甘くても太りにくい!痩せたい人におすすめな和菓子4つ
つやプラ / 2024年3月19日 12時0分
ダイエット中でも、甘いものは食べたくなりますよね。
甘いものを食べると心も満たされるため、ダイエットによるストレスも減らせるでしょう。
管理栄養士の筆者が、甘くても太りにくい和菓子を4つご紹介します。
■和菓子がダイエットの味方である理由
甘いおやつの中でも、和菓子は以下のような理由でダイエット中におすすめです。
・食物繊維が豊富な豆類が使われている(あんこ・きな粉等)
・豆類が使われている和菓子にはタンパク質が多く、腹持ちが良い
・バターやチョコレート、生クリームなどを原材料にあまり使わないため、低カロリー・低脂質
とはいえ、和菓子にも砂糖などの血糖値を上げる原材料が使われているため、なるべく太りにくいものを選びたいところです。
■痩せたい人におすすめの和菓子4つ
ダイエット中に、特におすすめの和菓子をご紹介します。
(1)水ようかん
水ようかんは、あんこと砂糖が原材料の和菓子です。
あんこには小豆由来の食物繊維が含まれるため、血糖値上昇抑制や便秘改善に役立ち、ダイエットにも効果的です。
また、ようかんの中でも水分量が多いため、満腹感を得やすく、糖質量が低いのも嬉しいポイントといえます。
市販の水ようかんの中には、個包装で一口サイズのものもあるため、食べ過ぎを防ぎたい方はチェックしてみてください。
(2)寒天ゼリー
寒天ゼリーに使われる寒天は、海藻が原料であるため、水溶性食物繊維を多く含んでいます。
水溶性食物繊維は、食後の血糖値上昇を抑える働きや、排便を促して便秘を改善する働きがあります。
過剰なインスリン分泌を防ぎ、スムーズな排便によって代謝が上がるため、痩せ体質に近づくことができます。
また、水溶性食物繊維は体内で水と混ざると溶けてゲル状になりかさが増え、長時間満腹感が得られることも、ダイエット中におすすめである理由の一つです。
ダイエット中にゼリーを食べる場合は、原材料をチェックして、寒天が使われているものを選びましょう。
(3)よもぎ餅
よもぎには、不溶性食物繊維や鉄が多く含まれており、便秘改善作用や血行を改善する作用が期待できます。
便秘が改善されると、栄養素の消化・吸収や老廃物の排出がスムーズに行われるため、代謝が上がります。
また、血行が改善されると、細胞に十分な酸素や栄養素が行き渡りやすくなるため、代謝が上がるといわれています。
このように、よもぎ餅にはダイエットに役立つ栄養素が多く含まれていることが分かりますね。
ただし、ダイエットに役立つ栄養素が多いとはいえ、餅であることに変わりはないため、食べ過ぎには注意しましょう。
一日の中でも活動量が多い日中に食べると太りにくく腹持ちが良いため、効率よく活動できるのでおすすめです。
(4)あんみつ
あんみつは、食べ方や選び方によってはダイエットの味方になる和菓子です。
あんこには、小豆由来の食物繊維だけでなく「サポニン」も含まれています。
サポニンは、腸内で吸収した糖と脂肪が結びつくのを防ぎ、脂肪の蓄積を抑える働きがあるため、ダイエットに役立ちます。
また、寒天にも食物繊維が豊富なため、便秘改善&代謝UP作用が期待できます。
さらに、みかんやさくらんぼなどのフルーツには、ビタミンCやポリフェノール、鉄などの栄養素が含まれており、美容にも効果的ですよ。
あんこは食べ過ぎると糖質を過剰に摂取することになり、逆に太ってしまうため、食べ過ぎはNGです。
大さじのスプーンに2杯程度=約100kcal前後までにしておくと、あんみつ全てを食べてもダイエットに大きな影響を与えないと考えられるため、参考にしてくださいね。
■和菓子を食べるときは温かい緑茶も一緒に!
和菓子を食べるときには、「温かい緑茶」を一緒に飲むことをおすすめします。
温かい飲み物を飲みながら食事をすると、食事に時間がかかるため、早食いを防止できます。
さらに、緑茶に含まれる「カテキン」には、血糖値上昇を抑える働きや体脂肪を減少させる働きがあり、ダイエットをサポートしてくれます。
カテキンは80度以上のお湯で抽出されやすくなるため、ペットボトルよりも急須で淹れる緑茶のほうが痩せるのには役立ちます。
時間があるときはぜひ、温かい緑茶を淹れて和菓子を楽しんでくださいね。
ダイエットにストレスは禁物です。ストレスが溜まると急に甘いものを欲したり暴飲暴食してしまったりと、せっかくの努力が水の泡になってしまうことがあります。太りにくい和菓子を選んで、体にも心にも無理がないダイエットを意識できると良いですね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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