18年越しのかくれんぼ 超負けず嫌い同士の勝負の結果に「良いもの見た」

■「ありえない」発想にハマる人続出！

　田中ゆき（9歳）と橋本満（9歳）は大がつくほどの負けず嫌い。お互いをライバル視し、ことあるごとに対決をしていました。22勝22敗と引き分けの状態で行った「かくれんぼ」では、互いに折れることなく続き、なんと18年も経ってしまいます。ある日、ゆきが「結婚することになったから引き分けにしよう」と言い出して……。

　mmkさん（@mmk_sunday）による創作マンガ『18年間かくれんぼし続ける幼なじみの話』がTwitter上で公開されました。いいね数は2.3万を超えており、読者からは「良いものを見させて頂きました」「発想がぶっ飛んでいて最高」「斬新で面白い」という声があがっていました。

　作者のmmkさんにお話を聞きました。

ーーmmkさんが漫画家としてデビューした経緯や、マンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　大学を卒業してマンガをSNSに投稿し始めたところ、今の担当編集さんにお声がけいただき、投稿を繰り返してデビューに至りました。マンガを描き始めたきっかけは、もともと絵を描くことが好きだったのと、就活中に親に「会社勤めにこだわらなくていい」と言われたことです。

ーー『18年間かくれんぼし続ける幼なじみの話』のお話が生まれたきっかけは何ですか？

『TAG』という映画を観て、大の大人が子供の遊びを真剣にやっている姿が面白いな、と思い、そこから着想を得ました。

著：mmk『ラブコメクエスト』第1巻（小学館）

ーーこの作品を描くうえで気を付けた点や工夫した点はありますか？

　周りから見たらバカバカしいことを、いかにふたりが真剣にやっているかが読者に伝わるよう、努めました。

ーーたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

「ぶっ飛んでて好き」という感想がうれしかったです。マンガの世界観でしか出来ないことを描けたことと、その異常さがひとりよがりにならず、面白さとして伝わったということに安心しました。

ーー少年サンデーにてmmk先生の『ラブコメクエスト』が連載中です。この作品の見どころを教えてください。

　残虐非道な魔女・ミリアが勇者・ジンに出会い、初めて経験する恋心に戸惑い翻弄される姿が見どころです。誰もが恋愛を通して抱く感情に向き合い、少しずつ恋愛経験値を積んでいくミリアの「ラブコメクエスト」を、ぜひ温かく見守ってください。

（マグミクス編集部）