『ダイの大冒険』「倒したと思ったのに…」変身して真の力を解放した強敵たち
マグミクス / 2022年8月20日 14時39分
■まるで本家のゲームを思い起こすラスボスの変身劇
本日放送の『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』第91話「バーンの真実」で、ついに本当の姿を現した真・大魔王バーン。これまでにない強敵の登場に、最終決戦も大詰めに向かっている予感をひしひしと感じた人も多いことでしょう。
※本作はすでにマンガ原作は完結していますが、TVアニメで初めて視聴する方のため、TVアニメで放送された部分だけで記事にしています。
アバンによってあばかれたミストバーンの正体。それはおどろくべきことに「凍れる時間(とき)の秘法」で封印されたバーンの若いころの肉体を、ミストという魔界のモンスターが動かしていた姿だったのです。
そして、あれだけポップたちを苦しめたこのバーンの若き肉体に、これまでダイを追い詰めていた老獪なバーンの頭脳が加わることで、本来の力をフルに発揮できる真・大魔王バーンとなりました。その強さは単純な足し算以上なものになることでしょう。まさに最終決戦に相応しいラスボスの登場というわけです。
本来のゲーム『ドラゴンクエスト』で言えば、ラスボスをどうにか倒してエンディングと思ったら、長いシナリオセリフの後に復活して強力なラスボスが現れるようなものでしょう。そう考えると、ゲームではおなじみの展開なのかもしれません。
この大魔王バーンとミストバーンの関係は、原作マンガ連載当時も盛り上がっていました。本作最大の謎であった部分が解明されたわけですから、連載当時の筆者もこの場面には関心と同時にこれからの展開に興奮したところです。
思えば、これまでの戦いでも勝負の決着がついたかに思った後に、ふたたび新たに戦闘が始まる展開が何度かありました。戦いというものは、攻防の接戦が続くシーソーゲームが一番盛り上がるものです。特に『ダイの大冒険』では、こういった展開も盛り上げるために戦いの途中で姿を変える、いわゆる変身してパワーアップする敵が何人かいました。
そこで、これまで戦いのなかで姿を変えていった敵を振り返ってみましょう。
■ゲームでも連戦となるパワーアップ変身をする敵たち
最初にダイとの戦いに敗れて姿を変えたのが、魔王軍六大軍団のうちのひとつ氷炎魔団の軍団長、氷炎将軍フレイザードでした。最後の大技である弾岩爆花散を敢行したものの、空烈斬を会得したダイの一撃で核を分断されてしまい、身体の左右の炎と氷を維持できなくなり敗北します。
しかし、ミストバーンが提供した魔影軍団最強の鎧を装備、より強大な力を得てすぐさまリターンマッチを挑んできました。ところが、すでに空の技の習得でアバン流刀殺法を完全にマスターしたダイの敵ではなく、完璧なアバンストラッシュによって倒されます。
続いてはダイの父親である超竜軍団長の竜騎将バラン。「竜(ドラゴン)の騎士」の最強戦闘形態(マックスバトルフォーム)である「竜魔人」となることができます。ただし、この姿はダイと戦う前に変身していました。その秘呪文である竜闘気砲呪文(ドルオーラ)は、本来ならば竜魔人でないと使えない技です。
そして、妖魔司教ザボエラの率いる妖魔士団の幹部、妖魔学士ザムザも戦いの途中で変身しました。わざとダイの怒りを誘うように挑発し、頃合いを見計らって超魔生物へと変身、一時はダイを飲み込んでしまうところまで追いつめています。
その父であるザボエラもダイとの戦いではありませんが、超魔ゾンビとなって不利な状況から逆襲していました。しかも、他の変身は何らかのリスクがあったのに、超魔ゾンビの姿になるのはノーリスクだったことから「悪魔の頭脳」、「最低の発想」とまで言われています。
このように、これまで戦ってきた敵のなかには戦闘途中で変身して、まったく違う姿になる敵が意外と少なくありません。前述したようにゲーム『ドラクエ』を思わせる展開と考えると、まさに『ドラクエ』らしいドラマ仕立てだと言えます。
先日、今回のアニメは全100話で完結するという発表がありました。それから逆算すると残りは9話。何もなく毎週の放送が進めば本年の10月22日の放送でTVアニメ『ダイの大冒険』は最終回を迎えることになります。
残りの話数を考えるとまだ波乱がありそうですが、いよいよラスボスである真・大魔王バーンとの戦いの幕が切って落とされた今週から目が離せません。これからの怒涛の展開は、原作マンガで先を知っている筆者も大注目です。
(加々美利治)
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