「好きなゲーム機」ランキングTOP5 セガハードが今になって再評価?
マグミクス / 2022年8月24日 17時10分
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■時代を超えて愛され続けるゲーム機たち! その頂点は?
1980年代に始まった最初の家庭用ゲーム機のブームは、熱烈な人気と支持を集め、その後もさまざまな後継機がユーザーの期待に応え続けました。
時代を経るごとに新たな家庭用ゲーム機が登場し、進化した性能を存分に生かしたゲームソフトが数多く誕生。そこから生み出される刺激的なひとときが、多くの方々を魅了していきます。
夢のような時間を提供した家庭用ゲーム機のなかでも、特にユーザーから愛されているのはどの1台なのか。その実態に迫るアンケート結果を、今回お届けします。寄せられた154票はどの名機を支持したのか、気になるベスト5をご覧ください。
●第5位「PCエンジン(CD-ROM2)」「セガサターン」
ファミコンのライバルとなった「PCエンジン」は単体のみならず、「CD-ROM2」などをはじめとする周辺機器の数々を組み合わせた「コア構想」によって、多彩な性能を発揮。本体部分が車のエンジンのような役割を果たし、機能を広げていく姿には夢がありました。
また、その性能を生かしたゲームも素晴らしく、人気RPGの『天外魔境 ZIRIA』シリーズや、なめらかなアニメーションムービーでユーザーを驚かせた『イースI・II』などが登場して話題に。その「PCエンジン(CD-ROM2)」に、今もなお確かな支持が集まっていることが分かりました。
【回答者コメント】
・いち早くCDを取り入れ、後のハードで光学メディアが主流になる流れを作った功績が大きいと思う。ソフトもメジャーハードのソフトには無い個性的な物が多かった印象です。
・PCエンジン版イース1・2最高!店頭でデモを見たとき震えました。
・PCエンジンが好きでNECに入りました。仕事帰りのスーツ姿で、流行っていると言う“ときメモ“を買いました。
そして同じく第5位に滑り込んだのが「セガサターン」。一世を風靡した「初代PlayStation」に先駆けて登場した本機は、ゲームセンターで大人気の『バーチャファイター』を同時発売し、当時のユーザーに衝撃を与えました。
また、独特の浮遊感やファンタジックなストーリーが彩る『NiGHTS into dreams…』や、複数の主人公が交差する群像劇ADVの名作『街 〜運命の交差点〜』といった個性的な作品が多数登場。STGにRPGと幅広く展開した『パンツァードラグーン』や、まるでアニメを見るような心地よさと楽しさを詰め込んだ『サクラ大戦』といった名シリーズも「セガサターン」から生まれました。
【回答者コメント】
・自分で初めて買ったコンシューマ機(それまではパソコン)。
・セガサターンは、STGで唯一の移植がある作品が多く、STG好きにはたまらないハードだった。
・SEGA、SNK、CAPCOMの格ゲーに加えてEVE、YU-NO、サクラ大戦、同級生2等のADVや蒼穹紅蓮隊、サンダーフォースなどのSTGゲーム、ほんとになぜPSに負けたのか……グランディアはFF7に対抗しうるRPGでした。
●第4位「メガドライブ/メガCD/スーパー32X」
第5位のセガサターンに続き、連続でセガのハードがランクイン。この「メガドライブ」は、PCエンジンと同時期に登場し、ファミコンやスーパーファミコンと肩を並べて競い合いました。国内ではややコアユーザー向けの印象もありますが、北米では『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』をきっかけに大ヒット。国の垣根を超えて支持を集めた名機です。
アーケードからの移植で話題になった『大魔界村』、シミュレーションの金字塔『アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦』、名作RPGがさらなる展開を迎えた『ファンタシースター』シリーズ、爽快アクション『ガンスターヒーローズ』など、代表作を上げればキリがないほど。また、PCエンジンのように周辺機器が増設されましたが、初代メガドラは縦方向に伸びた関係から、「メガドラタワー」の愛称で親しまれたのも思い出深い点です。
【回答者コメント】
・メガドライブからセガ派になりました。任天堂に挑んでゆくセガをメガドラを通して戦友のように感じていました。
・セガハードは任天堂ハードとは方向性の違う、カウンターカルチャー的なゲームの楽しさがあったが、メガドライブの世代は特にこの特徴が色濃く出ており、特に文化的な思想の自由度が高い海外市場において、日本市場より存在感を示した。
・メガドライブは当時は第3勢力だったけど、良いソフトに恵まれて、現在のミニで再評価されていて嬉しい。
■いよいよベスト3を発表、なんと第1位は名機が並び立つ!
