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『ガンダム』地球連邦軍の戦闘用艦艇たち 「やられ役」から勝利に貢献?

マグミクス / 2022年8月20日 10時10分

『ガンダム』地球連邦軍の戦闘用艦艇たち 「やられ役」から勝利に貢献?

■地球連邦軍のワークホースたち

 初代『ガンダム』で活躍した地球連邦軍の戦闘用艦艇は、当初はジオンのモビルスーツ(MS)部隊に苦戦したものの、改修でMS運用能力を得てからは、MS部隊とも連携しながらジオン軍を押し返していきます。

●サラミス級巡洋艦

「サラミス級」は地球連邦軍が宇宙世紀0070年代に大量建造した軽巡洋艦です。武装としては単装メガ粒子砲6基、連装機銃6基、6連装ミサイルランチャー2基、艦首部2連大型ミサイル発射管を8基備えています。ファランクス・システムにより運用される火器による防空能力は高く、また各武装は死角が生まれないよう艦全体にまんべんなく配置されており、汎用戦闘艦としては優れた能力を持つ反面、正面火力はジオン軍のムサイ級軽巡洋艦に劣る問題点を抱えています。

 一年戦争の緒戦ではジオン軍が使用したミノフスキー粒子により、電波を利用した精密誘導で運用されるファランクス・システムを無効化され、近接戦闘で多大な破壊力を発揮する新兵器・モビルスーツの前に多大な被害を強いられました。

 しかし宇宙艦隊再建のために始動した「ビンソン計画」ではモビルスーツの運用能力を付与したサラミス後期型が大量に建造され、ジオン軍の要衝であるソロモンやア・バオア・クーの戦いでは膨大な数の「ジム」「ボール」とともにジオン軍を押し返す原動力となりました。このとき生き残った前期型も一部のメガ粒子砲を取り去りスペースを確保して、上下の甲板にジムを繋止する形でモビルスーツ運用を行っており、少々強引ながらも物量の投入に寄与しています。

●マゼラン級戦艦

 マゼラン級は地球連邦軍がUC0070年代に建造した宇宙戦艦です。武装は連装メガ粒子砲を7基ないし6基、連装機銃14基、対艦ミサイル発射管4基、多目的ミサイル発射管4基を装備しています。

 長射程のメガ粒子砲による長距離射撃戦術を得意としており、ジオン軍の新兵器であるモビルスーツに対しても、当初は長距離からの攻撃でせん滅可能であるとして、脅威とみなされてはいませんでした。しかしながらジオン軍が使用したミノフスキー粒子によりモビルスーツの接近を許して一方的な惨敗を重ねてしまい、時代遅れの大艦巨砲主義の象徴とされてしまいます。

 しかしながら基本戦闘力は高く、一年戦争後期ではビンソン計画でモビルスーツ運用能力を付与された新式のマゼランが多数投入され、戦線に寄与。テキサスコロニーではチベ級重巡洋艦を圧倒し撃沈するシーンも見られるなど、地球連邦軍の主力戦艦として恥じない攻撃力の高さを見せつけました。

■作中で主役級の活躍、地球連邦軍の最新鋭艦

『機動戦士ガンダム』で活躍したホワイトベースを1700分の1スケールで再現した、「輝艦大全 機動戦士ガンダム 1/1700ペガサス級強襲揚陸艦2番艦 ホワイトベース 約155mm ABS製 塗装済み可動フィギュア」(BANDAI SPIRITS)

●ペガサス級強襲揚陸艦

 ペガサス級強襲揚陸艦は、地球連邦軍で初めてモビルスーツの運用能力を保有した軍艦です。単独での大気圏突入能力を持ち、ミノフスキー・クラフトを使用した飛行能力により地上での運用も可能な多用途性を兼ね備えています。武装は主砲として52cm(58cm、88cmの説もあり)連装砲を2基、連装メガ粒子砲を2基、連装機関砲を18基、ミサイルランチャーを40基備えており、砲戦に対応可能なだけでなく、同時期の連邦軍の艦としては破格の対空戦闘能力を付与されています。

 また、艦全体がブロック化されており、大規模整備時にはブロックごとの分割整備が可能で、破損部分を即時切り離すことも可能です。

 もともとは宇宙戦闘機「セイバーフィッシュ」の母艦となる予定でしたが、連邦軍のモビルスーツ開発プロジェクト「V計画」に連動し、モビルスーツの運用母艦として設計が見直されたという経緯があります。

 モビルスーツの搭載数は諸説ありますが6機から15機程度とされています。ペガサス級のなかでも最も目覚ましい活躍をした2番艦「ホワイトベース」ではRX-78-2ガンダム、RX-77ガンキャノン、RX-75ガンタンクが1機ずつに加え、Gファイター(コア・ブースター)2機やガンペリーなどの航空機も運用されました。

 格納デッキではガンダムとGファイターの換装作業なども行われていたため、それなりにスペースの余裕があることも確認できます。モビルスーツの運用はこの時期の地球連邦軍にとっては未知数であり、予測不可能な状況に対応するためにスペースを多めに確保していたと思われます。

 建造数としては7艦が確認されており、うち5番艦「グレイファントム」は改装を受けペガサス級改2番艦としてOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場しましたが、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』9話で同型艦の「スタリオン」とともにGP-02の核攻撃に巻き込まれて爆沈の憂き目を見ています。7番艦「アルビオン」は数多の改装を受けOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場し、主人公コウ・ウラキたちの母艦として運用されました。

(早川清一朗)

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