ヘイトスピーチ法規制は是か否か?反ヘイト“しばき隊“野間易通と対決!

リテラ / 2014年9月5日 18時30分

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(前編より続く)

「やっぱり日本全体にヘイトが広がっていると思いますよ、俺は。兄弟とか、家族とかがネトウヨ化してゲンナリっていう話をよく聞くじゃないですか。それは、ネットの世界だけの話じゃない」

「C.R.A.C.」(旧「レイシストをしばき隊」)を主宰する野間易通は、そう語る。東京・新大久保などで「在日朝鮮人は日本から出ていけ!」などと叫びながら街を練り歩く排外デモに対し、「お前らが出てけボケカス!」と怒声を返すことでレイシズムに対抗してきた。ロングインタビュー後編をお届けする。

「......実は、うちの親戚にもネトウヨ化している人がいるんですよ。僕も困ってる。その人も、軽いコリアンヘイトやチャイナヘイトで、しょっちゅうヘイトスピーチをしていてね。たとえば、家のとなりに韓国人や中国人が住んでいるんですが、それに対して『やっぱり中国人はルールを守らない!』とか、そういうことを言うんです」

 40代であるその「親戚」は野間と同年代。排外デモには参加していない。以前は中国人や韓国人との付き合いもあった人物だという。

「彼がそういうふうになってしまった背景には、Kポップや韓流文化の隆盛や、観光客の増加によって、韓国・朝鮮人や中国人の存在が"隣人"としてものすごく目に見えるようになったということがあると思うんです」

 今や韓国人・中国人観光客の姿を見かけないほうが珍しい。国道交通省の「平成26年度観光白書」によれば、2013年の訪日旅行者の総数は1036万人で過去最高を記録した。国別第1位は韓国からの旅行者で全体の23.7%(246万人)。台湾が21.3%(221万人)、中国が12.7%(131万人)と続く。なお、アメリカは7.7%(80万人)、欧州からの旅行者は5.1%(53万人)である。

「韓国で海外旅行が自由化されたのは80年代の終わり、中国で海外旅行が自由化されたのは90年代後半です。それ以前は日本に観光客はほとんどいなかった。時代が変わって、ものすごく目に見える人たちとして周囲に現れてきたことへの"拒否反応"があるのではないか、と思うんですね。日本は圧倒的に同質性を求める価値観が支配的なので。さらに最近の特徴として、"同質性を乱すもの"を無理矢理つくりあげるということが行われている。在特会なんかの最近の排外主義はみなそうです」

 07年に誕生した「在日特権を許さない市民の会」。公式サイトによれば、14年現在、会員数は14,600名を越え、全国36の都道府県に支部を持つ、日本最大の「行動する保守」系市民団体である。彼らがもっとも声高に叫ぶのは、「在日特権」なるものの存在とその不当性だ。日本人は「逆差別」されている。それは「不平等」だ。「平等」な状態に戻さねばならない。少なくとも名目上は、これが彼らの政治的イシューだ。

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