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PA+の意味は?「日焼け止め」の塗り直しのタイミングとは

つやプラ / 2017年6月23日 20時30分

梅雨が明けるといよいよ夏本番! 美肌を守るために、紫外線対策はもはや1年中が当たり前ですが、こまめに日焼け止めを塗り直していますか?

日焼け止めの表記を理解すると、塗り直しは必須ということが分かります。これからの季節に向けて、紫外線対策を見直してみましょう。

■PAには持続時間の表記がない!?

紫外線にはA波とB波があり、A波は主に皮膚のシワ・たるみ、B波はシミ・そばかすの原因になることは多くの方がご存じですよね。A波をカットする値はPA+と表示され、プラスの数が多いとそれだけA波をカットする力が強くなります。

A波は防御力、B波は持続時間

一方B波のカットはSPF30・50など数字で表記されます。B波を浴びてから、日焼けするまで個人差はありますが約15~20分と言われています。例えばSPF30なら、15分×(SPF)30=450分(7時間半)B波をカットできるということ。B波の持続時間=A波の効果時間ではないのです。あくまでもA波は防御する力を表記しているのであって、持続時間の表記はないということを覚えておきましょう。

■A波カットに持続時間を表記できないワケ

A波が影響を及ぼす皮膚のシワ・たるみは数時間でできるものではなく、年数が経過して出てくるものなので時間計算ができません。B波は紫外線を浴びて肌が赤くなる時間をもとに計測されていて、症状がすぐ表れるので時間表記ができますが、長年にわたってできるシワ・たるみに対するA波は時間表記ができないのです。それゆえに、A波は防御力を表記しています。

■使用量を正確に

日焼け止めはSPF・PAともに皮膚1㎠あたりの効果を表記しています。人間の顔の大きさから考えると、日焼け止めの一回分は500円玉の大きさの量が目安になりますが、個人差もありますので適度に調節してみてください。メーカーが提示している防御力・持続時間の効果を得るためにも使用方法や使用量はきちんと読みましょう。

■賢く日焼け対策

A波が時間明記ではないことを考慮すると、日焼け止めの塗り直しはB波のSPFの表記時間よりも早めに対策したほうが良いと思われます。パウダーやスプレーなどを上手に取り入れたり、思い切って洗顔して下地からメイクをやり直すのもいいかもしれません。

美肌に欠かせないビタミンCやミネラルは汗で失われてしまいます。日焼け止めを正しく使い、生活を見直して万全な状態で夏を迎えましょう。
(ナチュラルビューティー研究所代表/歯科衛生士 上野清香)

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