朝のホットアーモンドミルクで冷え対策!カラフルレシピ5つ
つやプラ / 2017年11月9日 19時30分
「第3のミルク」と呼ばれ、注目が集まるアーモンドミルク。スーパーなどでも見かける機会も増え、気になっている方も多いのでは。
「アーモンドミルク研究会」メンバーであり医学博士の井上浩義先生によるアーモンドの機能と、管理栄養士の柴田真希さんによる、見た目にも楽しいアーモンドミルクレシピをご紹介します。
■アーモンドの抗糖化&抗酸化作用に注目
アーモンドに豊富に含まれるビタミンEは、抗酸化作用を持つことが知られています。さらに、井上浩義先生の研究によると、1日25粒のアーモンドを半年間食べ続けることで、AGEs(終末糖化産物)が20%以上も減少したという結果が得られたそう。
抗糖化、抗酸化に良い影響を与えたと考えられる、アーモンドの特徴的な栄養成分は、次の5つ。
(1)食物繊維
(2)オレイン酸
(3)ビタミンE
(4)ポリフェノール
(5)ミネラル
食物のなかでもトップクラスの含有量を誇るビタミンEは、抗酸化作用のほかに、女性ホルモンの働きを調節したり、血流促進作用で冷え・肩こり改善効果が期待できます。また、オレイン酸が血糖値の急激な上昇をゆるやかに。
このことからも、アーモンドは、老化の要因のひとつとして挙げられる糖化と酸化にダブルでアプローチできる、アンチエイジングフードと言えそうです。
アーモンドの栄養を効果的に摂るなら「朝のホットアーモンドミルク」がおすすめ!
井上先生によると、アーモンドの豊富な栄養を効果的に摂取するには、粉砕して液体のアーモンドミルクにすることで、体への吸収率をさらにアップすることが出来るのだそう。おすすめの飲むタイミングは、朝、ホットアーモンドミルクとして摂取することで、栄養を摂取し冷え対策にも効果的とのこと。
■美肌や冷え対策に◎!「ホットアーモンドミルク」レシピ5つ
そのままでも美味しく栄養豊富なアーモンドミルクに、美肌や冷え対策に効果的な食べものをプラスした、秋冬におすすめのホットアーモンドミルクレシピを、管理栄養士の柴田真希さんにお聞きしました。
(1)デトックスに◎!ほうれん草のホットアーモンドミルク
ほうれん草には、食物繊維が豊富に含まれ便秘解消の効果が期待できます。βカロテンなどのファイトケミカルには抗酸化作用があり、体内で過剰に発生した活性酸素を除去する働きも。
材料(1人分)
茹でたほうれん草:20g
アーモンドミルク:200cc
きび砂糖やはちみつなどお好みで:適量
抹茶:適量
作り方
(下準備)ほうれん草をざく切りにし、下茹でしておく。
(1)アーモンドミルクとほうれん草、お好みで砂糖類を鍋に入れて温める。
(2)(1)をハンディミキサーにかけて、空気を入れながら撹拌する。
(3)コップに注ぎ、抹茶をお好みでかける。
(2)アンチエイジングにはブルーベリーのホットアーモンドミルクを
ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどのポリフェノールには、抗酸化作用が期待できます。ポリフェノールは水溶性のため、即効性があるものの作用が長続きしないため、こまめな摂取を。また、アントシアニンは目のケアにも役立つためパソコンやスマホをよく見る人にもおすすめです。
材料
ブルーベリー(生):30g
アーモンドミルク:200cc
きび砂糖やはちみつなどお好みで:適量
マキベリーパウダー:お好みで
作り方
(1)アーモンドミルクとブルーベリー、お好みで砂糖類を鍋に入れて温める。
(2)(1)をハンディミキサーにかけて、空気を入れながら撹拌する。
(3)コップに注ぎ、マキベリーパウダーをお好みでかける。
(3)美肌に◎!いちごのホットアーモンドミルク
いちごに含まれるビタミンAやビタミンCは、抗酸化作用がありお肌の調子を整えてくれます。ビタミンEが豊富なアーモンドミルクと組み合わせるとその効果がさらにアップ! いちごにはカリウムも含まれ、むくみ防止にも。
材料
いちご:3個(約50g)
アーモンドミルク:200cc
きび砂糖やはちみつなどお好みで:適量
ピタヤパウダー:お好みで
作り方
(1)アーモンドミルクといちご、お好みで砂糖類を鍋に入れて温める。
(2)(1)をハンディミキサーにかけて、空気を入れながら撹拌する。
(3)コップに注ぎ、ピタヤパウダーをお好みでかける。
(4)免疫力アップには、かぼちゃのジンジャーホットアーモンドミルクを
かぼちゃに豊富に含まれるビタミンAは、皮膚やのど、鼻、肺などの粘膜を正常に保つ働きをするため、感染症を予防し免疫力を高めます。生姜に含まれるジンゲロールやショウガオールには、身体を温める作用が。
材料
茹でたかぼちゃ:50g
しょうが(すりおろし):小さじ1
アーモンドミルク:200cc
きび砂糖やはちみつなどお好みで:適量
シナモン:お好みで
作り方
(下準備)かぼちゃを小さめに切り、下茹でしておく。(電子レンジで加熱しても可)
(1)アーモンドミルクといちご、お好みで砂糖類を鍋に入れて温める。
(2)(1)をハンディミキサーにかけて、空気を入れながら撹拌する。
(3)コップに注ぎ、シナモンをお好みでかける。
(5)冷えに◎な黒ごまのホットアーモンドミルク
薬膳では、黒い食材は身体を温め冷えを改善し、寒さを乗り切る体作りにつながると言われています。特に黒ごまは、鉄、ポリフェノール、マグネシウム、食物繊維が豊富。ねりごまを使用することで、栄養の吸収がアップします。
材料
黒ねりごま:小さじ1
アーモンドミルク(加糖タイプ):200cc
アーモンドダイス:お好みで
作り方
(1)アーモンドミルクと黒ねりごまを鍋に入れて温める。
(2)(1)をハンディミキサーにかけて、空気を入れながら撹拌する。
(3)コップに注ぎ、アーモンド(ダイス)をお好みでかける。
乾燥や冷えが気になるこれからの季節、朝食にホットアーモンドミルクをプラスしてみては。(LAR編集部)
【監修者プロフィール】
井上浩義 先生
慶應義塾大学医学部教授医学博士、理学博士
九州大学理学部化学科卒業。同大学院理学研究科博士課程修了。専門は薬理学、原子力学、高分子化学。食と健康についての造詣が深く、企業や一般人向けのセミナーの講師を数多く務める。著書に『食べても痩せるアーモンドのダイエット力』 (小学館)、『アーモンドを食べるだけでみるみる若返る!』(扶桑社)など。
柴田真希 さん
管理栄養士、株式会社 エミッシュ代表
1981年、東京生まれ。女子栄養大学短期大学部卒業後、給食管理、栄養カウンセリング、食品の企画・開発・営業などの業務に携わり、独立。現在はお料理コーナーの番組出演をはじめ、各種媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーのコンサルティングや飲食店のメニュー開発、プロデュースなどを手がける。著書、セミナー講師実績など多数あり。
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