日常に支障も?40・50代が注意すべきかかと割れ&対策
つやプラ / 2024年2月5日 19時30分
![日常に支障も?40・50代が注意すべきかかと割れ&対策](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/lar/lar_541076_0-small.jpg)
「かかと割れ」は見た目の問題だけでなく、日常生活にも支障をきたす可能性があります。
エステティシャン歴20年の筆者が、かかと割れの原因と、早めの対策方法についてご紹介します。
■かかと割れとは
「かかと割れ」とは、かかとの皮膚が乾燥や摩擦などによって硬くなり、ひび割れる状態のことです。
かかと割れは見た目が悪いだけでなく、痛みや出血、傷口から雑菌が入るなどのリスクもあります。
特に40・50代になると、皮膚の水分や弾力が低下し、かかと割れが起こりやすくなります。
また、かかと割れは足の血行や姿勢にも影響し、腰痛や膝痛などの原因にもなる可能性があります。
そのため、かかと割れは早めに対策をする必要があります。
■かかと割れの原因
かかと割れの原因はさまざまですが、主なものは以下の通りです。
(1)乾燥
かかとは皮脂腺がなく、水分を保持しにくい部位です。したがって、乾燥しやすく、皮膚の弾力が失われ、ひび割れやすくなります。
また、冬場など乾燥した環境にさらされることで、かかとの皮膚が乾燥し皮膚のバリア機能が低下し、ひび割れやすくなることが少なくありません。
(2)角質の蓄積
かかとは体重を支えるために、角層が厚くなりやすいです。加えて、ターンオーバーが遅いために、古い角質が溜まりやすくなります。
角質が厚く硬くなると、ひび割れやすくなることも。
たとえば、長期間にわたり適切なフットケアがない場合、かかとの皮膚が厚く硬くなり、割れやすい状態になることもあるでしょう。
(3)摩擦・圧力
適切な靴を履かない、または足裏に過度な圧力がかかると、かかとに摩擦や圧力がかかります。
これが繰り返されると、皮膚が硬くなったり傷ついたりすることによって、かかとがひび割れやすくなるのです。
たとえば、靴のサイズや形が合わないと、かかとにフィットしなかったり、かかとが浮いたりして、かかとに余計な摩擦や圧力がかかります。
また、サンダルは裸足で履くことが多いので、足裏に刺激を受けやすくなることも。
太りすぎや妊娠などで体重が増えると、かかとにかかる負担も増えます。
■かかと割れの対策
かかと割れを防ぐためには、以下の対策が有効です。
(1)保湿
かかとの皮膚を乾燥から守るために、毎日保湿クリームやオイルなどを塗りましょう。
特に入浴後や就寝前に保湿すると効果的です。
また、保湿ソックスやかかとカバーなどを着用すると、保湿効果が持続します。
(2)角質ケア
かかとの硬くなった角質を定期的に除去することも大切です。角質を放置すると、ひび割れやすくなるでしょう。
角質ケアには、角質削りやピーリングなどの道具や化粧品を使う方法が効果的です。
また、お湯などで柔らかくしてから、タオルやスポンジなどでこすり落とす方法もあります。
ただし、角質ケアは週に1~2回程度にしましょう。やりすぎると、皮膚を傷つけたり、逆に角質が増えたりする可能性があります。
(3)靴選び
かかとに負担をかけない靴を選ぶことも重要です。靴は自分の足に合ったサイズや形を選びましょう。
また、かかとが露出する靴やヒールの高い靴は、なるべく避けましょう。
靴の中にかかとパッドやクッションなどを入れると、かかとにかかる衝撃や摩擦を和らげることができます。
(4)食生活
かかと割れの予防には、食生活も影響します。かかとの皮膚を健康に保つためには、水分やビタミン、ミネラルなどの栄養素が必要です。
特に、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などは、皮膚の再生や保湿に効果を発揮してくれるでしょう。
これらの栄養素を含む食品としては、にんじん、かぼちゃ、トマト、柑橘類、ナッツ、卵、牛乳、海藻などがあります。
以上の食品をバランスよく摂り、かかと割れを予防しましょう。
なお、体重の重さが問題でかかと割れを起こしている場合は、ダイエットの必要があるかもしれません。しかし、減量の必要がある場合は、無理のない範囲で行いましょう。
かかと割れは見た目だけでなく、健康にも影響する可能性があるので、早めに対策をしましょう。ここで紹介した対策を続けることで、かかとの皮膚を健康に保ち、かかと割れを防ぐことができます。一年を通してかかとの正しい角質ケアを行い、ツルツルのかかとを目指してくださいね。
(エステティシャン・アロマ師 生出 和恵)
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