『報ステ』逃げ出した古舘伊知郎がバラエティ復帰で大はしゃぎ...「嬉しすぎて『報ステ』ファンに申し訳ない」

リテラ / 2016年6月11日 12時17分

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「死んでまた再生します」

 そう言い残して『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを3月いっぱいで降板した古舘伊知郎が、昨日放送された『ぴったんこカン・カンスペシャル』(TBS)でテレビ復帰を果たした。

 しかも、番組に登場した古舘は、『報ステ』時代とは打って変わった活き活きとした様子でマシンガントークを披露。生まれ育った東京都北区や母校の立教大学などを訪問したが、水を得た魚のように饒舌をふるいつづけるため、同行したTBSアナウンサーの安住紳一郎が「私をマウンティングするのはやめてください!」「あなたすごいのわかったから!」と音を上げるほどだった。

 まさに「死んで再生」を果たした格好の古舘だが、同時にそれは、『報ステ』のキャスターをつとめた12年間という月日を取り戻したいと言わんばかりでもあった。

 たとえば、道行く人に「(『報ステ』を)どうして辞めちゃったんですか?」と声をかけられると、「え? どうして辞めたって、辞めたくて辞めちゃったんですよ。こういう番組に出たくて辞めちゃったんです」と即答。また、親友だというTHE ALFEEの高見沢俊彦と思い出話に花を咲かせ、冗談を飛ばすと、「12年報道やっててさ、こんなことひとつも『報道ステーション』で言えないんだよ」「だからやっぱ嬉しくてしょうがない」と顔をほころばせた。

 さらには、ゲストとして登場した先輩・徳光和夫に送った手紙を披露するなかでも、「(今後は)報道以外の仕事をやらせていただけたらなと考えている今日この頃です」と読み上げるなど、"報道からの決別宣言"までもが飛び出したのだった。

 たしかに、古舘は『報ステ』を辞める前にも、「AERA」(朝日新聞出版)のインタビューで「自分の感ずるところ、思うところをなかなか言えない。表の報道をしてて、裏の背景をあんまり言えない」「ホントのところは新聞も雑誌もテレビも伝えない」「プロレスですよ、世の中。完全にプロレスです」などとキャスターとしてのストレスを語っていた。

 言いたいことが言えない。そのことが古舘のなかで鬱憤として蓄積されていったことはたしかなのだろう。だがそれは、"裏の背景を言いたい""テレビが伝えない事実を伝えたい"という、報道キャスターとしての矜持から生まれる鬱憤だったはずだ。

 しかし、先月5月31日に掲載された朝日新聞のインタビューでは、記者から政権からの圧力について問われると、これまで繰り返してきたように否定。そして、「画面上、圧力があったかのようなニュアンスを醸し出す間合いを、僕がつくった感はある」「だれかから文句を言われる前に、よく言えば自制、悪く言えば勝手に斟酌したところがあったと思う」と述べた。

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