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『Zガンダム』ジャブロー配備のMSたち ファンを歓喜させた「MSV」機体の活躍

マグミクス / 2022年8月28日 6時10分

『Zガンダム』ジャブロー配備のMSたち ファンを歓喜させた「MSV」機体の活躍

■エゥーゴと戦った、ジオン系バリエーション機

 TVアニメ『機動戦士Zガンダム』の第12話「ジャブローの風」は、ファンにとってある意味印象深いエピソードといえるでしょう。なぜなら、初代『機動戦士ガンダム』に登場したモビルスーツをベースにしたバリエーション企画「MSV」で設定された機体が登場したからです。同エピソードに登場したモビルスーツ(MS)たちを振り返ります。

●MS-06V ザクタンク

 一年戦争時にジオン軍が前線で損傷した機体を組み合わせて製造したザクタンクは、12話で初めて映像作品に登場しました。破壊された機体の再利用品であるため、定まった仕様はありませんが、基本的にはマゼラアタックの車体部であるマゼラベースの上に「MS-06ザクII」の上半身を載せたもので、両腕が作業用のマニュピレータに換装されているのが特徴です。主に建築や運搬、回収作業などに使用されましたが、武装化された機体も存在しています。

 12話では、連邦軍に鹵獲(ろかく)されて運用されていた機体が迎撃態勢を整えているシーンで一瞬登場し、その後はリック・ディアスがジャブロー基地に接近した際に後退していく様子が映し出されていました。非武装機と判断したのか、リック・ディアスがザクタンクの存在をまったく気にしていない様子も、印象的なシーンです。

●MS-07H グフ飛行試験型

「MS-07グフ」のバリエーション機である「MS-07Hグフ飛行試験型」は、4機が登場しています。もともとは地球上におけるモビルスーツの航続能力の短さを克服するために飛行能力を持たせようと開発された試験機であり、拠点防衛に投入する機体としては不向きと思われますが、ティターンズがエゥーゴをジャブローごと核で焼き払うための足止め役には使えると判断されたのでしょう。近代化改装は施されているようで、コクピットはリニア・シートに換装されており、ジャイアント・バズで武装していました。

 戦闘では先行した1機がネモとジムIIの攻撃を受け、あえなく破壊されてしまいますが、残りの3機は奇襲に成功し、逆にジムIIを2機撃墜。最新鋭機のネモの破壊にも成功しています。

 しかし突っ込んできたカミーユ・ビダンのガンダムMK-IIの攻撃を受け、1機はウェイブライダーをぶつけられ、残る2機はビーム・ライフルで瞬殺されました。それでも3機のエゥーゴ側モビルスーツを撃墜しており、12話に登場したMSVのなかでは、最も善戦した機体といえるでしょう。

■「やられ役」が多かった? 連邦系バリエーション機

ガンキャノン重装型は、作中ではエゥーゴのネモに対し一矢報いた。画像は「ROBOT魂 <SIDE MS> RX-77-3 ガンキャノン重装型 ver. A.N.I.M.E.」(BANDAI SPIRITS)

●RGC-80 ジム・キャノン

 ジムのバリエーション機である「RGC-80 ジム・キャノン」も、ジャブロー防衛に参戦しています。通常のジムと見分けをつけるために頭部が赤く塗装されており、序盤では車両に乗って配備箇所へと急行する姿が描かれました。その後は勇敢にエゥーゴのモビルスーツ隊に立ち向かいますが、ガンダムMK-IIと遭遇した機体は建物越しの射撃を受けて破壊されています。

●RGM-79SC (RGM-79) ジム・スナイパーカスタム

 RX-78 ガンダムに匹敵する性能を持つといわれる「RGM-79SC (RGM-79) ジム・スナイパーカスタム」も12話に登場しています。一年戦争時の地球連邦軍トップエースであるテネス・A・ユング少佐の愛機としても知られる機体ですが、最新鋭機には歯が立たず、森のなかで待機していた機体はクワトロ・バジーナの百式の攻撃を受け、あっさりと破壊されました。その後、ジャブロー基地内でも迎撃に参加した機体を確認できましたが、いつの間にか撃墜されており、無残な姿を晒していました。

●RX-77-3ガンキャノン重装型

 ジム・キャノンの開発過程で生まれた試作型モビルスーツである「RX-77-3ガンキャノン重装型」も戦闘に参加しています。ガンキャノン重装型はRX-77 ガンキャノンの内部構造をほぼ踏襲した機体であり、出力の向上と装甲の強化が図られています。

 武装は240mmキャノン砲2門と、やはりRX-77と同等ですが、連射速度及び給弾性能が強化され、砲撃速度は2倍に達しています。コアブロックシステムは廃されており生産性は向上していますが、戦争の終結により数機が生産されたにとどまっています。戦後はジャブローの防衛に寄与する一方でテスト機として運用され、ジム・キャノンの開発に利用されています。

 その後もリニア・シートや全天周囲モニターへの換装を受けたうえでジャブローに配備され続け、ジャブロー防衛時には飛び降り攻撃でネモの撃墜に成功しました。

(早川清一朗)

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