老け見え肌が激変！？40・50代がするべき角質ケア

「肌がくすんで見える」「化粧のノリが良くない」「肌がごわつく」と感じたら、それはもしかしたら“角質”が原因かもしれません。夏の疲れが溜まった秋の肌は、角質が厚くなりがちです。

肌育美容家の筆者が、40・50代が取り入れるべき角質ケアをご紹介します。

■角質ケアをしないとどうなるの？

角質は、肌を外的ダメージから守り肌内部の水分を蒸散させないために大切な存在です。ですが、年齢を重ねた肌は代謝が悪くなりやすく、不要な角質が剥がれ落ちずに堆積してしまうことがあります。

これがひどくなると“角質肥厚”という状態になりゴワつきが解消されず、せっかく行ったスキンケアが無駄となってしまいます。

秋は気温が下がり特に血行が悪くなりやすいので、角質も溜まりがち。なので、「溜まった角質をとる作業」と「不要な角質を溜めない肌作り」の2ステップが肝心です。

■根気よく角質ケアを続けることが大切

若い頃と違い、ゴマージュやスクラブなどで一気にケアしようとすると、かえって肌を傷づけてしまうこともあります。なので、40・50代の角質ケアは、やさしく行うことが大前提です。

やさしいケアを毎日行って古い角質を取り除き、新しい肌が生まれやすい環境に整えていきましょう。

■40・50代が取り入れるべき角質ケア

拭き取り化粧水でコツコツケアを

ゴシゴシとこすらないケアをするには、拭き取り化粧水がおすすめです。

洗顔後、コットンがヒタヒタになるくらい化粧水を浸して、くるくると拭き取りましょう。「AHA（フルーツ酸）」や「レチノール」が低濃度入っているものがおすすめです。

初めのうちはコットンが少し黄色や茶色になる場合がありますが、それは不要な汚れや古い角質です。毎晩ケアをするうちに汚れが目立たなくなれば、1週間から10日ほどの間隔を空けてOKです。

筆者おすすめアイテム

グラマティカル ローション0.01／グラマティカル

イオンで買い物する際のついでに買える、グラマティカルのレチノールローション。

刺激の少ない濃度0.01％で、穏やかに古い角質をオフします。
（100ml　税込価格2,200円）

ピーリングジェルでやさしくケア

ゴマージュやスクラブと違い、粒が入っていないピーリングジェルは肌を直接刺激しません。肌にくるくるすること出てくるものは、「カルボマー」という高分子ポリマーです。角質が剥がれ落ちているわけではないので安心してください。

ピーリングジェルは穏やかに肌の上をすべり、摩擦を与えずに古い角質を取り去ります。ぬれた肌では、古い角質を絡めとる効果が薄れてしまうので乾いた肌に使いましょう。

筆者おすすめアイテム

DETクリア ブライト&ピール ピーリングジェリー＜炭タイプ＞／明色化粧品

ぬれた手でも使えるピーリングジェリー。「果実AHA」や「植物BHA」が配合されているので、肌にやさしい角質オフが叶います。

筆者は週に1度使って、何度もリピートしています。無香料、フルーツの香り、炭タイプなど、気分に合わせて選べるのも好印象です。
（180ml　税込価格1,430円）

炭酸パックで肌の底力をアップ

40・50代で古い角質が溜まりやすくなるのは、ターンオーバーの乱れや血行不良が原因な場合もあります。

炭酸パックに含まれる「炭酸ガス」は、血行を促進し肌をワントーン明るくする効果が期待できます。角質が溜まる前に、ターンオーバーが整うスキンケアを心がけることも大切です。

筆者おすすめアイテム

メディプローラー CO2ジェルマスク プレミアム 6回分／メディオン

炭酸パックのパイオニア「メディプローラー」から新発売されたアイテムです。レギュラータイプよりも炭酸発生量が40％もアップしました。

40・50代の肌には、2週間から1ヶ月に一度の贅沢パックで肌を労ってあげることも大切です。筆者は、1回の使用でも肌の柔らかさを感じることができました。
（税込価格12,210円）

ビタミンC美容液で毎日のくすみをオフ

スキンケアのオールラウンダー「ビタミンC」。“メラニンの生成を抑える”“ターンオーバーを整える”“毛穴を引き締める”などの作用がありますが、角質ケアもそのひとつです。

筆者おすすめアイテム

ケアナボーテ VC10濃美容液／明色化粧品

「ピュアビタミンC」を10％配合しています。毛穴の悩みだけではなく古い角質によるくすみもケアし、明るい素肌に整えます。

水溶性ビタミンCはサラリとした使い心地でベタつかず、毎日のスキンケアの邪魔をしません。1本使い終わる頃には、ワントーンアップした顔色に導いてくれるでしょう。
（30ml　税込価格1,980円）

若い頃と比べて40・50代の肌はくすみがち。ですが、古い角質をきちんとオフすれば、透明感のある肌を目指せます。また、炭酸やビタミンCなどを日常に取り入れて、角質が溜まりにくい肌作りも励んでみてください。

（肌育美容家　今泉　まいこ）