プロが選ぶ「音声メディア」おすすめのイヤホン・ヘッドホン6選

lifehacker / 2019年9月26日 20時0分

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聞くだけでニュースなどの情報収集や勉強、読書までできる「音声メディア」が、今注目を集めています。最大のポイントは、日常のスキマ時間を活用できること。

ジャンルも、インターネットラジオや声によるブログ、オーディオブックなど多岐に渡っていて、時間を有効活用したい忙しいビジネスパーソンにこそおすすめのメディアです。

今回は、そんな音声メディアを聞くのに相性のいいアイテムを、日本最大級のイヤホン・ヘッドホン専門店である「e☆イヤホン」の岡田卓也さんに教えてもらいました。

岡田さん(プロフィール)

岡田 卓也 (おかだ・たくや)さん

e☆イヤホンを運営する株式会社タイムマシン取締役兼株式会社TMネットワーク取締役副社長。イヤホンやヘッドホンを100機種以上所有し、TBSテレビ「マツコの知らない世界」に3回出演した「イヤホン王子」としても知られる。

プロが選ぶイヤホン・ヘッドホン6選

今回、岡田さんにはラジオやオーディオブックなど「音声メディア」ならではの幅広さを考慮いただき、「音声メディア」のメリットを最大限に引き出すイヤホンとヘッドホンを3機種ずつ厳選していただきました。

1. コスパ最強! 低域から高域までカバーする万能タイプ「final E2000」 final E2000 Photo: Yutaro Yamaguchi

日本のオーディオブランドfinal(ファイナル)の「E2000(実勢価格・3635円[税抜])」は、本体を小型化したことで、結果として音を鳴らすドライバーが鼓膜に近い位置に来るように装着できます。

ドライバーから出た音が鼓膜にダイレクトに伝わるため、クリアかつくっきりした音で、音声メディアを聞くのにぴったり。

低域から高域まで聞こえるまさに万能タイプです。

「『e☆イヤホン』のWebサイトではE2000について189名がレビューを書いていて、満足度が☆5つ(2019年9月)というのが実力の高さを表しています。

この実力でこの価格、かつ性別を問わないデザインも見逃せません」(岡田さん)

2. 周囲の音も聞こえる「ながら聞き」の傑作 「SONY SBH82DJP」 SONY SBH82DJP Photo: Yutaro Yamaguchi

ワイヤレス(Bluetooth)タイプのSONY「SBH82DJP(実勢価格・9879円[税抜])」は、自分の好きな音楽や音声メディアを聞きながら、同時に周りの音も聞くことができます。

その秘密は、耳をふさがないリング状のイヤーピースと、ドライバーから伸びた音導管により鼓膜に向かって直接音を飛ばす独自の構造にあります。

なんと、e☆イヤホンのオフィスで働くスタッフの多くが、このイヤホンをつけながら働いているのだとか。

25gという軽さで長時間つけていても疲れを感じさせず、「ながら聞き」に特化したイヤホンと言えるでしょう。

SONY SBH82DJPを装着したところ Photo: Yutaro Yamaguchi

「音漏れが少なく、オフィスで音楽や音声メディアを聞いていても、電話の着信や同僚の呼びかけに気づくことができます。

屋外でランニングするようなときにも、周囲の音が聞こえるので安全でおすすめです。」(岡田さん)

3. プロの仕様をこの価格で。音にこだわりたい人におすすめ「SENNHEISER IE 40 PRO」 SENNHEISER IE40PRO Photo: Yutaro Yamaguchi

SENNHEISER(ゼンハイザー)の「IE 40 PRO(実勢価格・1万1700円[税抜])」は、もともとステージで演奏している音を奏者自身がチェックするときなど、プロ用につくられたいわゆる「イヤーモニター(イヤモニ)」と呼ばれるタイプ。

音が細かく、奥行きを伴って聞こえるのが特長です。

たとえばライブ音源を聞いた場合に、ボーカル、ベース、ギターなどそれぞれの音に集中したり、気になるところを分析的に聞けるため、音にこだわりたい人も満足できるアイテム。

