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4期でカットされるかも?『ゴールデンカムイ』 強烈エピソード 鶴見中尉の裸はいかに…

マグミクス / 2022年9月13日 19時10分

4期でカットされるかも?『ゴールデンカムイ』 強烈エピソード 鶴見中尉の裸はいかに…

■拝めるか? 鶴見中尉の裸

 TVアニメの第4期スタート(2022年10月~)が待ちきれない『ゴールデンカムイ』。第3期の終わりで、ついに杉元とアシリパ(リは小文字)が再会し、いよいよ名コンビ復活ですから期待も高まろうというものです。ファンとしてはすべてのエピソードを舐めるように味わい尽くしたいものですが、これまでを振り返っても諸般の事情でやむなくカットされる場面が出てくる可能性は高いです。この記事では、アニメ第4期でもしかしたらカットされてしまうかもしれないエピソードを、涙をこらえて予想します。

※ここから先の記事はTVアニメ『ゴールデンカムイ』4期のネタバレを含みます。ご了承の上お読みください。

●鶴見中尉の入浴シーン

 本題の前に、まずは朗報からです。『ゴールデンカムイ』ファン、特に第七師団ファンがやきもきしていたのは、登別温泉での第七師団の入浴シーンが描かれるか否か……でしたが、2022年9月2日に4期PVの第2弾が公開され、そこには短いカットながらもあったのです……滝の湯を楽しむ菊田特務曹長と宇佐美上等兵の姿が!

 正直、不死身の杉元やマタギの谷垣の裸は見なれた感がありますが、第七師団の裸となればレアで「尊い」と言わざるを得ません。登別温泉でストーリーとしてマストなのは有古一等卒が刺青人皮を奪う展開のみですから、この英断には喝采です。宇佐美の「入れ替わる!」の名言が早く聞きたい人も多いでしょう。

 ところで、菊田や宇佐美以上に気になるのが、鶴見中尉の裸です。原作では、鯉登少尉の父である鯉登平二少将と滝の湯を楽しみ、先に部屋に戻る鯉登少将の尻を濡れタオルでスパアンと叩くという、極々短いキャッキャシーンがありました。鶴見ファン切望の、でもカットしても支障はないこのエピソードは、果たして放送されるのでしょうか。

●土方一行が白鳥鍋に舌鼓

「二階堂 元気になる」(223話)に収録されている白鳥鍋のくだりも、箸休め的エピソードなのでかなりカット率が高そうです。ちなみに表題の「二階堂 元気になる」は、第七師団の二階堂浩平が有坂閣下にもらった薬で異様に元気になる小ネタですが、バッチリ違法薬なのでカットの可能性大です。

 さて気になる「白鳥鍋」は、札幌の寺で陣を張る総勢8人の土方一行のエピソードです。射撃の名手・尾形が仕留めてきたオオハクチョウを食べようとするのですが、そこでアイヌの通訳兼案内人のキラウシ(シは小文字)が「『白鳥を食べると 将来白髪になる』と言われていて 子どもたちは絶対 食べさせてもらえなかった」と告げたため、箸をつけたのは白髪を恐れぬ……というか、すでに白髪の土方歳三、都丹庵士と、ハゲているのでおかまいなしの永倉新八のみ。が、結局他の5人も夜中に鍋の残りを平らげます。そのワケは、「白髪になるならハゲないから」……という、剣豪・永倉新八に対してあまりにも失礼なエピソードでした。話の進展に関わるセリフもちょこちょこありますが、基本は強者たちがひたすらわちゃわちゃしているだけなので、放送があるか、ひたすら心配です。

■屈指の変態・宇佐美はアウトな場面だらけ…?

