痴漢冤罪を防ぐには…痴漢を目撃したらどうすればいい?

シェアしたくなる法律相談所 / 2017年5月18日 23時10分

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*画像はイメージです:https://www.shutterstock.com/

電車内での痴漢行為を疑われた男性が逃走し、線路に降りたりビルから転落したりして死亡するという事故が続きました。この数カ月、嫌疑をかけられた男性が同様に逃走してトラブルになるケースが相次いでいます。

痴漢行為を疑われた際に「逃げる」ことが得策でないことは当サイトでも複数の弁護士が指摘していますが、ネット上では「痴漢冤罪を回避するためにはその場から逃げろ」というアドバイスが未だに多く見られます。

一度逮捕されてしまったら疑いを晴らすことが難しいというイメージは根強いようです。

疑いを晴らすためには証拠が必要となります。この時、重要になるのが周囲の目撃証言です。そこで今回は、痴漢行為を目撃した際側の振る舞いについて、エジソン法律事務所の大達 一賢弁護士にお聞きしました。

■捕まえる前に証拠保全を

痴漢行為を目撃した際に望ましい行動や、目撃者としてできることなどがあれば教えてください。

「逮捕した際に言い訳を許さないように、また冤罪の疑いがある場合にはそれを晴らすための証拠保全をしておきたいところです。携帯電話の写真や動画の撮影、周囲にいる他の方々との事実認識の共通化などです。

その上で、痴漢をしている人物のうち、実際に痴漢行為に及んでいる手などを掴み、痴漢行為に及んでいるのが誰なのかを、改めて写真や動画などを撮影しておくことが望ましいです。

刑事訴訟法は現行犯逮捕については何人たりともできると規定していることから(213条)、逮捕の正当性を後に証明できるようにしておきたいところです」(大達弁護士)

映像などの証拠があれば、犯行を立証しやすくなります。被害者や目撃者の記憶による証言以外の重要な証拠となることでしょう。

痴漢を捕まえる際は、目撃者としてどのようなことに注意すればいいですか? 被害者の助けになるためにはどのようなことが必要でしょうか?

「一度痴漢の犯人だと思い込んでしまうと、思考が狭くなってしまい、重要な事実を見落としてしまうことがあります。

まずは、何かの拍子に手や足などが当たっているだけなのではないか、他に犯人と思しき人物がいないか、などをよく観察してください。

この時に必要なのは、“痴漢がするであろう言い訳を封じることができるのか否か”、また逆に、“この人が本当に痴漢行為をしていたといえるのか、事実認識に誤りはないか”という観点だと考えます。

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