七草粥は伝統的「デトックス粥」だった!?効果UPの簡単レシピ
つやプラ / 2015年1月5日 12時0分
1月7日の朝に食べる「七草粥」。七草粥の歴史は古く、平安時代から行われていたそう。この一年無病息災を願い食べる七草粥ですが、お正月のご馳走で疲れた胃腸を休めるために食べる、とも言われています。七草は、生薬として使われる野草も含まれたデトックス粥のようですよ。
■「七草」の効果おさらい
(1)せり
「せり」は、日本原産の野菜。肝臓や大腸、小腸を労わり、身体に溜まった余分な熱や毒素を取り去る作用がある野菜とされています。お正月の食べ過ぎで、身体に溜まった余分なものをデトックスしてくれそう!
(2)なずな
ぺんぺん草とも呼ばれる「なずな」。若苗を食用にし、冬の貴重な野菜だったそう。抗酸化力の高いビタミンAやビタミンCが含まれ、エイジングケアに◎。
(3)ごぎょう
ハハコグサと呼ばれるキク科の植物。気管支炎や喉の痛み、皮膚炎に効果があるとされています。東洋医学では、「肺の華は肌」といわれ、気管支や喉、肺が健康であれば肌も美しくなると考えられているため、気管支や喉を労わることは、美肌を作ることに繋がるようです。
(4)はこべら
歯槽膿漏や、皮膚炎に外用として用いられた薬草。解毒や消炎作用がある他、利尿通便にも効果があると言われています。歯周病の原因となる細菌が歯茎から血管に入り込んで全身に回り、身体のトラブルの原因となることもあるそうですから、歯茎ケアも大切!
(5)ほとけのざ
コオニタビラコが正式名で、キク科の植物。胃を健康に保つ作用、整腸作用があるとされ、ご馳走疲れの胃腸を労わる野菜。
(6)すずな
「すずな」=かぶ。かぶは、消化を助け便秘の解消に役立つと言われています。大根と違うところは、身体を冷やさない食材ということ。冬になると便秘がちになるという冷え便秘の方には、大根よりもかぶがおすすめ。
(7)すずしろ
「すずしろ」は、大根のこと。こちらも、消化を助け便秘の解消にも役立つ食材。かぶと違い身体を冷やす作用があるため、食べ過ぎで身体にこもった余分な熱を取り去る作用もあり、お腹のガスやゲップが気になる方におすすめ。
本来は白米で作る七草粥ですが、水溶性食物繊維が豊富な大麦と、腸の働きをサポートするオレイン酸たっぷりのオリーブオイルで七草粥を作りましょう。
<作り方>
七草は、茹でて細かく刻みます。大麦でお粥を作って七草を加え、オリーブオイルをかけて出来上がり。
七草粥は、伝統的な儀式ですが、胃腸を良い状態に保つことは、余分なものを溜めこまない巡りの良い身体作りに欠かせない要素。七草粥を食べて、巡りの良い身体作りを祈願してみてはいかがでしょうか。
(美養フードクリエイター 岩田 麻奈未)
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