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歯科衛生士が教える、ほうれい線をケアする歯肉マッサージ法

つやプラ / 2017年3月5日 20時30分

 顔の筋肉を動かしたり、エステにいったり…頑張ってもなかなか消えないほうれい線。そんな気になるほうれい線をバスタイムでケアしてみませんか? 歯肉マッサージのプロが、リラックス効果・唾液分泌アップ・全身のツボも刺激できる歯茎マッサージの秘訣とコツを公開します!

■筋肉を外側と内側から触れるのは口腔だけ

へこんでいる溝(ほうれい線)を外側(皮膚の上)からマッサージするだけではなく、口の中からマッサージできたら一石二鳥だと思いませんか? また、歯の根っこの部分には全身のツボが分布されていると言われています。足裏のツボと同じように、口の中にもツボがあるのです。リンパも流せて、筋肉にもアプローチ、さらにツボまで押せる歯肉マッサージをマスターしてみませんか?

マッサージには専用ジェルを使用しましょう

各メーカーから様々な種類のジェルが販売されているので検索してくださいね。保湿剤が入っていたり、天然成分やアロマ成分が効いていたり、女性ホルモンに影響する香りはバラがおすすめ。皆さんの好みやお口の状態でジェルを選ぶのも楽しいですよ!

人差し指の指の腹を使って優しくマッサージ

口の粘膜や歯茎はとてもデリケート。爪で粘膜・傷つけないようにしてください。手は清潔に洗ってから。口の中に痛みや治療中の歯があるなどの際はマッサージは行わないほうがいいでしょう。力加減は小鳥を軽くなでる程度の優しい力で行います。

左側から始めるのがベスト

上下どちらからでも構いませんが、血流の関係から左側から行う方がいいでしょう。利き手の人差し指に専用ジェルを適宜出してマッサージをスタート。冬はジェルが冷たいので知覚過敏がある方は両手人差し指でクルクルとジェルを馴染ませると冷たさが緩和されます。

縦長に大きくゆっくり・小さくクルクルとリズミカルに

赤いラインの様に奥歯から前歯に向かってゆっくりと縦長の楕円を描くようにマッサージをします。反対側も同じく奥歯から前歯に向かってマッサージをしていきます。左右で1回×3(程度)

黄色のラインのように前歯の部分だけをマッサージします。小さな円を描くようにリズミカルにクルクルと回します。同様に下の前歯もクルクルとマッサージ。上下で1回×3(程度)

指の腹で歯茎を指圧します

歯と歯の間や歯の付け根あたりをゆっくり一か所3~5秒程度指圧を行います。指の腹を使い、決して爪で押さないようにしてくださいね。ツボ押しの力はマシュマロを軽くプニプニして潰れる程度の弱い力です。

上下で1回×2(程度)

■ほうれい線マッサージ

ほうれい線にあたる部分に指の腹を当てます。そのまま指の腹を使ってほうれい線を持ち上げます。人によっては3回ほどほうれい線を持ち上げると血行がよくなり、ほうれい線部分の肌が赤くなる方もいます。力で押し上げると粘膜を傷つけてしまうので優しい力で軽く持ち上げるようにしましょう。

左右で1回×3~5回(程度)

※痛み・傷・治療中などの方はお控えください。

お口の中はとてもデリケートな部分です。やりすぎには注意してくださいね。
(歯科衛生士 上野清香)

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