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女度UP色=赤!TAKAKOさんに聞く脱おばさん化の心得

つやプラ / 2017年4月13日 10時30分

10代や20代の時は色々なメイクに挑戦していたのに、歳を重ねるにつれ、スタイルが固定化し自分らしさをのびのびと表現できていないと感じる女性も多いのでは? 結婚や出産、仕事における立場などライフスタイルが変化するなかでも、30代40代女性が大人の魅力を発揮する方法を、活動30周年を記念した美容本「TAKAKO THE BEAUTY BOOK」を上梓された、ビューティークリエイターのTAKAKOさんにお聞きしました。

■日本女性は“色気”を封印しがち!?

― 新刊の「TAKAKO THE BEAUTY BOOK」で提案されていた最新のクリエイションのなかでも、センシュアルなメイクやスタイルがとても魅力的で印象に残りました。大人の女性たちがセンシュアリティを表現するために気をつけることとは?

「本来、30代40代は“色気のビギナー”でこれからいくらでも魅力的になれる年代であるのに、日本女性は、色気を表現できていないと感じることが多いですね。欧米ではおばあちゃんでも色気があるのに、日本女性がいまいち色気を表現できないのは、抑圧的な文化的土壌も要因のひとつにあると思います。抑圧的な空気に負けて色気を失うと、おばさん化が進んでしまいます。大人の女性こそ、知性を磨きメイクやファッションの力を借りることで大人の色気を表現すべきですね」

■「赤」を纏わないとおばさん化が始まる!?

「日本の大人の女性たちを見ていて、特に気になるのが『赤』を身に着けない人が多いということ。インパクトの強いカラーと思われがちな『赤』は、上手に取り入れることで女性としての魅力を最も高めてくれる色です。クラシックな女優さんは、リップやネイル、ファッションのどこかに必ず『赤』を使っているもの。女性の色気が最もあらわれる唇と肌に、『赤』を使うのがおすすめです」

◇古来よりメイクは「赤」がキーカラーだった

「『赤』を使うことが苦手と感じる女性も多いようですが、実は『赤』は歴史的にも日本女性に似合う色なのです。江戸時代には、メイクの唯一の色味である『赤』を、高貴な女性ほど使いこなしていたことから、クリアレッドなのか青みレッドなのかなど『赤』の種類で女性のクラス感を表現できるほどでした。『赤』をなくして女と言えないほど、重要なカラーだったのです」

◇誰にでも似合う「赤」はある!

「そんな女性の歴史に欠かせない『赤』は、本来、日本人女性ととても相性が良いもの。誰にでも似合う『赤』があるはずなので、どんな『赤』が自分に似合うのか、日頃からトライして見つけ、味方につけることが大事です。『赤』をまとわなくなったときからおばさん化が始まると思って、トライしてみて!」

■日本女性に、今、必要なのは“美意識力”!

― TAKAKOさんの提案するセンシュアルメイクには、色気や女性らしさと同時に、知性や品を感じました。知性ある大人の色気を醸すにはどうしたら良いのでしょうか。

「知性や品をまとうには、普段から良い映画や美しい写真集を見たり、魅力的な音楽を聞くなど非日常の“美”に触れ、美意識を磨くことが大切です。美意識が高ければ、96歳のファッションアイコン、アイリス・アプフェルさんのように、何歳になっても世界中にメッセージを発信し続けることができます。
ヨガや料理、歌舞伎など“美”に関することならどんなことでも学び続けることで、生き生きとした感性が育つでしょう。また、海外に出て異文化やその土地の空気や人に触れることでも、センスは磨かれるのでおすすめです」

◇“おばさん”という呪縛を解いて「美意識力」を高めて

「30代40代の女性の色気や魅力は、肌やボディラインだけではありません。知性や美意識を高めることによって、それぞれの顔や体という“素材”の可能性をメイクやファッションで広げることができると思います。『もうおばさんだから』という自分自身にかける呪縛を解いて『美意識力』を高めることが、これからの日本の女性にとって重要なポイントだと言えますね」

■多忙な30代40代女性こそ、自分への投資を惜しまず学び続けて

― 最後に、LARのユーザーへメッセージをお願いします。

「仕事にプライベートに忙しい年代だからこそ、自分の軸となるような“学び”の機会を持ち続けることが大切だと、私自身の多忙な30代を振り返って思います。好きなことを学び続けることで、抑圧的な社会の空気や忙しさにも負けずに輝くことができると思うから。自分への投資を惜しまず、メイクやファッションの力を味方につけて、歳を重ねてもそれぞれの魅力を開花させて欲しいですね」

知性や美意識を磨き続けることで、女性としての魅力の幅が広がり、さらに自分を好きになれると気付かされたインタビューでした。これからの出会いの季節、自分に合った「赤」を使ったメイクやファッションで大人の色気を表現してみては。(LAR編集部)

《profile》TAKAKO

18歳よりロンドンやニューヨークのカルチャー最前線でヘアメイクアップアーティストとして活躍。帰国後は「愛されメイク」の第一人者として音楽業界をはじめ、雑誌・TV・ラジオなど活躍の場を広げ、数多くの著名人のヘアメイクを手がける。現在では政界、芸能など各界の著名人、また世界のセレブやスーパーモデルのヘアメイクなど、幅広くヘアメイクを担当する一方、美容学校の生徒育成、講演、プライベートメイク塾「姫塾」の開催、世界にも通用するコスメプロデュースなど、その活躍の場はさらに広がっている。これまでにのべ10万人以上にメイクを提案。ファーストレディとともに美を提案するイベント企画を行うほか、美容に関する書籍も多数出版し、ビューティークリエイターとしてますます活躍中。
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TAKAKO THE BEAUTY BOOK

10代でNYに渡りモード誌等で活躍。帰国後も数多くの有名女優、モデルのメイクを手がけ、近年では政財界のセレブリティからもオファーの絶えないTAKAKO氏。同じく世界的なクリエイターであるデザイナーKEITA MARUYAMA氏、フォトグラファー下村一喜氏とのコラボレーション作品を始め、フィロソフィ、直筆メッセージイラストなど、彼女の描く「美」の世界の集大成本ともいえる一冊。

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