音声メディアであれば、話している人の声もBGMの音楽もそれぞれ楽しめると思います。

「SENNHEISERは、ヘッドホンでも定評あるドイツの老舗ブランドです。

通常、プロ用のアイテムは高額になりがちですが、IE 40 PROは1万円台で手に入ります。

IE 40 PROのようにイヤーピース(イヤーチップ)を耳穴に入れるカナル型は、周りの騒音を物理的に遮断してくれるので、屋外でのリスニングも集中できますよ」(岡田さん)

4. Bluetoothタイプのデビューに! 携帯性も抜群「JBL TUNE 500BT」 JBL TUNE 500BT Photo: Yutaro Yamaguchi

アメリカ、JBLの「TUNE 500BT(実勢価格・4391円[税抜])」は、音にヘッドホンならではの空気感があり、低域の聞こえが良い。ゆったり重みのある音が持ち味なので、オーディオブックの聴収にも向いています。

イヤーパッドを耳たぶに乗せるオンイヤータイプな上、軽量かつ折りたたみできるので持ち運びにも便利。

また、急速充電に対応しており、15分の充電で1時間の連続再生が可能。Bluetoothヘッドホンのデビュー機にも良さそうです。

「各社からさまざまなBluetoothヘッドホンが発売されていますが、TUNE 500BTは音質はもちろん本体の質感も高く、手に入れやすい価格で人気を集めています」(岡田さん)

5. 30年変わらない音を楽しめるモニターヘッドホンの代名詞「SONY MDR-CD900ST」 SONY MDR-CD900ST Photo: Yutaro Yamaguchi

1989年に誕生して以来、一度もモデルチェンジせずに販売され続けているヘッドホンSONY「MDR-CD900ST(実勢価格・1万3750円[税抜])」。デザインは無骨ですが、それこそが本物の証。

大きく重みがあるため、家の中で聞きたい人向けです。「音声メディア」を再生した場合、きちんと声がくっきりはっきり聞こえます。

ヘッドホンを構成するパーツが個別に販売されているので、もしケーブルが断線したりイヤーパッドが傷ついても、取り替えて長く使うことができます。

「音楽業界の標準機となっていて、どこのレコーディングスタジオにも置いてあります。

アーティストやラジオDJなどが、収録現場で聞いている音をそのまま聞きたい方におすすめです」(岡田さん)

6. 音にこだわる老舗スピーカーメーカーのヘッドホン「Bowers & Wilkins PX」 Bowers & Wilkins PX Photo: Yutaro Yamaguchi

Bowers & Wilkins(バウワース・アンド・ウィルキンス)「PX(実勢価格・4万5900円[税抜])」は、「B&W」として知られるイギリスの老舗スピーカーメーカーが開発したBluetoothヘッドホン。

音の空気感の出し方にこだわっていて、人がどこにいて、声が何に反響しているのかが分かるような音づくりです。

ノイズキャンセル機能もあり、アプリと連携させてノイズキャンセルレベルを「フライト」「シティ」「オフィス」と、シーンに合わせて選べます。

再生時間がノイズキャンセル機能OFFで連続29時間、ONで22時間というパワフルさもうれしい。

アプリと連携するBowers & Wilkins PX アプリと連携させて、シーンに合わせてノイズキャンセリングのフィルターを選択できる Photo: Yutaro Yamaguchi

「ザ・ビートルズがレコーディングしたアビー・ロード・スタジオでもB&Wのスピーカーが使用されています。

内蔵のセンサーによって、ヘッドホンを外すと再生が止まり、つけると再生を再開する機能があるのも便利ですよ」(岡田さん)

自分に合ったイヤホン・ヘッドホンはどれ?

ここまで6種類のアイテムをご紹介しましたが、「自分にぴったりのイヤホンやヘッドホンを買いたいけど、どう選んだらいいのかわからない!」と迷われる方も多いのでは?