クラシカルなゲーム機が上位を占めるなか、現行の名機が堂々のランクイン
●第3位「Nintendo Switch」
ここまでクラシカルなゲーム機が占めていましたが、第3位に飛び込んだのは現行の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」。こうしたランキングでは、思い出が強い原動力になる傾向もあるため、懐かしい対象に人気が集まりがちです。しかし、当時のユーザーが思い出深いゲーム機に愛着を持つように、今の世代の人たちが「Nintendo Switch」で思い出を作り、その熱意が今回の数字に現れたのかもしれません。
「Nintendo Switch」は据え置き機でありながら、持ち運んで遊ぶ携帯性も持ち合わせており、そのフットワークの良さも支持を集めた理由のひとつ。単純な処理性能では、同世代のゲーム機に譲る一面もありますが、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『あつまれ どうぶつの森』、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』といった名作たちの存在が、そうしたハンデを感じさせません。
【回答者コメント】
・据え置きよりも持ち運びが出来るハードが好きです。
・今まさに現役で楽しんでいます。
・据え置き、携帯機の両用が出来る上に、任天堂ソフトを筆頭にサードパーティやインディーズまで幅広くソフトが揃っているSwitchはゲーム機の完成形のひとつだと思います。
●第1位「ファミリーコンピュータ/ディスクシステム」「スーパーファミコン」
愛される家庭用ゲーム機の傾向に迫った今回の人気ランキングは、栄えある第1位を二分するほどの激戦となりました。その名誉を分けあった1台目は、日本に家庭用ゲーム機の一大ブームを巻き起こした「ファミリーコンピュータ/ディスクシステム」。その活躍がなければ、今日のゲーム市場は形を大きく変えていたかもしれません。
ブームに火をつけた立役者とも言われている『スーパーマリオブラザーズ』や、ディスクシステムから始まった『ゼルダの伝説』に『メトロイド』、RPGブームを盛り上げた『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』……今も輝くシリーズ作の原点は、ファミコンに端を発しています。
【回答者コメント】
・家庭用ゲーム機の時代はここから始まった。
・ファミコンが登場しなければ日本と、世界のゲームは生まれなかったし、マリオもドラクエも生まれなかった。
・1987年のクリスマスプレゼントにサンタさんに貰った最高のプレゼントがファミコンでした。
そしてファミコンと並んだもうひとつの第1位は、「スーパーファミコン」。任天堂の最初の黄金期を築いた礎と、その人気を受け継いでさらに飛躍させた名機が、共に並び立つ結果となりました。『スーパーマリオワールド』や『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』など、名シリーズをさらにパワーアップさせた最新作に多くの方が当時心を躍らせます。
また、シリーズの人気に火をつけた『ファイアーエムブレム 紋章の謎』や、レースゲームの代表格となった名シリーズの原点『スーパーマリオカート』の登場など、再評価や新登場のきっかけにもなりました。『ドラクエ』『FF』のシリーズ作も順調に登場し、さらに両シリーズのクリエイターが集結した奇跡のRPG『クロノ・トリガー』も、忘れられない1作です。
【回答者コメント】
・マリオRPGやカービィなど子供時代に一番遊んだハード機です。
・名作をたくさん遊んだ。
・ゲームに一番夢中になっていた時期にプレイしていたハードだからというのもあるけれど、今でも「思い出に残るゲーム」で頭に浮かぶゲームの大半がSFCソフトだから、理屈とか関係なく好きなんだと思います。
時代が変わればゲーム機も変わる。ですが、どの時代においても、そこから楽しい思い出が生まれる構図は変わりません。世代によって好きなゲーム機が違うのは当然ですが、だからこそ好きなものの好きなところを熱く語り、また相手の「好き」に耳を傾けたいものです。
※本アンケート企画は、アニメ・マンガ・ゲームファンにおける意識調査の一環として実施しました。優劣や良し悪しを判断する意図はございません。読者の皆さんにとっての新たな作品の出会いの一助になりますと幸いです。
(臥待)
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