「嫁が風俗嬢」「夫に前科」…結婚してから分かった事実で離婚はできるか

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年10月27日 21時6分

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ネット上の記事によれば、「離婚原因ランキング☆最も多い離婚原因トップ10」は以下のようです(http://life-pl.com/rikongeninranktop10-173)。

1位…性格の不一致

2位…子供を大切にしてくれない

3位…夫や妻の浮気

4位…夫や妻の実家との折り合いが悪い

5位…モラハラをしてくる

6位…夫や妻に浪費癖がある

7位…相手からの暴力が原因

8位…相手が家庭での役割を果たさない

9位…自分の親との同居を拒否された

10位…相手から思いやりを感じない

ここにある離婚原因はメジャーなものですが、こんなのは離婚原因になるの?というものについて考えてみたいと思います。

●嫁が風俗嬢だった場合

結婚するまでは分からなかったが、結婚後、嫁の友人から、嫁は独身時代風俗嬢だったという事を聞いた。

結婚前に聞かされていれば、結婚まで踏み切らなかったので、今からでも遅くないから離婚したい。果たして、離婚は認められるでしょうか?

●離婚が認められる原因

そもそも、裁判で離婚が認められるためには、離婚原因が必要です。この離婚原因について、民法は5つの原因を定めてます。

1…配偶者に不貞な行為があったとき。

2…配偶者から悪意で遺棄されたとき。

3…配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

4…配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

5…その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

本文の場合、1~4にはあてはまりませんから、5の「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」について検討する事になります。

●継続し難い重大な事由とは

どのようなケースが離婚原因として認められるかは、内容も幅が広く限定されていません。同じようなケースでも離婚が認められる場合と認められない場合があり、個々の事情に応じて裁判官が総合的に判断します。

したがって、こうだから離婚が認められるとは一概にはいえません。

ただ、夫婦生活は、夫婦の信頼関係をベースに成り立ちますので、夫婦間の信頼関係が崩れている場合には、婚姻を継続しがたいということになります。

問題は、そこに重大な事由があるかということです。

●風俗嬢だっただけでは離婚は難しい?

嫁が元風俗嬢だということ知ればショックが大きいとは思いますが、それを原因として離婚が認められるかというと、必ずしもこの理由だけで離婚が認められるとは思えません。

それぞれ、結婚までの流れとか、結婚後の夫婦生活など、楽しい時間を過ごしたこともあるでしょうから、ふたりの関係を単に嫁が元風俗嬢というだけで、裁判所が壊して良いかといえば、なかなかそこまで踏み切れないのではないでしょうか。

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