにつくことができます。
メラトニンは体内リズムをコントロールするホルモンでもあり、夕方以降に分泌量が増加し深夜にピークになります。しかし、夜に明るい光を浴びると、メラトニンの分泌量が低下。睡眠の質を低下させることにつながるのです。ですから夜に自室で明るすぎる光を浴びるのは気をつけなければいけません。
主にお部屋の照明はシーリングライトになると思いますが、かならず部屋の広さに見合ったサイズを選ぶようにしましょう。8畳の部屋であれば、8畳サイズの商品を選ぶことが大切。それくらいであればメラトニンの分泌を妨げることはほぼありません。
実際にはそれよりも少しだけ暗めの照明が理想的です。明るさを招請できるシーリングライトを購入するなど、夜の活動の妨げにならない程度の明るさのライトを選びましょう。
「大は小を兼ねる」という発想で大きめの照明を選ぶと、部屋に対して光が明るくなりすぎてしまうことがあります。明るさを調整できれば問題ありませんが、調整自体が手間です。毎日行うことですから、手間がかからない方法を選びましょう。
リビングや寝室は電球色を選ぶ
睡眠の質に影響を与えるのは明るさだけでなく、光の色も関係します。睡眠に最も悪影響が少ない色は電球色。オレンジ色の光です。
照明の色は一般的に昼光色・昼白色・温白色・電球色の4種類があります。
昼光色は青みがかかった白い光の色で、電球色はオレンジがかった暖かい色の光り。昼白色と温白色はその間になります。
光の色はメラトニンの分泌にも影響を与え、昼光色や昼白色などの白っぽい光はメラトニンの分泌量を低下させます。一方で、オレンジかかった電球色側の色は、メラトニン分泌に悪影響を与えません。
日中に活動するのであれば、覚醒が促される昼光色や昼白色が良い一方、夜に自宅でリラックスルする場合は、オレンジ色の温白色・電球色を選ぶと睡眠の質を悪化させないため、自宅でリラックスする部屋では温白色・電球色を選ぶと良いでしょう。
睡眠はダイエットに大きな影響がありますが、その睡眠を左右するのが夜間の照明の選び方です。ここを間違えると睡眠の質を悪化させて食欲増加、脂肪燃焼効果低下に繋がります。効果的にダイエットを進めるためにも部屋の照明の選び方を見直してみましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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