誰も教えてくれない。産後クライシスは想像の数倍も壮絶だった

まぐまぐニュース! / 2018年2月15日 0時49分

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昨今よく耳にする「産後クライシス」という言葉。産後にホルモンバランスが不安定になり、周囲の人にあたってしまったり、夫の愛情を疑ってしまったりして、最悪離婚につながるというケースもあるそうです。そんな事態を防ぐためにできる対策を、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さんが記しています。

徒歩とジェット

さて、本日はスピードの差のお話。

以前に、芸能人が面白い話をしていました。妻が妊娠したときに、産まれてくる子供のために、まず木のおもちゃを作るためのキットを買ったそうです。ブロックみたいな木のかたまりから、指定のカタチを削り出して、やすりをかけるキットでした。で、それを妻の妊娠期間中コツコツ製作してカタチにして、さらにやすりで磨いて、すべすべにしたと。

彼曰く、妊娠には遠く及ばないけど、子供のために毎日なにかすることで親の自覚を育てたかったのだそうです。うーむ。

以前このメルマガでも記事にしましたが、産後クライシスという言葉は、だいぶ浸透してきているように感じます。ひょっとして知らない方のために、カンタンに紹介しておきましょう。

産後、女性が精神的肉体的に限界を超えてしまい、夫を嫌うようになってしまう危機的状況

のことです。実際に離婚に至ってしまう夫婦もいますし、離婚に至らなくても、このときの怒りを生涯妻は忘れないとも言われています。恐ろしや~。

出産いう一大事を経て、ホルモンバランスが不安定になり、初めての子育ての苦労も重なって、女性が精神的にも肉体的にも疲労困憊してしまう。このため、夫の気の利かなさ非協力ぶりに夫からの愛情自体を疑ってしまうんでしょう。

このヒジョーに危険な状況を生み出す原因は、複数ありますが原因のひとつは、男女間で「親としての成長速度の差」にもあるのかもしれません。

女性は、長い妊娠期間を通して、身体的にも精神的にも母親になっていけるわけです。そして、いよいよ出産したとなったら、そりゃもうマッハの速さで母になれるんですね。それはあたかも地上を走行し、正に今テイクオフして加速するジェット機のようです♪

ところが、男性には妊娠期間がありません。こりゃどーしたって自覚が産まれにくいのは仕方がないよね。言ってみれば、男性には助走期間が全くないようなものですから。そうすると、父親になるためのスタートは出産時になるわけですが、いきなり女性より1年弱遅れてしまうんですよね。

日々…どころか時々、母親として加速成長していく女性ジェット機からすると、男性の成長速度は「徒歩歩」なんです( ̄∇ ̄)。おそらく産後クライシスをもたらすのは、このスピードの違いからくるいらだちだと思います。そりゃジェット機からすれば、歩いている人は動いているようにさえ見えないですからね。

しかもこれが、やむを得ない生物的な差に基づいているので始末が悪い(ー_ー;。これを乗り越えるには、双方の歩み寄りあるのみです♪

まず男性は、親の自覚という点で女性に置いてけぼりを食らっていると自覚しましょう。積極的に行動して差を縮めないとマズいんです。

彼女の母親としての自覚は、日本においては悲壮感さえ漂う凄まじいものです。彼女がどれほど手慣れた感じで育児をやっているように見えても、やっぱり初心者なんです。それにも関わらず

「解らない」も「出来ない」もぜっっったい言えない状況で

踏ん張っているだけです。文字通り力の限り。しかも、

誰も教えてくれない褒めてくれない

んです。母親だからアタリマエだよね、なーんて言われるだけです。彼女の苦しさを解ってあげてください。それでもあなたが想像する苦しさの数倍は、苦しんでいますから。

他方、女性は出産前から男性にいろいろ体験させましょう。生物的に親になるのが遅いのは、仕方ないですから。それを前提にして、父親の自覚を育てるところから始めるのが最善策だと思います。この点で、赤ちゃん用のおもちゃを毎日コツコツ作った芸能人は、ユニークな育て方をしていますよね。実際母親にとっては、毎日赤ちゃんの成長を感じる日々なんですから、毎日なにか赤ちゃんのためにするのは、とてもイイことです。

また、やってほしいことは「言葉にする」こと

です。もちろん直接言うのもOKですし、リスト化もいいです。リスト化すると全体像をつかみたい男性にとってはとても解りやすいそうです。

逆に、そのとき臨機応変に何をしてほしいのか察してもらうのを期待するのは、イライラが倍増するだけなので止めた方がいいです( ̄∇ ̄)。ま、これは他の家事にも言えることだけどね。

子は、かすがい。そうは言うけど、ジェットと徒歩じゃ違いすぎる。出産前に父親の自覚をいかに育てておくかがポイントなんじゃないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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