エルサ=雅子妃説まで飛び出した!『アナと雪の女王』論争総まくり

リテラ / 2014年12月29日 13時0分

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 2014年を振り返るなかで忘れてはいけないのが、『アナと雪の女王』の爆発的ヒットだろう。猫も杓子も「レリゴー」の大合唱で、子どもから年配者までが夢中に。ここまで人びとを惹きつけ、大きな話題を呼んだのには、これまでのディズニー映画に顕著だった"受け身のプリンセス"とは打って変わって、男性から自立した存在として描いたことにもあるだろう。

 当然、この新しいプリンセス・ストーリーの登場に、大いに湧いたのは評論家たち。さまざまな『アナ雪』解釈が行われ、議論に事件まで勃発した。

 まず、男性視線で『アナ雪』を紐解いたのは、批評家の東浩紀氏。実業家の夏野剛氏、美術評論家の黒瀬陽平氏とともに「男たちが語る『アナと雪の女王』──なぜクリストフは業者扱いなのか」なるイベントを開催し、

「僕なんか見終わった後、複雑な気持ちがしたのが、女の子が一生懸命、がんばるという話をストレートに作っているだけじゃなくて、わざわざ男いらないって強いメッセージを出している。なんでそこまで王子モデルを攻撃しないといけないのかと」

 と、感想を述べた。これには黒瀬氏も「それでは今まで男が女にやっていたことを、単にひっくり返しただけになっちゃう」と同意し、以後は"オラフはアナとエルサの養子&オラフの鼻のニンジンは男性器のメタファー"説や、"舞台が北欧=先進国が抱える少子化問題などの将来を暗示している"説などを展開。最終的に東氏は「「女性が解放されて良かったんだ〜」という脳天気な映画ではない」と結論づけた。

 たしかに、国内外で"エルサの魔法=マイノリティや障碍者のメタファー"という分析もあり、女性の解放だけがテーマではないというのはわかる。ただ、端的にいえば『アナ雪』は男性がつくり上げてきたご都合ヒロイン像を意図的に覆しただけ。それに、この3人がいうほどクリストフは「ヘタレで役立たず」(黒瀬氏)でもない。なのに、ここまでクリストフが業者で終わったことに過剰反応するのは、逆に3人の男根至上主義が浮き彫りになるようで、なかなかに興味深い。

 また、テーマと大きく関係する楽曲「Let It Go」について4月にTwitterへ熱く持論を連投したのは、脳科学者・茂木健一郎氏だ。茂木氏は東氏らと同様に、

〈今の王女さまは、主体性を持って、自分で何でもつくってしまう。というか、はっきり言って、王子は、オプションというか、いたらいいが、いなくても別にいい〉

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