梅干しでおにぎり条例…? 日本にある「珍しい条例」6つ

シェアしたくなる法律相談所 / 2014年11月19日 20時17分

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和歌山県みなべ町にある「おにぎりの具は梅干しにしよう」という条例や「乾杯するときは地元のお酒でしましょう」などの面白い条例が全国にあるのはご存知ですか?これらは特産品の地元自治体がその特産品の普及を図るために制定した条例です。

乾杯条例は京都市をはじめ全国にあるそうです。地元の清酒や焼酎で乾杯しましょうという条例です。ビール業界が驚異に感じているという報道もありました。今の若者はアルコールをあまり飲まないようですから、酒類全体の消費があがるような施策が必要かも知れません。

そもそも条例とは、都道府県や市町村が作る法規です。国会が作る法規(法律)と矛盾してはいけませんが、矛盾しなければ地方の特色を生かし、地方議会が条例を制定することが出来ます。

それでは他にもある全国の珍しい条例を見てみましょう。

●豪邸しか建てられない条例

兵庫県芦屋市では、市内の高級住宅地では400㎡以下の敷地面積の建物の建設を認めないという条例があります。別名豪邸条例というそうですが、住んでみたいですね。

●日本一長い名前(?)の条例

熊本県人吉市には、「子どもたちのポケットに夢がいっぱい、そんな笑顔を忘れない古都人吉応援団条例」という長い名前の条例があります。おそらく日本一長い名前の条例ですが、名前自体が楽しいですし元気が出ます。

●100歳になると金メダルが貰える条例

福岡県大室他市では、1992年に百歳を迎えた市民に金メダルを授与する条例を制定しました。人生をトライアスロンにたとえ、100歳を迎えたことを顕彰する条例です。報道によれば、制定当時は5、6人の対象者でしたが、昨年度は49人もいたそうです。

●地球規模の条例

ステキな名前の条例としては、滋賀県草津市の「愛する地球のために約束する草津市条例」があります。地球温暖化を防ぐために個人が努力しようという条例です。無駄を省いた生活は、地球にもお財布にも優しいです。

●りんごまるかじりを推奨する条例

青森板柳町には、りんごまるかじり条例があります。りんごの皮をむかずに丸かじりで食べましょうという条例です。この条例は、かつて有害な農薬が間違って使われたことを反省し、今後そのような事がないように、りんごの皮をむかずに食べても安全、安心な美味しいりんごを作りましょうという条例だそうです。この町のりんごを食べたくなります。

●ハートごはん条例

栃木県高根沢町には「高根沢町ハートごはん条例」という条例があります。「ご飯を作るときには愛情を注ぎ、食べる人は感謝をして」という「食育・地産地消」推進目的の条例です。私の子供のころは「米という漢字は八十八と書かれている。お百姓さんが八十八回も苦労して作るものだから感謝して一粒も残さず食べましょう」なんて親に教わったものです。その現代版です。ちなみに私の年配だと、駅弁はフタに付いたお米から食べる人が多いです。

●他にもいろいろある条例

その他、青森県鶴田町には朝ご飯をしっかり食べましょうという条例、鳥取県には砂丘に落書きしないという条例、沖縄にはサンゴを持ち帰らないという条例など多種多様な条例があります。各自治体のホームページを見れば簡単に調べられますので、暇があれば調べると面白いです。

私が弁護士になった平成元年ころは、地方自治体の条例を調べるには大きな図書館に行く必要があり一苦労でしたが今は簡単です。

*著者:弁護士 星正秀(星法律事務所。離婚、相続などの家事事件や不動産、貸金などの一般的な民事事件を中心に、刑事事件や会社の顧問などもこなす。)

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