プーチン大統領も「熟年離婚」イザ必要な法知識とは

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年4月9日 21時15分

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ロシアのプーチン大統領が夫人と正式に離婚した、と2日、大統領報道官が明らかにしました。約30年の結婚生活に終止符を打ったプーチン大統領には夫人との間に20代の娘2人がいるそうです。

いわゆる熟年離婚と言えるこのケースにおいて、弁護士の立場から、問題となりそうな「財産分与」というテーマについて法知識をお伝えしていきたいと思います。

結婚後30年も経過していると、それまでに夫婦の財産は相当程度形成されていると思いますので、離婚の際には、当該財産をどのように分けるのか(財産分与)でもめる可能性があります。

財産分与とは、夫婦が婚姻中に協力して形成してきた共同財産を、離婚の際に、原則として2分の1ずつの割合で精算、分配するというものです。

この点、ある財産が夫婦の一方の名義になっていたとしても、婚姻期間中に形成された財産であれば、夫婦の共同財産であると事実上推定されます。

逆に、夫婦の一方が婚姻前にすでに持っていた財産や、婚姻中であっても夫婦生活とは無関係に取得した財産(相続など)については、夫婦で共同して形成したとはいえませんので、財産分与の対象にはなりません。

以下、財産の類型ごとに、問題となりそうな点を見ていきます。

■不動産について

自宅の不動産(土地、建物)を夫婦で所有している場合、登記上、夫婦の一方の名義になっている場合があるかと思います。

しかし、そのような場合であっても、前述のとおり、当該不動産を婚姻後に取得したという場合には、登記名義に関係なく夫婦共同財産ということになりますので、登記名義人でない配偶者は、登記名義人である配偶者に対して、その2分の1を分配するよう請求することができます。

■預貯金について

預貯金についても、不動産の場合と同様、婚姻後に取得したものであれば、名義に関係なく財産分与の対象となります。

なお、依頼者や相談者からは、相手がどこの銀行に口座を持っているのかが分からない、という相談を受けることがよくあります。

そのような場合、調停・審判になれば、調査嘱託という方法により、裁判所から銀行に回答を求めることができますが、銀行側は、個人情報保護を理由に回答には応じないこともあります。

そのため、できれば同居中から、相手の通帳がどこに保管されているのかを調査し、銀行名や支店名、口座番号を把握しておいたほうがよいでしょう。

■年金分割制度について

財産分与の一つとして「年金分割」という制度があります。

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