なぜ映画の打ち上げはロケで使ったお店で開かれることが多いのか

まぐまぐニュース! / 2016年2月8日 11時0分

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映画やテレビでよく、セットではなく実際のお店で撮影されたシーンを見ますが、あれ、店主さんにどう交渉しているんでしょうか。そのあたりの裏話が無料メルマガ『映画が作れるようになるメールマガジン』で紹介されています。気難しいオーナーを口説き落とす方法とは?

撮影のために喫茶店オーナーを口説く方法

撮影で喫茶店を使う! シリーズの第2弾です。前回は、撮影できる喫茶店の探し方についてお話しました。

● 撮影できる喫茶店を探す方法

さて今回は、喫茶店を口説く方法に移ります。

いいなと思う喫茶店が見つかったとして、どこでも撮影OKとなるわけでもありません。オーナーや店主を口説かなければいけない。「撮影で使わせてほしい」とお願いした時、相手の反応は大きく3種類です。

  1. 映画なんて…と拒絶される
  2. 条件を提示される
  3. 追っ払われる

どれが来ても驚いてはいけません。こんな反応は当たり前、なんです。みなさんがすべきことは、このための準備を事前にしておくこと。

撮影のことを知らないから拒絶されたとき

どんなことをするかを見せるといいでしょう。ただし、シナリオをドサッと渡すのはNG! そこから撮影風景を推測するなんてできません。

できれば、撮影している様子の写真を大きく印刷したものを持って、

「こんな感じでやります」

「こう使わせてください」

などの説明があると丁寧かなと思います。とは言え、これまで撮影に使ったことがない場所は、少々手間がかかると覚悟しておいてください。相手も不安なんですね。

以前、撮影で嫌な思いをしているからと拒絶されたとき

これはやっかいですね。撮影中はどうしても、いろいろと相手に迷惑をかけてしまいます。とにかくしっかり準備することを伝えましょう。「がんばります」という努力目標はまったく意味がありません。

撮影部隊にプラスして、原状復帰を担当するスタッフを用意するなど、特別な対応を見せる必要があるでしょう。

条件を提示されたとき

実は、これが一番いいのです。交渉の余地がありますからね。ただ個人的には、「それなりの利用料金を払え」というところは、避けています。開店前に、現状復帰を条件に借りる、というのが妥当なところかなと。

その代わりお店の宣伝をして、撮影日の全員のコーヒー代は払う。プラスして、撮影後の打ち上げをそのお店で行う。相手にしてみると、開店前に数時間貸すことで、勝手に「新しいお客さんを集めてきてくれる。悪い条件ではなくなります。

僕がこれまで交渉してきたのは、どこも紹介してもらった場所ばかりです。少し体験談を書きます。日本のお店ばかりでなく、外国人のオーナーのお店もありました。雰囲気が面白いお店が多かったからかもしれません。インド系、韓国系のときは言葉が通じたかどうかが不安でした。撮影当日のスタッフとのコミュニケーションも困りました。

カルフ映画祭に来られたことがある方へ! なぜカレーレストランで開催されてるか。それは、昔むかしの交渉に由来するのです!

また、借りたいバーのオーナーが日本語が通じないイギリス人だったこともありました。やや余談ですが、僕のゲリラ英会話の方法を少々。

英会話で一番難しいのは、相手の言っていることを理解すること。一番簡単なのはこちらから話すこと。準備ができますからね。そこでやった方法が次の2つ。

  1. 相手が知りたいことを簡潔に伝える
  2. 相手がYes,Noで答えられる質問にする、もしくは、回答が予測できる質問にする

Hello, my name is xxxxxxx.

I’m a movie director.

I’m planning a new movie.

and I want to use your space “xxxx bar”.

After shooting, I’ll have a party there.

So, I want to use for free.

It will take 2 hours.

Before opening the bar, anytime OK.

・映画作りたい

・バー借りたい

・終わったらパーティー開く

・だから無料で借りたい

・撮影2時間

・開店前いつでもOK

・どうか?

文法チェックはやめてくださいね(笑)。相手からは、次のような返事でした。

・いつでもOK

・きれいに使え

・鍵は玄関のxxxにある

・何時になったらバイトが来る

・終わったら、BIG,BIGパーティー開け

英語自体は置いといて、やり取りの内容は国籍問わずだと思います。

image by:Shutterstock

 

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知識・仲間・機材ゼロから「映画工房カルフのように」を作った”工房の主人”が、14年の自主映画体験を元に「絵コンテを使って日常的に映画を作る方法」をお届けする、超初心者のための映画の作り方メールマガジンです。セミナーやワークショップも行っています。

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