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肘や肩の痛みを和らげる。腱が変性する原因と対処法

lifehacker / 2021年9月19日 10時0分

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ほとんどの人が「腱炎」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これはテニス肘や水泳肩、あるいは、使い過ぎが原因となる怪我のことです。

使い過ぎによる怪我をすると、普通は回復本能的で、患部を冷やして動かさないようにします。しかし、最近では、ウエイトトレーニングが最も効果的な治療法であることがわかってきました。

というのも、普段何気なく「腱炎」と呼んでいるもののほとんどは、正確には「腱障害」だからです。この違いは単なる用語の問題ではなく、最も効果的な治療法も違ってきます。

この10~15年の間に、腱の痛みの原因とその最も効果的な治療法について、パラダイムシフトが起こっているのです。

このシフトが起きたのは最近のことですが、用語や、腱に発生していることについては、まだかなりの混乱があります。

「医学界としては、腱に何が起こっているのか考える枠組みに移行したので、命名規則が変わり、誰もが混乱しています」とセントルイスにあるワシントン大学の教員で、腱の研究をしているJennifer Zellersさんは語っていますね。

このようにシフトしたのはごく最近のことなので、使いすぎによる怪我に対して腱炎という言葉が使われることは今でもよくありますが、これはもはや正確ではありません。

腱の痛みの原因は?

本物の腱炎は、これまで考えられていたよりも少ないようです。これに対して、腱障害は、腱の痛みを指す一般的な用語で、腱炎だけでなく、他の原因も含まれており、その1つが腱の変性。

テニス肘や水泳肩などの使いすぎによる怪我は、腱が変性し始めていることが原因であることが近年科学者によって発見されました。腱の変性が発生すると、腱に小さな裂け目ができたり、コラーゲン繊維が乱れたりします。

適切な処置をしても、腱の治癒能力は限られていますね。

「腱にはそれほど強い炎症反応は見られません」とZellersさんは言います。

むしろ腱の変性が起こっているのです。腱を構成しているバネのようなタンパク質が乱れ、腱の組成にも変化が見られます。しかし、炎症を起こしているわけではありません。

腱の痛みに対する治療法

腱の痛みが炎症ではなく変性によるものであることがわかったことで、治療法の選択肢が変わってきました。以前は、使いすぎによる怪我の治療として、患部を安静にしてイブプロフェンなどの抗炎症剤を服用することが一般的。これでは、痛みは軽減されますが、原因を治療することはできません。

Zellersさんは、「最も根拠のある治療法の一つは、腱への負荷を徐々に増やしていくことです」と言います。

「患部を完全に安静にするのではなく、活動を修正し、腱に与える負荷を徐々に大きくしていくことで、腱が適応して、より大きい負荷に対応できるようにするのです」。

このような治療は、多くの場合、理学療法士の指導の下で行われます。理学療法士は、どのようなエクササイズを、何回、どのくらいの重りを使って行えばよいかアドバイスしてくれますよ。

しかし、Zellersさんが指摘するように、腱に漸進的に負荷をかけるトレーニングは、専用の器具を使わずに行うことができます。むしろ、一番必要なのは重りでしょう。

「自己管理と自己進歩の仕方に慣れてくれば、理学療法士のところに長期間通わなくても、自分で管理できるようになるはずです」とZellerさんは言います。

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