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友だちなくすぞ! 友情崩壊必至なレトロゲーム4選

マグミクス / 2022年7月17日 19時10分

友だちなくすぞ! 友情崩壊必至なレトロゲーム4選

■敵より友達と戦う方がスリリング!『バルーンファイト』

 筆者には9歳の娘と5歳の息子がいまして、我が家ではゲームは好きなだけ遊んでいいことになっていますが、鉄の掟で「ケンカしたらおしまい」というルールがあります。しかし、自分の子供時代を振り返ってみると、ゲームでケンカすることは少なからずありました。今回は特にケンカが起きやすかった危険な香りのするレトロゲームを紹介します。

 最初にあげたいのは、体につけた風船でフワフワ浮いて戦うファミコンソフト『バルーンファイト』。風船をつけたプレイヤーキャラクターを操作して、同じく風船をつけた敵キャラの鳥と空中戦を繰り広げます。鳥の風船に体当たりしてパチンと割り、地面に落ちたところを倒します。逆に鳥に自分の風船を割られてはいけません。

 ふたり同時プレイもできましたが、そこで問題が発生します。なんとプレイヤーキャラクター同士にも衝突判定があって、味方の風船を割ることができるんですね。最初は協力して戦っていたふたりが、ふざけて味方の風船を割ってアハハハと笑いあい、そのうち敵そっちのけで戦う戦争状態に……。操作には風船のフワフワ感をイメージした独特の慣性がついていることもあり、風船空中対戦バトルとしても楽しい作品でした。

●登れ!そして蹴落とせ!『アイスクライマー』

『バルーンファイト』と同じように協力ゲームでありながら、激しい争いが勃発してしまうもうひとつのタイトル『アイスクライマー』。ハンマーを持ったキャラクターを操作したブロックで上下が隔てられた階層状の雪山を上へ上へと昇るゲームです。

 このゲームの極めて秀逸な点として、天井のブロックをハンマーで壊して上に登ると、天井だった部分が床になります。穴をあけなければ登れませんし、あけすぎると足場が減ります。ふたり用では協力して登るわけですが、ステージが先に進むにつれて、足場が極端に少なくなったり、床が猛スピードで動いて1か所にとどまるのが難しかったりと、ふたりで同時に登っていくのが難しいギミックが出てきます。

どちらかひとりが先に登って画面をスクロールさせ、下にいたプレイヤーが画面外に出てしまうとミスで残機が減ります。こうなると「先に登らないと殺される!」と思って、協力ではなく競争になり、そのうち相手が登った床を下からハンマーで砕いて落とし、体当たり突き落そうとするところをジャンプでかわすような対戦アクションが始まってしまうのでした。

■「ハメ禁止」を破って絶交!?『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』

競技自体もはちゃめちゃで、お茶の間を走り抜けるコースも。画像はニンテンドースイッチ用ソフト『くにおくん ザ・ワールド 〜ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会〜』 (C) ARC SYSTEM WORKS

『バルーンファイト』や『アイスクライマー』は協力プレイのなかでバトルが勃発してしまうゲームでしたが、最初っからバトル上等のゲームといえばファミコンソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』です。主人公くにおくん率いる熱血高校など、4つの高校がそれぞれチームとなり、さまざまな競技で得点を争います。

 初戦はクロスカントリー、スターターピストルが鳴ると同時にスタートかと思いきや、その前からもう殴り合いが始まります。そう、このゲーム、殴る蹴るは当たり前、木刀でしこたま叩いて、鉄アレイをぶん投げて、水中で窒息させて、もうめちゃくちゃ。ゴールにたどり着く前にあらかたライバルをリタイアさせてしまうなんてことも。

 全編通して競技そっちのけで殴り合いをしているようなゲームですが、特にケンカに発展しやすいのが「ハメ」です。壁際で相手を投げ続けたり、起き上がるところに攻撃を重ね続けるなど、ダウンを取り続ける手段がたくさんあるため、一方的な展開になることもしばしば。「ハメ技は禁止な!」と自分たちで取り決めても、結局誰かがルールを破ればケンカに発展することも少なくありませんでした。

●禁断の友人関係破壊ゲーム 『決戦! ドカポン王国IV 〜伝説の勇者たち〜』

最後は、キャッチコピーで「禁断の友人関係破壊ゲーム」と謳っているスーパーファミコンソフト『決戦! ドカポン王国IV 〜伝説の勇者たち〜』です。「桃太郎電鉄」シリーズに代表される、サイコロを振ってマス目を進みながら、資産を稼ぐすごろくタイプのゲーム。ただし「ドカポン」はプレイヤーが勇者であり、バトルをして、経験値を稼ぎ、成長していくというRPG要素が加わっていることが大きな特徴でした。

 モンスターを倒して経験値やお金を稼いでいるうちは平和ですが、プレイヤー同士も戦いますから、さあ大変。やられた方はお金や装備、あるいは資産として手に入れた村を奪われるなんてことも。最下位のプレイヤーは一定の条件を満たすことで全財産と引き換えに強力なデビルとなって他のプレイヤーを蹂躙することもできました。周りにさんざんやられたプレイヤーが今度はデビルになって仕返しをする、まさしく友情関係破壊ゲームと言えるかもしれません。

 友人関係が崩壊しかねない危険なレトロゲームをご紹介しました。当時はオンラインで対戦はできませんから、必ず一緒の部屋で友達と遊んでいました。何度喧嘩しても、結局仲直りして、また一緒の部屋で同じゲームを遊んでいたのも、良い思い出です。

(田下広夢)

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