時代を超え愛される「任天堂ゲームシリーズ」3選 斬新なシステムで歴史を変えた!
マグミクス / 2022年9月7日 15時10分
■任天堂といえば、誰もが思い出す代表シリーズ3選
ファミリーコンピュータで家庭用ゲーム機の一大ブームを巻き起こし、現在のゲーム業界に繋がる道筋を築き上げた任天堂。Nintendo Switchをはじめとする人気ハードの開発・販売はもちろんのこと、ハード購入の決め手となる魅力的なゲームソフトも多数生み出してきました。
特に人気のある作品は、シリーズ展開を迎えることが多く、世代を超えて続くケースも少なくありません。また、思い出に残るシリーズ作品が多数あり、いずれも素晴らしいものばかりです。
任天堂の代表作といえば、誰もが思い出すシリーズはいくらでもあります。だからこそ、思い入れのあるシリーズは人それぞれ、また世代によってもさまざまでしょう。そこで今回は、多くの世代に支持されている人気シリーズ3作をピックアップし、その魅力や特徴などを振り返ります。
『ゼルダの伝説』 (C)Nintendo
●任天堂の顔といえばマリオ! その出世作は『スーパーマリオブラザーズ』シリーズ
マリオ自身のデビュー作は『ドンキーコング』ですし、名を冠した初作品は『マリオブラザーズ』。いずれも当時ヒット作になったものの、ファミコンの一大ブームを巻き起こすほどの大きな影響を与えたのは、『スーパーマリオブラザーズ』に他なりません。その意味では、ここから始まった『スーパーマリオブラザーズ』シリーズが、マリオの出世作といっても過言ではないでしょう。
軽快なジャンプ力と、やや慣性のある独特な動き。また、巨大化やファイアーボールなどのパワーアップによる頼もしさと、それを失った時の心細さのギャップが刺激的で、文字通り手に汗握るプレイを日本中に提供しました。
「動かしているだけでも楽しい」というアクションゲームの基本を押さえた本シリーズは、ハードの進化に合わせてプレイの幅も広がり、ゲーム進行のフィールド化や3D表現など、時代とともに発展しました。任天堂の各ハードそれぞれに、『スーパーマリオブラザーズ』シリーズが登場している点を見ても、その人気の奥深さがうかがえます。
●冒険とひらめきの融合が、いつでもいつまでも心をくすぐる『ゼルダの伝説』シリーズ
ファミコンの拡張システム「ディスクシステム」でデビューした『ゼルダの伝説』は、アクションによるバトルと、謎を解くことで打開するひらめきの心地よさを融合。ゲームの成長要素によくある経験値制ではなく、アイテムの獲得などで主人公のパワーアップを分かりやすく表現した点も間口を広げる一助となり、多くのユーザーを魅了しました。
スーパーファミコンでは2Dゼルダの完成度を高めた『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を、NINTENDO64では初の3Dゼルダとなった『ゼルダの伝説 時のオカリナ』を展開。アイテムを駆使する謎解きやボスの攻略といった基本軸を継承しつつ、各ハードの特徴を生かしたシリーズ作が常に作られ続けました。
携帯向けにも、ゲームボーイからニンテンドー3DSまで幅広く展開し、据え置き機では必ず1本は新作がリリースされた『ゼルダの伝説』シリーズ。その躍進はNintendo Switchでさらに加速し、『ゼルダの伝説』を冠するゲームは6作品(無双とのコラボレーション含む)も登場。最新ハードでも、これだけの足跡を残す人気ぶりを見せています。
そのなかでも最も衝撃的といえるのが、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でしょう。「どこからどの順番で攻略してもいい」「道中を無視してラスボスとも戦える」など、シリーズ内で積み上げてきた常識をいくつも破り、しかもそれが新たな楽しさと昇華し、プレイの没入度を高めてくれます。
30年以上続く人気シリーズでありながら、過去に囚われず新たな1歩を踏み出せる『ゼルダの伝説』。だからこそ、多くのファンが惹かれ続けるのでしょう。
●ひとりでも楽しい! みんなと繋がっても楽しい『ポケットモンスター』シリーズ
『ポケットモンスター 赤』 (C)Nintendo
時代を超え、そして世界中で愛されているシリーズといえば、『ポケットモンスター』シリーズも外せません。その原点『ポケットモンスター 赤・緑』が発売されたのは1996年。ゲームボーイソフトとして、当時一世を風靡しました。
本シリーズは派生作も数多く作られましたが、トレーナーとなってポケモン同士のバトルを繰り広げるRPGとして展開するメインシリーズは、歴代の任天堂携帯ゲーム機をプラットフォームに選び続けました。
その理由のひとつが、ほかのプレイヤーとの直接的な交流にあります。育てたポケモン同士を戦わせる「対戦」や、お互いに欲しいポケモンをトレードする「交換」は、ソロプレイだけでは味わえない楽しさを与えてくれます。
シリーズの黎明期はまだインターネットが普及しておらず、通信ケーブルを直接繋げて行うため、フットワークの点で携帯ゲーム機が最適でした。また、直接顔を合わせることで、『ポケモン』の話題で盛り上がるひとときが自然と生まれやすい点も、大きなメリットのひとつでしょう。
プレイヤー同士の「対戦」や「交換」は新たな楽しみ方として受け入れられ、世代を超えても続くプレイスタイルとして継承されました。かといって、ゲームを遊ぶ上で「対戦」や「交換」は必須ではなく、ひとりでコツコツ楽しむ遊び方も正解のひとつ。それぞれのスタンスを追及できる懐の広さも、『ポケモン』シリーズの魅力です。
そんな本シリーズも、『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』をきっかけに、近年はNintendo Switchを主な舞台としています。とはいえ、Nintendo Switchは携帯も可能な据え置き機。持ち寄って遊ぶ楽しさは、今も健在です。
●あなたが好きな任天堂のゲームシリーズは?
今回は、任天堂の代表的なシリーズを3作取り上げましたが、この他にも『メトロイド』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』、『ファイアーエムブレム』など、人気シリーズは数えきれないほどあります。
どのシリーズも、ユーザーに愛されたものばかり。この機会にあなたも、任天堂の好きなシリーズ作品を振り返ってみてはいかがでしょうか。
(臥待)
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