ウパシちゃんとのエピソードがおそろしカワイイ杉元が表紙の『ゴールデンカムイ』DVD7巻(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

●シマエナガと杉元

 シマエナガとは北海道に生息する「雪の妖精」とも呼ばれる野鳥です。白くて丸くてモフモフな姿は、百戦錬磨のコワモテ・不死身の杉元とは好対照ですが、なぜかこの1羽とひとりがコンビとなって過ごすハメになったエピソードは、『ゴールデンカムイ』ファンの間でも人気の1話。

 それは刺青囚人の海賊房太郎を追って、空知川に来た時のことでした。杉元は霧のなか、少し前に怪我を負っているのを保護していたシマエナガに気をとられ、アシリパたちとはぐれてしまいます。歩き回るよりアシリパが迎えに来るまで待つ方がいいと判断した杉元の、「マジかよ、一晩ひとりで過ごすのか」との独り言に「チュリッ」と呼びかけてくれたのがシマエナガでした。杉元はアシリパに教わったアイヌの呼び方「ウパシチリ」(シとリは小文字)から「ウパシちゃん」と呼び、一緒に霧が晴れるのを待つことにしたのです。

 本筋とは関係ないながらも、まるまる一話を使って描かれたこのエピソードはムダといえばムダですが、杉元がウパシちゃんに語りかける(なぜか乙女っぽく)すべては、アシリパに教わった生き抜く知恵ばかりで、いかに彼女との絆が強いかを感じさせてくれます。そして、杉元の話に「チュピチュピ」「ジュリッ」「チピイッ!!」と応えてくれるウパシちゃんのかわいらしさたるや!切った張ったのバイオレントな世界観のなかで、珍しくほっこりとさせてくれるのです。

 しかし霧は一向に晴れず、野宿が1週間続き、アシリパが作ってくれていた携行食も底をつき……まさかの展開に!「そうだ、こいつ不死身の杉元だった」と改めて思い知らされるある種のトラウマ回は、果たして放送されるのでしょうか?

●宇佐美上等兵の友人殺害事件

 第七師団の宇佐美上等兵は、物語が進むにつれ、徐々に存在感を増していきます。変態ぶりでは、あの伝説の変態・姉畑支遁先生に肩を並べる勢いです。なにしろ「ジャック・ザ・リッパー」を思わせる連続殺人事件を追う手段として、殺人犯と同調して現場に精子を振りまき「精子探偵」の異名をとるほどなのですから。この「精子探偵」のエピソードは100%に近いカット案件でしょうが(ただし、姉畑先生と同じくOVA化の可能性はあるかも……いや、ないか)、宇佐美の過去にまつわるエピソードもまた、どこまで描かれるか心配です。

 それは少年時代の宇佐美が、故郷・新潟で柔道場に通っていた時の話。道場には日清戦争から戻った同郷の鶴見が、柔道を教えに来ていました。宇佐美は「篤四郎さん、篤四郎さん」と慕っており、鶴見もまた「(宇佐美は)同年代じゃかなう奴はいねがな」と目をかけていたのです。道場には宇佐美の親友・高木智春も通っており、ふたりで切磋琢磨して強くなろうとする姿は微笑ましくさえ見えます。

 しかし……卒業後は進路を分かつふたりの最後の乱取りで、見届けを買って出た鶴見の眼前、宇佐美は高木のノドを踏み潰して殺してしまうのです。理由は、鶴見が高木に「強い気持ちさえあれば宇佐美より強くなれる」と言ったのを聞いてしまったから。宇佐美にとっては自分が「篤四郎さんの一番」であるためには、殺人などなんでもないのです。倫理的には「うーん…」な展開ですが、鶴見への「愛」が引き金となったこの出来事は、おそらく鶴見の人心掌握の基礎を作った重要エピソードのはず。果たしてアニメでどこまで描かれるのか、人生初殺人の瞬間の宇佐美の鬼の形相はどうなるのか、ドキドキしてしまいます。

 これまでの傾向だと、本筋に関わらない箸休めシーンや過激すぎるエピソードはカット(OVA化)されがちですが、そんなシーンこそ放送で見たいのも山々です。また、本来は尾形が鯉登少尉を倒して病院から逃げる際に回想として挟まれるはずだった「鯉登少年誘拐事件」のエピソードは、ストーリー上削れないはずですが、どのタイミングで描かれるのでしょうか。はたして、アニメ『ゴールデンカムイ』4期はどうなるのか、座して放送開始を待ちましょう。

(古屋啓子)

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