上戸彩『昼顔』より過激!「妻も夫も公認で不倫」を実験してみた結果...

リテラ / 2014年9月25日 8時0分

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「わたしたちは、しるべのない深い森にふたりで足を踏み入れました」──いま、世間に賛否両論を巻き起こしている不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)が、ついに今日25日に最終回を迎える。放送前は「上戸彩に不倫妻は似合わない」「どうせたんなるドロドロ系」と評判は芳しくなかったが、先週の放送では最高となる視聴率16.7%を記録。今期いちばんの話題作となった。

 高視聴率の理由には、セックスレスの妻・上戸が恋に落ちる、堅物の高校教師を演じる斎藤工のいかにも不器用で木訥とした雰囲気や、冒頭に紹介したような上戸のモノローグのロマンチックさも挙げられるが、既婚女性たちが大いに共感したのは、男遊びを繰り返すことで高圧的な夫から自分を守ってきた裕福な主婦を演じる吉瀬美智子の本音すぎる台詞にもあるだろう。

「結婚は平穏と引き換えに情熱を失うものだから」
「恋愛すれば、夫のパンツだって気前よく洗えるわ」
「どうして穏やかに笑っていられたかわかる? 不倫してたからよ」

 ──結婚生活は平穏だけど、退屈。同じような理由で夫も不倫に走ることも多いと思うが、社会現象となった『金曜日の妻たちへ』(1983年放送、TBS系)をはじめ、不倫をテーマにしたドラマで世間の注目を集めるのは、妻の"不貞"の物語ばかりだ。どれだけ時代を経ても、どんなに女性の肉食化がトピックになっても、妻の貞操がいかに重要視されているかということがよくわかる話でもある。

 しかし、こうした"不平等"に対して、「夫と同じように妻も不倫のパートナーをもったっていいじゃないか」と叫び、実践した人たちがいる。しかも、いまから40年も前に、だ。

 そのきっかけは、アメリカの社会学者オニール夫妻が提唱した"オープン・マリッジ"にある。1973年にふたりが書き上げた『オープン・マリッジ 新しい結婚生活』(河出書房新社、日本では75年に出版)は、アメリカで2年間に渡って連続ベストセラーとなるほど社会に大きなインパクトを与えた。まずは、その内容を紹介しよう。

 オニール夫妻が訴えたのは、当時(そしていまも続く)結婚のかたちは「閉鎖型」であるということだ。閉鎖型結婚というものは「自分では少しも気づかぬうちに、こっそりとすきをねらって、自分の自由と主体性を締め出しはじめ、やがて自分を結婚の奴隷にしてしまうのである」というのである。

 その具体例は多岐に及ぶ。一例が、妻が家事を担当するという役割の分担。これはいまも批判されていることだが、親類との付き合いも「結婚は夫と妻の間で行われるものだけでなく、全体の人間関係や義理のしがらみとの結びつきである」とオニール夫妻は言及。さらに、友人との付き合いを優先させることで夫婦間に生じる小さな不満も、「結婚した配偶者は相手だけに属し、他のだれにも属さない」という"非現実的な理想の上にできあがった所有観"だと本書は指摘する。

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