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表紙だけで買いたくなるマンガ!キラキラ加工に秀逸なパロディ こだわりに驚き!

マグミクス / 2022年7月25日 15時10分

写真

■壁に飾りたくなる表紙

 マンガ界でもどんどんデジタル配信が広がって久しいですが、紙媒体ならではの、実際に手に取って目で楽しむ感動も決して薄れることはありません。そんななか今回は、マンガの表紙に注目、ずっと部屋に飾っておきたくなるほど工夫がすごい作品を紹介します。

●全部集めたくなるシリーズ

 まずは、1994年から2001年まで、『ビッグコミックオリジナル』で連載された名作『MONSTER』です。完全版『MONSTER』は、全9巻をすべてつなげると、壁に写真を飾ってある美しい絵が完成します。このパターンは『ドラゴンボール』の背表紙や『ぬらりひょんの孫』など、ほかの有名作品でもよく見られるものではありますが、ある程度巻数を重ねないと実現できないため、決してどの作品でもできることではありません。絵の美しさと人気作品の重みが感じられる逸品です。

 また、全巻すべてをつなげなくても、シリーズの一部でそうしたパターンを実施している作品もあります。例えば『ハヤテのごとく』の23、24巻では、2冊をつなげると、メインヒロインのナギを中心に人気の美少女キャラたちが並ぶワイドな絵が完成します。同じパターンで『ONE PIECE』の21、22巻をつなげると、麦わらの一味とクロコダイル率いるバロックワークスの面々が対峙する絵になるのもファンを熱くさせました。

●豪華すぎて壁に飾りたくなるシリーズ

 単行本の表紙は作品の顔であるため、もちろんどの作品にも力が入っています。そのなかでも、ひときわ豪華感あふれるものがあります。例えば『ジャンプスクエア』で連載されていた『プラチナエンド』の表紙は、美しいイラストはもちろんですが、それを引き立たせるホログラム加工がキラキラ感満載で、すぐにジャケ買いしたくなる逸品です。

 また、このキラキラをタイトル部分で活かしたのが、『鋼の錬金術師』です。各巻ごとにタイトルの文字の色が変わるのが特徴でしたが、最終巻の27巻では宝石をちりばめたようなキラキラぶりで、部屋に置いておけばゴージャス感が増しそうな巻です。

 また『宇宙兄弟』も星型のキラキラした加工がよく表紙に施されており、読む前からワクワク感を高めてくれます。

■「バキ愛」があふれすぎている表紙

「バキ」愛あふれる『あっぱれ! 浦安鉄筋家族』第12巻(秋田書店)

●「バキ愛」がすごい表紙

 格闘マンガとして絶大な人気を誇る「バキ」シリーズ。本家の表紙もどれもインパクト大ですが、そんな「バキ」シリーズのパロディをふんだんに取り入れながら爆笑ギャグを生み出している名作が、同じ「週刊少年チャンピオン」で連載されている「浦安鉄筋家族」シリーズです。

 どう見ても9歳の小学生とは思えない、筋肉ムキムキの花園垣など、登場するキャラクターにも「バキ愛」があふれていますが、そんな「バキ愛」がとうとう表紙全面に押し出されたのが『あっぱれ! 浦安鉄筋家族』12巻でした。横を向く大沢木大鉄が描かれていますが、これが『新装版 バキ』シリーズ表紙の「格闘家たちが横を向いて叫んでいるように見える構図」にそっくり。両作品ともセットで揃えたい逸品です。

●おじさんが表紙なのになぜかカワイイ

 続いては「おじさんがカワイイ」表紙シリーズです。例えば、「カイジ」シリーズでお馴染みの大槻班長が、地下労働施設から出た外の世界を満喫する『1日外出録ハンチョウ』の表紙にはイカ焼きを食べる大槻、アイスを食べる大槻、カラオケで熱唱する大槻など、ただおじさんがはしゃいでいるだけの姿が並びますが、そこに独特のかわいらしさがあり、本屋のマンガコーナーでも異質の存在感を放っています。

 また、おじさんのかわいさがあふれる表紙と言えば、『こち亀』も負けてはいません。麻雀を楽しむ両さん、銃を構える両さんなど、全力で人生を駆け抜ける両さんの姿は見ているだけでもなごみます。そのなかでも、90巻ではまさかのキス顔を披露。『こち亀』を買ってくれたギャル読者へ向けて、「わしのチューをプレゼントするぞ」と感謝のメッセージを述べていました。

●単行本以外の表紙もアツい

 最後は単行本ではなく、雑誌でのアツい表紙です。最近、2022年7月にも『名探偵コナン』の青山剛昌先生と『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生の対談を記念して「週刊少年ジャンプ」34号と「週刊少年サンデー」35号の表紙に、それぞれのキャラクターが描かれるという豪華コラボが話題となりました。

 また2016年に『こち亀』の最終話が掲載されたときには、本家の両さんとともに、ほかの作家陣が描いた両さんが表紙に登場。40年の歴史を締めくくるにふさわしい、豪華なフィナーレとなりました。

 そのほか『進撃の巨人』は「別冊少年マガジン」の表紙でも、攻めの姿勢を展開しています。「チャリで来た」などネットで話題となった写真をパロディにしたエレンやミカサたちを描くなど、遊び心満載の表紙で読者を楽しませてくれました。

 表紙でも個性が光る名作マンガは、特に目が離せません。皆さんが好きな表紙の作品は何でしょうか。

(吉原あさお)

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