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キャラの顔が違いすぎてびっくりした・ゲーム3選 デザイン変更に賛否両論

マグミクス / 2022年9月9日 19時10分

キャラの顔が違いすぎてびっくりした・ゲーム3選 デザイン変更に賛否両論

■歴史を重ねるうちにキャラクターデザインが変化した作品

 ユーザーから長く愛され続ける人気ゲームのなかには、歴史を重ねるうちにキャラクターデザインが変化する作品が多々見受けられます。例えば、1996年に誕生した『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)の看板キャラクター「ピカチュウ」は、最初こそずんぐりとしたフォルムでしたが、『ポケットモンスター 金・銀』以降は段々とスリムかつかわいらしいデザインへブラッシュアップ。1997年に放映されたアニメ版のピカチュウも、ゲーム版と同様の流れで外見が変化していきました。

 そこで今回は、シリーズ展開中にキャラクターデザインが激変したゲーム作品に着目。シリーズファン並びに実際にゲームを手に取ったプレイヤーを仰天させた事例を、いくつかご紹介します。

 まずは任天堂が世界に誇るアクションアドベンチャー「ゼルダの伝説」シリーズの例から見てみましょう。1986年に発売された第一作目『ゼルダの伝説』より、主人公の「リンク」は細部に少々の違いはあれど、作品を重ねてもそのデザインが大胆に変わることはありませんでした。

 しかし、2002年のゲームキューブ用ソフト『ゼルダの伝説 風のタクト』では、リンクを含む登場キャラクターの見た目が文字通り激変します。シリーズ初となるトゥーンレンダリング技術の採用により、アニメ&コミック風のデザインとして生まれ変わったのです。

 とりわけ印象的なのは、猫を彷彿とさせる大きな目。プレイヤーの間では「ネコ目リンク」という愛称で呼ばれ、いくつかの後続タイトルでもこのデザインが踏襲されたほか、同じ任天堂の「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズにも「トゥーンリンク」として参戦を果たしました。

 なお、トゥーンリンク以外にも同シリーズではさまざまな外見のリンクが登場しており、全世界で2800万本(Nintendo Switch版)を売り上げた『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では、金髪に慧眼が映えるスタイリッシュな青年リンクが主役を飾っています。

■『桃鉄』もキャラデザが大胆に変化していた

国内売上350万本を越えた『桃太郎電鉄 昭和、平成、令和も定番!』 (C)さくまあきら (C)Konami Digital Entertainment

 続いて取り上げるのは、1988年の誕生以降、令和の今なおパーティーゲームの定番として支持を集める「桃太郎電鉄」(以下、桃鉄)シリーズ。「鉄道会社の社長となって全国各地を巡りつつ、最終的な収益の多さを競い合う」という内容で、2022年9月現在までに20作以上のシリーズ作品が作られたヒットタイトルです。

 そんな同シリーズは長らくイラストレーター・土居孝幸氏のキャラクターデザインが採用されていましたが、最新作『桃太郎電鉄 昭和、平成、令和も定番!』は従来以上にデフォルメチックなキャラデザインへと変更。新たに「桃鉄」シリーズへ参画したイラストレーター・竹浪秀行氏により、「桃太郎」や「貧乏神」などを含む全登場キャラクターがポップに生まれ変わりました。

 この変更はシリーズファンを中心に賛否両論の嵐を呼びましたが、そうした意見とは別に、同作は出荷本数350万本(国内)という好調な数字を記録。2021年度の「日本ゲーム大賞」において、優秀賞とベストセールス賞の両方に輝きました。

 そして、個人的に仰天のデザイン変更を伴ったのが、PS VitaやPC向けにリリースされた『かまいたちの夜 輪廻彩声』。同作はチュンソフト(現スパイク・チュンソフト)製のサウンドノベル『かまいたちの夜』を新たな解釈で作り直したリメイク作品。同作と言えばスーパーファミコンをはじめ、家庭用ゲーム機・携帯ゲーム機・PC・携帯電話用アプリにまで移植されている、言わばサウンドノベル界の金字塔です。

 そんな名作のリメイク版は、基本的なゲームシステム及び収録シナリオをオリジナル版から踏襲しつつも、シリーズ伝統の「キャラクターシルエット」を廃し、23年の歴史で初めてアニメ風のキャラクターイラストを実装(原画&キャラデザ:有葉氏)しました。この試みによって過去シリーズにはないテイストが加えられた反面、「表情の見えないキャラクター達と疑心暗鬼のミステリードラマを繰り広げる」という同シリーズ特有の醍醐味はやや薄まる結果となりました。

 とは言え、どんなシリーズ作品でもテコ入れや制作上の都合でキャラクターデザインが変わることはよくある話です。いずれにせよ、生まれ変わったキャラクターデザインを新鮮なものとして受け入れつつ、変更後の良さを自分なりに見出すのがひとりのファンとして健全な姿勢と言えるのではないでしょうか。

(龍田優貴)

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