タイの家庭訪問が日本と大違い！「親の年収も？」「高校でもあるの？」と話題

■アンケートから訪問まで1か月？土日も使う？

　タイの家庭訪問について描いたマンガが、Instagramで1400以上の「いいね」を集め話題となっています。タイの高校で日本語教師として働いている女性。タイの高校では年に一度家庭訪問があり、事前に保護者や生徒への細かいアンケートを行うなど、日本の学校の家庭訪問とは異なる点が多く……という内容で、「家庭訪問は日本だけだと思っていた」「年収まで……」「先生の真剣さが感じられる」などの声があがっています。

　このマンガを描いたのは、プカちゃんさんです。イラストレーターとして活動しています。在住15年目となるタイでの日常をマンガにして、Instagramや、ブログ「波乱珍丈！プカちゃんブログ」で発表しています。プカちゃんさんにお話を聞きました。

ーーマンガを描き始めたのは、いつごろからでしょうか？

　Instagramでマンガを見て「私も描いてみよう！」と思い、3年ほど前から描き始めました。タイの面白さをいろいろな人に知っていただけたら、と思いながら描いています。

ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。

　タイでは毎年新学期を迎えると、家庭訪問期間があります。日本の学校とはかなり異なるスタイルのため、皆さんに伝えたくて描いてみました。

ーー家庭訪問は無事に終わりましたか？

　はい、無事に終わりました。アンケートから実際の家庭訪問が終わるまで、ほぼ1か月はかかります。土日を利用して生徒の家をはしごすることもあります。

ーータイでは他の学校も、このような家庭訪問のスタイルなのでしょうか？

　学校にもよると思いますが、タイのローカルな公立の学校は、だいたいこのような感じだと思います。

ーー家庭訪問で一番大変だったことはなんでしたか？

　約束していた時間に伺っても、家族がいないことも多かったので、それが一番大変でした。他にもバイクに乗りきらないお土産（大玉のスイカやマンゴスチン5キロなど）をくれるお宅もあり、うれしい反面持って帰るのに苦労しました（笑）。

ーー家庭訪問をして、よかったと思ったことを教えて下さい。

　普段は見られない、生徒の意外な一面が見られることです。学校ではクールな男の子が、家では小さな弟の世話をしていたり、母親の仕事を手伝うために、毎朝4時に起きていることが分かったり……。その他にも、タイの学校では教師と親がLINEで連絡を取り合えるので、家庭訪問を機に親と仲良くなると、サボったときなどはすぐに親に連絡ができます（笑）。

ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか？

「日本の家庭訪問と全然違う！」や、「高校でも家庭訪問あるの！？」など、驚きの声をいただきました。

ーー創作活動で今後、取り組んでいきたいことを教えて下さい。

　今後も、タイの学校についていろいろ描いていきたいです。日本の学校とは違う面白いカルチャーショックを幅広くお届けできたらいいなと思っています。

（マグミクス編集部）