Twitterで有名人になりすますと懲役も!意外と重いなりすましで問われる罪とは

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年11月8日 12時6分

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最近、Twitterでビッグダディこと林下清志氏になりすましをした人が警察に通報され、アカウントの削除に追い込まれたとネット上で話題となった。

「家にサイバー警察から電話かかってきた」というツイートがされた後、アカウントも削除されたため、逮捕されたのでは?という憶測も流れたが、その後どうなったかは明らかにはなっていない。

過去にも芸能人や総理大臣など様々ななりすましアカウントが作成され、なりすましとは気づかない人達が何万人もフォローし、何万もリツイートされるなど偽物の影響力も馬鹿にならないほどになっている。

このように、有名人になりすまして情報を発信するだけで実際に逮捕されることはあり得るのだろうか。法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士に聞いてみた。

●そもそも、なりすましは犯罪なのか

「今回の件に関して、『なりすましは犯罪』や、『不正アクセスなりすまし禁止法』といった発言もされているようです。しかし、このツイートは正しくありません。」

なりすましは犯罪だと思いがちだが、なぜこれらのツイートは正しくないのだろうか。

「ツイートがなりすまされた本人の社会的評価の低下を招く内容であったり、芸能人の場合にはイメージの悪化を招くことで業務を妨害している場合には名誉毀損罪や業務妨害罪の成立があり得ます。しかし、なりすましをするだけでは、犯罪になるわけではありません。」

なりすましだけでは犯罪ではないというのは意外だが、この件については「Facebookの「なりすまし」が初めて違法と認定される」に詳しく書かれている。

●不正アクセスなりすまし禁止法という法律は存在する?

それでは、不正アクセスなりすまし禁止法という法律はあるのだろうか。

「そのような法律は存在しません。不正アクセス禁止法はありますが、この法律が問題となるのは、他人のパスワードなどを利用して勝手に他人のアカウントにアクセスするような場合です。通常の「なりすまし」では、このようなことが行われることはないでしょう。」

他人のアカウントの乗っ取りはアウトになるが、他人のアカウントを名乗るだけでは犯罪とならないということのようだ。

●どのような責任を負う可能性があるのか

「名誉毀損罪と業務妨害罪は、いずれも「3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金」という法定刑となっています。なお、初犯の場合であれば、いきなり起訴されるということはあまりなく、起訴猶予などになることが多いという印象です。」

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