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「つけ置き洗い」でバイ菌だらけ!?菌を増やさないコツ3つ

つやプラ / 2016年5月24日 19時30分

これからの季節、気になるのが食中毒です。ご家族の健康のためにも、キッチンを清潔に保つことは欠かせませんよね。まな板や包丁はもちろんですが、食器洗いにも気を使っていますか? 特に注意したいのが「つけ置き洗い」です。節水のつもりが、細菌だらけの水に食器をつけているかもしれませんよ!

■つけ置き洗いで細菌が増殖しやすくなる条件3つ

エフシージー総合研究所によれば、日常的につけ置きに使っている洗い桶の水には約400万個の細菌が存在し、そこに新たな食器をつけ置きすると、8時間後には1800万個までに増殖したという調査結果もあるそうです。これからの季節、長時間のつけ置き洗いには、細菌が繁殖しやすい条件が揃います。

(1)湿度

食中毒の原因となる細菌は、高温多湿を好み、とくに温度25℃以上、湿度70%以上で増殖が活発になるのだそうです。これからの季節は細菌が繁殖するのに最適な温度と湿度で、使用後のお皿にも細菌が付着しやすい状態が続きます。

(2)エサ

食後の食器には食べカスが残っているため、細菌にとっては繁殖するのに絶好の環境です。

(3)温度

細菌が最も活発に繁殖するのは20℃~50℃と言われていますが、10℃以上になると急激に繁殖を始めるそうです。室温が、20℃以上になるこれからの季節は、水温も10℃を超えます。そのため、つけ置くことで細菌が繁殖するのに最適な条件が揃います。

■つけ置き洗いで注意したいポイント3つ

(1)食べカスを流す

エサとなる食べカスを、一度しっかり流してからつけ置きしましょう。

(2)なるべく1時間以内に洗う

細菌が増殖を始めるには、1時間程度の時間が必要といわれています。例えばつけ置きして30分後には洗うなど、できれば細菌が繁殖する1時間以内に洗いきるのがベストといえそうですね。

(3)つけ置き用の洗い桶を除菌する

つけ置き用の洗い桶(ウォッシュタブ)には、細菌が常在しやすいそうですから、使った後は除菌する習慣をつけましょう。

細菌は、65℃以上の高温でなければ死滅しないそうですから、通常のお湯で洗った程度では取りきれない場合もあります。細菌だらけの水に食器をつけることにならないよう、これからの季節は特に注意したいですね。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)

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