真似るな危険!おじさんたちが憧れる伊集院静ダンディズムの正体

リテラ / 2014年11月5日 12時0分

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 ベストセラーとなった『男の流儀』をきっかけに、作家・伊集院静の人気が再燃している。「週刊文春」(文藝春秋)の看板連載である人生相談コーナー「悩むが花」を書籍化した『悩むが花―大人の人生相談』につづき、先日発売された第2弾『となりの芝生』もヒット。伊集院が説く"真の大人の男とはかくあるべし"というダンディズムに、世のおじさんたちは酔いしれているらしい。

 しかし、一方で伊集院には、"大人げない"というイメージも強い。以前、『ゴロウ・デラックス』(TBS系)にゲスト出演した際にも、「女は鮨屋に入るな」「グリーン車で騒ぐ子どもを注意しないのはおかしい。叩いてやったよ」と豪語。当時のMCだった小島慶子が「こらこら」とたしなめたが、これに伊集院はブチ切れ、「うるさい」と一喝し、「やめだ、やめだ」と収録を途中で放り投げて帰ってしまった。

 一体、"最後の無頼派"は人生相談でどんな回答をしているのか。気になったので『となりの芝生』を開いてみたら......そこには濃縮されたオヤジ世界が広がっていた。

 たとえば、"10年つき合っている彼氏から結婚をかわされてしまう"という30歳女性には、

「結婚はイチゴみたいなもんだよ」

 と謎かけを行う。そのココロは、「だから、たぶん、君とは違う、新鮮な実を見つけた時に、パッと口に入れるみたいに一緒になるんだよ」。

 ......ずいぶんな言い方だが、このあと、相談者に追い打ちをかけるように、「じゃ君は何なんだってか? まあ、何と言うか、ジャムみたいなもんじゃないの」とオチ。「さすがは夏目雅子と桃井かおりという女優を両天秤に不倫していた御大なだけある」と、世のおじさんは納得するのだろうか......。

 また、大学進学を機にひとり暮らしをはじめたが寂しく、「毎晩地元の母に電話してしまいます。自分は自立できない人間なのではと、不安になります」という18歳の女性の悩みには、

「あなたはお嬢さんなのだから、自立、自立と思わない方がいいよ」「第一、女性が自立するなんて、つまらないことだよ」

 と、保守おやじらしさを全開。しかし、おやじの暴走はまだつづく。本領を発揮しているのは、もちろんエロネタである。"酒乱で、誰かれ構わずキスしたり服を脱いでしまう"という23歳・会社員女性の悩みには、

「悪くないじゃないか。君、イイヨ。大きい将来を感じるナ」「機会があったら一緒に飲もうじゃないか」「若いお嬢さんが酒に酔って、キスはして下さるわ、肌を見せて下さるわ......。そういう若い女性を、わしらは通常"天使"と呼んどるんだが」

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