効果が台無しに!?納豆の残念すぎる食べ方5つ
つやプラ / 2024年2月6日 12時0分
![効果が台無しに!?納豆の残念すぎる食べ方5つ](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/lar/lar_543035_0-small.jpg)
「納豆」は、健康効果が高い食材として知られていますよね。せっかく身体に良い影響をもたらすのなら、効果的な方法で食べたいところ。
管理栄養士の筆者が、納豆の健康効果を台無しにしてしまうNGな食べ方をご紹介します。
■40・50代に嬉しい納豆の健康効果
納豆の原材料は大豆であるため、「大豆イソフラボン」や「大豆サポニン」などの栄養成分が含まれています。
イソフラボンは更年期女性の不調対策に役立ち、大豆サポニンは肥満を予防する効果が期待できるといわれています。
また、「ナットウキナーゼ」という酵素が含まれているのも納豆の特徴です。
ナットウキナーゼには血液をサラサラにする働きがあるため、体調管理をはじめ、美容・健康に役立つといわれています。
納豆でエイジングケア
納豆にはエイジングケア効果が期待できるということをご存知でしょうか。
細胞の代謝に欠かせない「ポリアミン」という成分は、加齢とともに体内で作られる量が減ってしまいます。
納豆には、発酵によって生成されるポリアミンが含まれているのだそう。そのため、納豆を食べることでエイジングケア効果が期待できます。
このように、納豆にはつやプラ世代に嬉しいさまざまな美容・健康効果が期待できます。
ここからは、そんな納豆の健康効果が得られなくなってしまう食べ方をご紹介します。納豆を食べるときの参考にしてみてください。
■納豆の残念な食べ方5つ
(1)70度以上で加熱する
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は熱に弱い性質があるため、70度以上で加熱すると失活してしまうのだそう。
納豆を熱い味噌汁に入れたり、おやきにしたりする場合には要注意です。
(2)毎回、生卵と一緒に食べる
納豆には「ビオチン」という栄養成分が含まれています。
ビオチンは、皮膚や粘膜を健康に保つ働きや糖質の代謝をサポートする働きがある「ビタミンB群」の一種です。
生の卵白に含まれる「アビジン」という成分はビオチンの吸収を妨げてしまうため、生卵と納豆はなるべく一緒に食べない方が、ビオチンの効果を得られるでしょう。
ただし、ビオチンは魚介類や豆類、野菜などのさまざまな食品に含まれており、体内でも合成されることから欠乏しにくいです。
そのため、毎回のように生卵と納豆を一緒に食べていなければ問題ないでしょう。
アビジンは加熱すると不活性化するため、食べ合わせが気になる場合は、目玉焼きやスクランブルエッグなどにすると安心して食べることができます。
(3)ひきわり納豆ばかり食べる
ひきわり納豆は、一般的な納豆よりも「食物繊維」の含有量が少ないといわれています。それは、乾燥した丸大豆をひき割り、皮を取り除いているからなのだそう。
納豆は、善玉菌である「納豆菌(プロバイオティクス)」が含まれているうえ、「食物繊維(プレバイオティクス)」も含まれているため、腸活効果が高い食材です。
腸活のために納豆を食べるという方は、ひきわり納豆よりも一般的な納豆を食べると、より効果が狙えるでしょう。
(4)納豆だけで食べる
前述した通り、納豆にはプロバイオティクスである「納豆菌」が豊富に含まれています。
プロバイオティクスとプレバイオティクスを同時に摂取することで得られる効果のことを、“シンバイオティクス効果”と呼び、腸活効果が最大限に得られるのだそう。
納豆にはプレバイオティクスである「食物繊維」も含まれていますが、めかぶや玉ねぎなどのプレバイオティクスを含む食材を組み合わせと、さらに高い効果が期待できますよ。
(5)たまにしか納豆を食べない
個人差はありますが、腸内環境が変化するには2週間~3ヶ月ほどかかるといわれています。
そのため、たまにしか納豆を食べないという方は、腸活による体調の変化を感じにくい場合があります。
腸内フローラは毎日の食事の影響を大きく受けるため、腸活効果を得るためには、毎日コツコツ納豆を食べることをおすすめします。
つやプラ世代に嬉しいさまざまな健康効果をもつ「納豆」。その健康効果を損わず、効率良く&効果的に納豆を食べられると嬉しいですよね。
まずは、普段の納豆の食べ方を振り返ってみてください。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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