芸人のおかんだけじゃない! ちまたの母ちゃんたちが破天荒すぎる

リテラ / 2014年8月29日 18時0分

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 いまやすっかりバラエティの定番になってしまった芸人の"おかん"ネタ。実際に番組に出演し子ども以上に笑いをとってしまう母親も少なくない。少し前に『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で放送された「家族オカシイ芸人」でも、息子に、買ったモノの写真と金額をメールしておこづかいをおねだりするフットボールアワー・後藤輝基の母や、息子のためにネタを考えるアンガールズ・田中卓志の母など、キャラの濃い"母ちゃん"たちがひときわ笑いをとっていた。

 芸人の母ちゃんたちは破天荒なタイプが多いが、それに勝るとも劣らないのが、一般の母ちゃんたちだ。インターネットの掲示板などでは、日ごろの発言やメモ、手紙など発見された強烈な母ちゃん伝説がしばし話題になる。そこで今回は、母ちゃんたちの面白エピソードを集めた『爆笑 母ちゃんカンベンしてくれ』(鉄人社)から、ちまたの母ちゃんたちの底力を見てみよう。

 まずは母ちゃんならではの不可解な言動から。「冷蔵庫にぺたぺたと貼られた ヤマザキ春のパンまつりシール。何年前のからあるんだよ、これは」というのは、まだ序の口。テーブルに置かれたメモに「ビンラディンが殺害されたから今夜は各自で夕食何とかしなさい」とあった日には、あまりの言い訳に脱力してしまいそうだ。フットボールアワー後藤の母ほどではないが、母ちゃんから「お願い!! いよいよ雨の時期がやって来ました。第1回目の乾燥機代のカンパを宜しくお願いいたします。」と置手紙でおねだりされたら、払わざるを得ないだろう。

「遠く離れて暮らしているから」と安心できないのが、母ちゃんパワーのすごいところ。仕送りというかたちで愛情に包まれた爆弾が落とされるのだ。「なぜ仕送りで、うまい棒なん! 普通は、みかんとかやろ!」と段ボールにぎっしりに詰め込まれたうまい棒に呆れる子がいれば、「仕送りみかんの中にハッサクが...。マジックで書かなくても大きさでわかるよ」と、1個1個に「ハッサク」と書かれた果実に恐怖する子もいて、母ちゃんの愛情は千差万別だと思わずにはいられない。

 それにしても、段ボールの隙間が許せない!というのは母ちゃんという生き物の性質なのだろうか。「みかん、ティッシュ、そしてなぜだかUFOが一つ仕送り。家に余ってたのは明らかだけど まあ、嬉しい」「実家から米が送られてきたのは嬉しいんですけど 中になぜかケチャップが...。割れないように?」というものから、大量の「炊き込みご飯の素」の中にさりげなく「入浴剤・バブ」がひとつだけ入っているというトラップめいたものまで。母ちゃんの独特すぎる愛情表現「仕送り」は、時に子を危険にさらすのだ!

 母と子のジェネレーションギャップも、爆笑エピソード系を生み出す要素になっている。「穴あきジーンズを縫っちゃう。絶望的なダサさに...。」「アップルストアから届いた箱が冷蔵庫の中に入っていた。母ちゃん、それはアップルパイじゃないんだ」というエピソードは、笑えるエピソードの奥深くに、母ちゃんからの深い愛情や気遣いが感じられる。

「うちの母ちゃんはここまでの面白エピソードはない」と思っている人ほど、ぜひ母ちゃんを注意深く観察してほしい。母ちゃんたちの"濃い"エピソードの裏には、子への愛情があふれている。実は多くの母親が人知れず、"伝説"を持っているのだ。
(江崎理生)

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