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負けてもかっこいい!熱すぎなバトルを作ったジャンプの「名勝負製造機」キャラ4選

マグミクス / 2022年8月16日 19時10分

負けてもかっこいい!熱すぎなバトルを作ったジャンプの「名勝負製造機」キャラ4選

■戦い方に生きざまが表れる

数々のバトルマンガで、「名勝負」を生み出すのは主人公だけではありません。その仲間やライバルなどの「サブキャラ」も、胸熱バトルをみせて人気を集めています。今回は、「週刊少年ジャンプ」の作品から、多くの熱い戦いをみせてくれた名勝負製造機ともいえるサブキャラを紹介します。

●「最強」でなくとも信念で名勝負『るろうに剣心』四乃森蒼紫
『るろうに剣心』に登場する四乃森蒼紫は、わずか15歳で江戸城警護を務める御庭番衆のお頭になった天才隠密です。得物は小太刀で、拳法の使い手でもあります。彼は幕末最強と謳われた緋村抜刀斎を倒し、御庭番衆こそが「最強」であることを示そうと、剣心に戦いを挑みました。

「東京編」で剣心に敗れ、さらに腹心の部下たち4人を喪うと、闇落ちし山ごもり。「京都編」では志々雄真実と同盟を組み、剣心と再戦します。剣心は闇落ちした蒼紫に対し、「死んだ仲間4人のせいにしている」と一喝、蒼紫は我に返ったのち、天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)の前に再び敗北しました。剣心との2戦だけでなく、柏崎念至との非情な戦いや、阿武隈四入道の瞬殺など名勝負は多いですが、特筆すべきは「人誅編」での外印戦です。この戦いで蒼紫は外印に「外法の悪党は外法の力を以て更なる闇へと葬り去る」との信念を告げ、圧倒的勝利を見せつけました。

●仲間と共闘して真価を発揮『ジョジョの奇妙な冒険』ジャン・ピエール・ポルナレフ

『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』で数々の名勝負を見せたジャン・ピエール・ポルナレフ。剣捌きとスピードが売りのシンプルなスタンド「シルバーチャリオッツ」を駆使し、初登場でいきなりモハメド・アヴドゥルと死闘を繰り広げて、その実力と誇り高き精神を見せつけました。続いて、妹の仇であるJ・ガイル(スタンド「ハングドマン」)戦で、戦友アヴドゥル死なせてしまった(後に生きていたことが判明)ポルナレフ。その後、花京院と協力して戦ったのち、J・ガイルを串刺しにし、「あとは閻魔様にまかせたぜ」と吐き捨てる場面もしびれます。

 そしてポルナレフの名勝負といえば、ヴァニラ・アイス(スタンド「クリーム」)戦です。ポルナレフはアヴドゥル、イギーとともにDIOの館に侵入しますが、すぐにヴァニラ・アイスの強襲を受けます。これに気づいたアヴドゥルは、ポルナレフとイギーを守るため、今度こそ本当に犠牲になってしまいました。さらに戦いのなかで満身創痍となったイギーは、最後の力を振り絞ってポルナレフを救い絶命。仲間の犠牲を受け、ポルナレフはズタボロになりながらヴァニラ・アイスにとどめを刺します。断末魔を叫ぶ相手に、ポルナレフは「地獄でやってろ」と決め台詞。そして戦いの後、天に上るアヴドゥルとイギーを見て涙をこぼしました。

 その他、「アヌビス神」との剣vs剣の真っ向勝負や、子供に戻った状態での「セト神」のアレッシーとの知恵比べ、またエンヤ婆の「正義」に操られて便器を舐めさせられたり、ホル・ホースに鼻に指を突っ込まれたりした迷勝負など、ポルナレフのエピソードはどれも印象的です。5部では車いすの不自由な身体で再登場しましたが、血の滴りを利用して最強の「キング・クリムゾン」を操るディアボロに一太刀食らわせるなど、相変わらずの勝負勘を見せました。

■友情パワーが名勝負を生み出す!

仙道はインターハイ前に流川と日が落ちるまで野良1on1で対決する。『SLAM DUNK DVD-Collection Vol.3』(TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D))

●友情への侮辱に激怒!『キン肉マン』ザ・テリーマン

『キン肉マン』の主人公・キン肉マンのタッグパートナーであり、正義超人のザ・テリーマンは、勝敗にかかわらず「友情」にまつわる名勝負を繰り広げました。

「夢の超人タッグ編」では、タッグパートナーのジェロニモの命を救うため、はぐれ悪魔超人コンビに降伏。「王位争奪編」ではキン肉マンと距離を置いたもののピンチに駆けつけ、キン肉マンの助けを借りながらキング・ザ・100トンを撃破するなど、熱いバトルを繰り広げました。

 極めつけの名勝負は「7人の悪魔超人編」でのザ・魔雲天戦でしょう。次々と仲間たちが敗れ死んでいくなか、テリーマンも負傷し追いつめられます。すると魔雲天は、キン肉マンやミートくんのために命をかける彼のことを「物好きだ」とあざ笑いました。これに対し、テリーマンは怒りのラッシュ。「苦楽をともにしてきた仲間だからこそ命をすてることができるんじゃないか」と涙ながらに叫び、ブレーンバスターで勝利を飾りました。

●負けてもその天才的な直感に脱帽!『SLAM DUNK』仙道彰

『SLAM DUNK』に登場した仙道彰は、陵南高校バスケ部で2年生にしてエースを張る男です。普段はマイペースでひょうひょうとしていますが、コートでは圧倒的な存在感と支配力、そして確かな技術を発揮する天才プレイヤー。インターハイ神奈川県予選、湘北戦でマッチアップした流川とのエース対決は手に汗握ります。

 そんな仙道の名勝負といえば、2度の湘北戦も熱いですが、県予選の海南戦が盛り上がりました。帝王・牧をマークしながら、ポイントガードとして見事なゲームメイクを見せる仙道。試合は接戦となり、そして後半残り5秒で海南が2点リードの状況を迎えました。ボールをもらった仙道は、ゴール目掛けて速攻をかけます。牧は追いつくものの、仙道は見事にダンクを決め同点でタイムアップしました。

 会場や陵南選手が大喜びしますが、仙道だけは落胆……。というのも、仙道は残り5秒で魚住を欠いた陵南は延長戦にもつれこめば負けると読み、最後の速攻であえて牧に追いつかせファウルをもらいつつシュートを決め、そしてバスケットカウントワンスローで試合を決するつもりだったのです。しかし一枚上手だった牧に考えを読まれ、ファウル回避、結局は延長戦へ入り陵南は敗北しました。残り5秒の攻防、わずかなページですが、『SLAM DUNK』屈指の名勝負と言っていいでしょう。

 その他、『ドラゴンボール』のクリリンやピッコロ、『魁!!男塾』のJ、『ダイの大冒険』のポップ、『BLEACH』の班目一角、『火ノ丸相撲』の五条、『遊☆戯☆王』の海馬瀬人などなど、勝てない時でも光り輝く「名勝負製造機」サブキャラは多数。主人公キャラと違って、勝つ確率が下がる分、彼らの戦いと生きざまは予想がつかず印象に残ります。

(南城与右衛門)

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