満員電車通勤の男性は要注意!「痴漢冤罪」で誤認逮捕されないための対処法

シェアしたくなる法律相談所 / 2016年12月5日 6時30分

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*画像はイメージです:http://www.shutterstock.com/

無実であるのに罪を犯したとされてしまう冤罪は、その被害により人生を狂わされることもあります。中でも「痴漢冤罪」という被害は、痴漢という犯罪の卑劣さゆえに社会的なダメージも大きいものです。

また、実際に起訴されてしまうと無罪を勝ち取れる可能性は限りなく低いため、いかに痴漢冤罪に合わないようにするか、が大事になってきます。

そこで今回は、このような痴漢冤罪被害、特に電車内における対策について、和田金法律事務所の渡邉寛弁護士にうかがいました。

*取材協力弁護士:渡邊寛(和田金法律事務所代表。2004年弁護士登録。個人事案は子どもいじめ事件から相続争いまで、企業事案は少額の債権回収から渉外買収案件まで、あらゆる案件に携わる。)

■痴漢冤罪を未然に防ぐ方法は?

「痴漢冤罪を未然に防ぐには、客観的に痴漢できないような状況をつくるのがよいです。男性の場合、女性の近くには立たない、手はつり革を持つなどして上げておく、満員電車を避ける、などが考えられます。」(渡邉寛弁護士)

なるべく物理的に痴漢行為が不可能である状態でいるという対策です。痴漢冤罪を事前に回避するためには、今のところこれが唯一できることかもしれません。

しかしながら、人々がひしめき合う満員電車内でのやむを得ない接触が痴漢と誤解されることがあります。

■「疑われたら逃げる」は正解?

痴漢の疑いがかけれた時、ネットでは「疑われたらとにかくその場から立ち去る(逃げる)」という対処法が広まっています。これは正しいのでしょうか?

「逃げられればよいでしょうが、混雑した駅構内で逃げられずに捕まると心証が悪いのでリスクは高いです。

痴漢冤罪の多くは、虚偽の被害申告ではなく、犯人と誤認されたケースと考えられます。逃げるよりも、痴漢行為を明確に否定し、誤解を解くことに努めた方がよいことが多いように思います。

なお、ネット上では痴漢は軽微事件なので身元を明らかにすれば現行犯逮捕されないとの情報も散見されますが、罰則が強化されており、現在は痴漢は軽微事件に当たりません。都道府県によるものの、少なくとも首都圏一都三県の条例ではそうです。」(渡邉寛弁護士)

■では、痴漢に間違われた場合の正しい対処法は?

「基本的には、ホーム等その場にとどまって、辛抱強くかつ明確に痴漢行為を否定することです。駅員室には行かずに、その場で誤解の払しょくに努め、周囲の目撃者を探します。

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