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どこまでが「レトロゲーム」? ファミコン、それともPS3? あなたのご意見を募集【アンケート実施】

マグミクス / 2022年9月12日 19時40分

どこまでが「レトロゲーム」? ファミコン、それともPS3? あなたのご意見を募集【アンケート実施】

■あなたにとって、どこからが「レトロゲーム」?

「PlayStation 5」に「Nintendo Switch」、まだまだ現役の「PlayStation 4」など、今も数々の家庭用ゲーム機が国内外で活躍中です。スマートデバイスによるゲームプレイも一般化していますが、昨今ではそれぞれの特徴に特化し、適切な共存と住み分けを見せています。

 家庭用ゲーム機の歴史は古く、国内だけでも1970年代前半まで遡ることができます。ですが、国民的なレベルで普及し、ゲームファン以外にも良く知られるようになったのは、1983年発売の「ファミリーコンピュータ」から。それから40年近い時間が流れ、今も多くの方が家庭や自室でゲームプレイを楽しんでいます。

 最新のゲーム機があれば、時代を象徴する存在へと移り変わったものもあります。そうしたゲーム機やゲームソフトは、本来「クラシカル」や「クラシック」と呼ぶべきですが、通称として「レトロゲーム」といった呼び方が定着しています。

 しかし「レトロゲーム」の絶対的な定義はなく、線引きも定かではありません。ファミコン時代を「レトロゲーム」と呼ぶ人もいれば、「PlayStation 2」にレトロ感を覚える方もいます。

 どの時代までを「レトロゲーム」と呼ぶのか、その境目は人によって異なるでしょう。これまでのゲーム史を大きく3つの時代に分けて振り返るので、自分の認識がどの辺りに当てはまるか、改めて考えてみてはいかがでしょうか。

ポリゴンによる立体的な3D描写は、ゲームの可能性を大きく広げた。画像は初代「PlayStation」(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)

●家庭用ゲームブームの幕開け! ファミコンからスーファミまで

 1983年に登場したファミコンが、日本全国に一大ブームを巻き起こす立役者となりました。当時、アーケードでしか遊べなかった最新ゲームの数々が、完全移植ではないとはいえ、家でいくらでも遊べる…その事実は、多くのゲームファンに衝撃を与えました。

 また、当時人気の高かったシューティングゲームをはじめ、『スーパーマリオブラザーズ』、『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』といった、ファミコンでしか遊べない名作たちがファミコン人気を後押し。多数のライバルを押しのけ、国内外で大きな支持を集めます。

 のちに出た「PCエンジン」や「メガドライブ」もゲームブームに華を添えましたが、ファミコンの後継機「スーパーファミコン」の人気が圧倒的で、1980年代~1990年前半は任天堂の黄金期そのものでした。

●ゲーム業界に革命を起こした「初代PlayStation」と「PlayStation 2」

 これまでのゲームは、いわゆる「ドット絵」と呼ばれる2D表現が主流でしたが、1994年代中盤から新たな流れが加わりました。特に大きかったのは、3D対戦格闘ゲーム『バーチャファイター』を引っさげた「セガサターン」、そして3D表現に特化した初代「PlayStation」(以下、PS)の存在です。

 どちらのハードも、立体的な描写を取り入れたゲームが多数登場。それまでの2Dゲームに慣れていた家庭用ゲーム機のユーザーは、斬新な世界と新たな可能性に惹かれ、3Dゲームの虜(とりこ)となります。そのなかでもPSは、ハードの性能を存分に駆使した『ファイナルファンタジーVII』などが高く評価され、たちまち業界のトップランクへと躍り出ました。

 この勢いは後継機の「PlayStation 2」にも受け継がれ、PS勢の黄金期を展開。特徴的だった3D描写に磨きをかけ、その表現は実写に近づきつつありました。「ドリームキャスト」や「ニンテンドーゲームキューブ」といった名機も並び立ちますが、PS2の牙城を崩すには至りません。

●写実的な表現の進化、そしてオンラインによる世界の広がり

 PS2時代の進化を引き継ぎ、新たな時代を迎えた2000年代中盤。「Xbox 360」や「PlayStation 3」といったハードが相次ぎ、グラフィックの進化は写実的なレベルが視野に入ります。また、インターネットを介したオンラインゲーム自体はPS2時代からありましたが、より一般的に普及し、ダウンロード販売などが盛り上がったのもPS3時代からでした。

 しかし技術の進化は、開発期間にも影響し、ゲームをリリースする間隔が徐々に開き始めます。また、PS3は最初期の価格設定が高めだったこともあり、普及に時間がかかりました。その隙を突き、一躍大ヒットしたのが「Wii」です。

 基本となるコントローラをリモコン型に変更し、新たな層への訴求に成功したWii。その人気は長く続きましたが、後年立て直したPS3の後を受け継いだ「PlayStation 4」が力強く反撃し、再び人気を取り戻します。

 ですが、2017年に発売された「Nintendo Switch」がPS4に拮抗し、独自路線で人気を拡大。最新機器の「PlayStation 5」は、性能面で上回ることが可能なゲーミングPCとの戦いが避けられませんが、Nintendo Switchは「独占タイトルの多さ」や「携帯可能」といった魅力、またインディゲームの受け皿という武器もあり、それらを有効活用して現在盤石の地位を築いています。

これまで活躍したゲーム機とそのゲームたちは、時代の流れと共に「レトロゲーム」と呼ばれる存在に。現行機もいずれ、その仲間入りを果たします。画像は「Nintendo Switch」(任天堂)

 家庭用ゲーム機の時代をおおまかに紹介しましたが、もちろん各時代はさらに細かく分けることができます。そして、どこまでが「レトロゲーム」になるのか、その線引きはあなた次第。自分の認識だとどこになるのか、周りの人はどのように感じているのか、改めて見つめるのも一興かもしれません。

(臥待)

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