『アラサーちゃん』どころではない!お色気TV番組の過激な歴史

リテラ / 2014年10月11日 12時30分

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 全裸の壇蜜が男にバックから攻められ、はしたない喘ぎ声を晒しながらオルガスムを迎える──。前クールでは深夜ドラマ『アラサーちゃん 無修正』(テレビ東京系ほか)の、AVさながらの過激な表現が話題となったが、かつてのテレビは、その比ではなかった。テレビ創成期から現代までのお色気番組を、当事者の証言を交えながら考察した『昭和・平成 お色気番組グラフィティ』(河出書房新社)から、その過激な表現を紹介したい。

 まず、日本のお色気番組のパイオニアとなったのが、読売テレビの『11PM』(1965〜90年)だ。それまで視聴率不毛と言われた深夜帯に始まり、当初は時事問題を中心に取り上げる硬派な番組だったが、68年に大橋巨泉がMCになってから"夜のワイドショー"的な側面が強くなる。「セックス革命」、「妖奇!レズビアンの実態」などのコーナーで当時の風俗を紹介・分析し、西洋諸国でのポルノ解禁や日活ロマンポルノやピンク映画の隆盛、そして性風俗産業の活発化という社会状況の変化に呼応。性のルポタージュ企画が急増したのだ。

 なかでも話題となったのが、72年放送の「見たな!関西ストリップの妙技」だ。当時"ストリップの女王"と称されていた一条さゆりの生々しいオナニーショーを放映し、高視聴率を獲得したが、放送6日後に一条が公然わいせつ罪で逮捕されるという騒動にまで発展。さらに年末には、全国からストリップ嬢が集結して"艶技"を披露する「紅白ストリップ合戦」が、番組史上最高視聴率の48%を叩き出した。2013年の紅白歌合戦の最高視聴率が44.5%だったことを考えても、その注目度の高さは言わずもがなだろう。

 そして、『11PM』のヒットに追随するように、60年代末頃からお色気情報バラエティが続々と始まる。コント55号が人気女性歌手やタレントと野球券に興じる公開ストリップ『コント55号の裏番組をぶっとばせ!』(69〜70年)や、女性ゲストが爬虫類や両生類の入った箱に手を入れて当てる企画で、手を引っ込めるとスカートをハサミでバッサリ切る、という過激な演出がウケた『スターびっくり箱』(69年)、日本のテレビ番組で初めてバストトップを映したと言われている『23時ショー』(71〜73年、77〜79年)に、混沌とした70年代を映し出したエロ・グロ・ナンセンスな『テレビ三面記事 ウィークエンダー』(75〜84年)など、各局が趣向を凝らし、とりわけ深夜帯がお色気番組の激戦区となった。

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