スッキリ美腸になれる!ほうれん草の食べ方
つやプラ / 2022年11月25日 12時0分
ほうれん草が旬を迎える季節となりました。冬野菜であるほうれん草は、旬のこれからの季節、甘みも栄養もまして、ぐっと美味しくなります。
ほうれん草は、ヨーロッパでは「胃腸のほうき」とも呼ばれ、便秘の時に食べるとよいとされています。
美容と健康に役立つ食スタイルを提案して18年の美養フードクリエイターである筆者が、美味しく食べて美腸になれるほうれん草の摂り方をご紹介します。
■ほうれん草で美腸になれる理由
ほうれん草は、不溶性食物繊維が豊富に含まれた野菜です。
同じような葉物である小松菜の1.5倍の食物繊維が含まれていて、100gで2.8gの食物繊維を摂ることができます。
ほうれん草の食物繊維の2/3は不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は、腸内で水分を吸って膨らみ、腸の動きを刺激する働きがあります。
日頃から小食で便秘がちな方、野菜や果物をあまり好まず食物繊維不足の方におすすめです。
また、東洋医学でも、ほうれん草は、胃や大腸に働きかける食材とされています。
血液などの体液を補い、身体に潤いを与える働きのある食材とされていますから、乾燥が気になるこれからの季節に適した食材です。
■ほうれん草の美腸作用UPの食べ方
有用菌をプラスする
美腸のために食物繊維と一緒に摂りたいのが、乳酸菌などの有用菌です。
食べ物から摂った有用菌は腸内に棲みつくことはできませんが、腸にとどまっている間は、すでに棲みついている善玉菌の働きをサポートします。
ですから、腸の動きを刺激する不溶性食物繊維と合わせてとることで、さらなる美腸作用が期待できます。
ほうれん草にかけるドレッシングに、ヨーグルトや味噌を加えれば、手軽に有用菌とほうれん草を一緒に摂ることができますよ。
オリーブオイルと一緒に食べる
ほうれん草の濃い緑色のもとでもあるβカロテンは、脂溶性のため、油と一緒に摂ることで身体への吸収が高まります。
βカロテンは、粘膜の健康を守り、ウィルスや細菌が体内に入るのを防ぐ働きがあるほか、抗酸化力もあります。
せっかくほうれん草を食べるのであれば、美腸だけでなく身体全体の健康のため、βカロテンが吸収されやすいように、オリーブオイルなどの良質のオイルと一緒に食べるとよいでしょう。
寒くなるにつれ甘みの増してくるほうれん草。旬の美味しいほうれん草で美腸を作りたいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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