そこで、岡田さんにイヤホン・ヘッドホンを選ぶ際のチェックポイントも簡単に教えてもらいました。

移動中に聞くなら、音漏れの少ない密閉型を選ぼう

イヤホン・ヘッドホンの本体構造には、大きく分けて密閉型と開放型があります。

密閉型は、音を発するドライバーというパーツを密閉されたハウジング(容器)に搭載したもので、その構造から音が外に漏れにくいのがメリットです。

いっぽうの開放型は、ハウジングが搭載されておらず再生音をあえて外に漏らすタイプ。音がこもりにくいため音の抜けが良く、自然な音の広がりを感じられます。

「用途や好みによって使い分けが必要ですが、移動中の“ながら時間”を活用するなら、音漏れの少ない密閉型をおすすめします。

ちなみに日本ではヘッドホンより、イヤホンを選ぶユーザーが多いです」(岡田さん)

ワイヤレスは音質が悪いって本当? インタビュー中の岡田さん Photo: Yutaro Yamaguchi

有線タイプとワイヤレス(Bluetooth)タイプの違いについても気になります。

「従来、Bluetoothは音が悪い・途切れるといったイメージをもたれていましたが、最近では新しい規格や技術により大幅に改善されています。

ただ有線にはバッテリーを気にしなくて良いというメリットがあります。そして、有線イヤホンが音が良いのは確かです。

利便性や音質など、ご自身で何を優先するかで選ばれるのが良いと思います」(岡田さん)

イヤホンとヘッドホン、聞こえ方はどう違う?

イヤホンはドライバーから伸びる音導管を耳穴に直接差し込んで聞く構造で、発せられた音が鼓膜にダイレクトに届くため“くっきりはっきり”聞こえます。

いっぽう、ヘッドホンはドライバーが発した音と、その音がイヤーパッドや外耳などに反響した音を聞くことになるため、“音の広がり”を感じられます。

「音声メディアを細かくじっくり分析的に聞きたいのであればイヤホン、全体の雰囲気や空気感を感じたい場合はヘッドホンという選び方ができます」(岡田さん)

自分の耳に合うものを選べば耳への負担は減らせる

移動中や作業中にも聞きたい「音声メディア」。ただ、長時間の使用で耳に負担がかからないのかが心配です。

イヤホンとヘッドホン、どちらが良いということはなく、耳への負担の感じ方には個人差があるのだとか。

イヤホンは、直接耳穴に入れるのでイヤーピースの大きさが合っていないと痛みがでることがあります。

それだけでなく、大きすぎるイヤーピースを使用すると、耳の中でイヤーピースが大きく変形し、音の出口を塞いでしまって音が変わってしまうことも。

e☆イヤホン秋葉原店内に並ぶヘッドホン Photo: Yutaro Yamaguchi

ヘッドホンは、耳たぶの上にのせる“オンイヤータイプ”、耳たぶをすっぽり覆う“オーバーイヤー(アラウンドイヤー)タイプ”から選べます。

“オンイヤータイプ”のほうが本体はコンパクトですが、「側圧」といって頭部を左右から押さえつける圧が強めにかかるというデメリットも。

「自分の耳穴や頭のサイズにぴったり合ったものを選ぶことが負担を減らし、いい音を楽しむためのポイントです。

イヤホンの場合、付属のイヤーピース以外にも、市販品でさまざまなサイズを見つけることができます。

人によって左右で耳穴の大きさが違うこともあるので、自分にぴったりのサイズに変えるだけで不快感がなくなりますよ」(岡田さん)

一番のポイントは自分にフィットするかどうか

イヤホン・ヘッドホン選びには、もちろん機能面も大切です。でも、一番のポイントは自分の耳の形やライフスタイル、どう使いたいかというシーンにフィットするかどうか。

今回ご紹介したアイテムや選び方のポイントを参考に、「音声メディア」を聞く時間を充実させてくれる相棒を見つけてくださいね。

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Photo: Yutaro Yamaguchi

Source: e☆イヤホン

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