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ゾクッとする「攻めすぎ」アニメ3選 過激シーンの連続、ホントに放送・放映できていた?

マグミクス / 2022年8月1日 11時50分

ゾクッとする「攻めすぎ」アニメ3選 過激シーンの連続、ホントに放送・放映できていた?

■観る者の心を奪うセクシャル&バイオレンス要素

 90年代からの第三次アニメブームをスタートにして、00年代のネットカルチャーを経て今なお盛り上がり続けるアニメシーンにおいて、深夜帯アニメと劇場アニメが主軸となりさまざまな作品が生み出されてきました。親子や兄弟など家族愛に溢れたストーリー、学校生活を舞台にした学生たちのドタバタ劇、または宇宙や異世界を主戦場にしたファンタジー作品など、多種多彩に描かれてきました。

 そのなかにはシナリオ展開と相まってセンセーショナルなワンシーンとして広まって人気を集める作品もありますが、過激すぎる描写や政治的な内容などにも注意しなければなりません。

 そんな数ある作品から「2010年代」以降にグっと絞り、表現・メッセージ性を含むがゆえにひとりで見ることをオススメしたい3作品を紹介します。なお、作品の内容に大きく触れるネタバレ要素もあるため、未見の方はご注意ください。

●『その着せ替え人形は恋をする』

 まずは、最近放送されたばかりの『その着せ替え人形は恋をする』(読み:そのビスク・ドールはこいをする)を挙げます。

 幼い頃から雛人形の頭師を目指していた高校1年生の五条新菜に、コスプレ願望を抱きながらも自分ではうまく制作できなかった同級生の喜多川海夢が出会い、五条にコスプレ衣装の制作を依頼します。

 見惚れるほどのクオリティと初コスプレを経験し、今までにない新鮮な感情に揺さぶられるふたりは、少しずつ恋心に染まりながら惹かれあうラブストーリーになっています。

 本作のヒロイン喜多川海夢は、コスプレを夢見るオタク趣味なギャルとして描かれています。各話によって着ていくコスプレ衣装もさまざまに変わりますが、普段の制服姿も含めて肌を大きく露出した衣装ばかり。

 喜多川は活気良い振る舞いで抜群の体型を見せつけつつ、パンチラ・胸チラといったお色気シーンを連発していきます。

 特に5話では、真夏の炎天下でコスプレ撮影に挑戦。当然真夏のなかで汗をかいてしまい、谷間に溜まった汗とそれを拭ってほしいと喜多川は五条に頼みます。この一連のシーンには、五条とおなじくタジろいでしまった視聴者も続出したはず。

 日常生活のなかでも出くわすような場面も多数描かれていますが、喜多川海夢の元気良さを演出するスパイスとして絶大な威力を発揮しています。

●『ヨスガノソラ』

『ヨスガノソラ』は2010年10月より放送された全12話のアニメ作品です。

 父母と死別した兄妹が幼いころに住んでいた田舎町に引っ越し、主人公の春日野悠は幼いころに遊んだ友人らとも再会、かたや妹の春日野穹は引きこもり気味で周囲と壁を感じさせるところから本作は進んでいきます。

 ひとりのヒロインのエピソードを描いたあとに、分岐点に戻って次のヒロインを描いていく「オムニバス形式」なストーリー構成となっており、4人のヒロインそれぞれにテーマも決められた恋愛作品として表現されています。

 多くの視聴者を驚かせたのは、悠とヒロインが各シナリオで結ばれると「濡れ場」を経てストーリーを終えること。作画も本物のセックスシーンにかなり寄せて描かれたストレートな表現で、シナリオを終えるたびに相手がひとり、またひとりと描かれていく流れは現在からみても驚きを与えてくれるでしょう。

 このほかにも、キス寸前まで顔を近づけて嬌声をあげたり、家でひとりでいるときに自慰行為に耽ったりと、セクシャルなシーンが何度となく挟まっていきます。

 加えて本作でもっとも驚かされるのは、最後に登場するヒロイン。悠を愛するヒロインとして最後に登場するのは実妹である穹、実はこの作品は近親相姦を扱った作品なのです。

 当然このような行為に対して登場人物からは強い反動も描かれており、とくに作中通して悠に恋心を寄せていた人物からは強い軽蔑心で拒絶されることになります。果たして、悠・穹の兄妹はどんな物語を紡ぐのでしょうか。

 各シナリオの終わりに濡れ場を必ず描くなどのセクシャルな表現だけではなく、インセスト(近親相姦)というタブーに対する挑戦的なテーマを描いた本作。観たら決して忘れられない作品となるはずです。

●劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』シリーズ

 最後に挙げたいのは人気作品『Fate/stay night』の劇場版作品となった『Fate/stay night [Heaven’s Feel』シリーズです。

 劇場アニメ第2作として制作された本作品は3部作として描かれ、2017年から3年にかけて劇場放映されました。全3章累計興行収入が50億円突破し、数ある『Fate』シリーズのアニメ作品のなかでも、『Fate/stay night』シリーズを締めくくる作品ということも影響し、大きなヒットを飛ばした作品でもあります。

 巧みに描かれた作画・3Dエフェクトで美麗に飾られたアクションシーンは迫力満点。激しいバトルシーンの数々で四肢がふきとび、鮮血が飛び散り、次の瞬間にはパっと首とハネ飛ぶシーンなどもあるなど、バトルアニメを見慣れた人にも見ごたえ十分。

 それに加えて、それまでのシリーズで描かれていた表現に比べるとグロテスクなシーンが多数登場し、おびただしい数の蟲が女性を襲う「蟲姦(ちゅうかん:異種との間で行なわれる性行為のなかでも虫と人との間で行なわれる指す)」を思わせるシーンや、主人公の衛宮士郎やヒロインの間桐桜による濡れ場などがシリーズ内で描かれます。

 このシリーズでは間桐桜が自責の念に駆られ、徐々に精神的に追い詰められていく姿も描かれます。それに呼応するように天候や時間帯も暗い場面になることも多く、陰鬱でシリアスなムードが常に漂うなかでバイオレンス&エロティックなシーンが重ねられていくのです。

 決して快活で明るいムードとはいえぬ本シリーズのなかでも、第2章となった『Fate/stay night[Heaven’s Feel] II.lost butterfly』はPG12指定されて劇場公開されています。

 人気作品ということで10代の若年層もファンとして多い『Fate』シリーズですが、映画館の大音量・大画面で士郎と桜の濡れ場や血生臭いバトルシーンを見た公開当時のファンにとっては、印象的かつショッキングな体験となったことでしょう。

 今回チョイスしたいずれの作品も「名作」といえる作品ですが、やはり内容とも相まって、出先で思いがけずに見てしまったり、家族とともに見てしまったら気まずくなってしまうかもしれません。鑑賞の際には、ぜひひとりのときに見てほしいですし、もしご友人などとご覧になられる場合は内容を理解したうえで見ることをオススメします。

(草野虹)

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