娘の結婚に「せいせいした！」飲食店での母親の言葉に、隣席の他人「もらい泣き」

■娘を送り出した母親の気持ちがあふれるエピソードに「泣ける」「切ない」

　あおむろさん（@aomuro）がそば屋さんに行ったときのこと。隣の席にいた女性が、同伴者に「せいせいしたわ」と話し始めました。聞くと、娘が結婚して家を出て行ったようです。強気な発言の女性でしたが、雲行きが変わり……。

　エッセイマンガ『感情大爆発』がTwitterで公開されました。娘を送り出した母親の思いが伝わるエピソードに、読者から「泣ける」「切ない」「私ももらい泣きした」「最初のは強がってただけなのね」「親とはそういうもの」などの声があがりました。Twitter投稿には2万いいねを超える反響が集まっています。

　作者のあおむろさんは2児の父。子供との日々や日常の出来事をつづったマンガを多数発表しており、著書に『きみといつまでも 泣き虫おとうちゃんの子育て500日』『新米おとうちゃんと小さな怪獣』などがあります。また、「GetNavi web」にて『あおむろちゃん リターンズ』を連載中です。

　作者のあおむろさんに、お話を聞きました。

ーーあおむろさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

　第1子が生まれて間もない2013年末頃からです。あっという間に過ぎ去っていく日々を日記のように残す方法はないかなと考えた末、4コマ形式ならそんなに負担にならないだろうと思い、描き始めました。

ーー今回のマンガに登場する女性は、たまたま席が隣になった知らない方でしょうか？　もらい泣きされていますが、この時のお気持ちを改めて教えて下さい。

　たまたま隣の席に座った方になります。最初は「せいせいした～」と話しておられたので、意外とそんなものなのかな……と思いながら聞いていて、最後に泣き始めたときに「やっぱりさみしいですよね～！　その気持ち分かります」と思ってもらい泣きしました。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

　実際にお子様を送り出した経験のある方からの「この強がってる感じ、めっちゃ分かる」という声ですね。やっぱりそうなんだ……と。

娘と文通を始めたエピソード『子どもが飽きるまで続けてみようと思います』（あおむろさん提供）

ーーTwitterではエッセイマンガを多数投稿なさっていますが、これまでに投稿されたマンガで、反響が大きかったもの、ご自身が気に入っているものなどがあればご紹介いただけますか？

　娘と文通を始めたエピソード『子どもが飽きるまで続けてみようと思います』や、『家に巨大な氷があるとテンションが上がるというライフハック』『寝かしつけの思い出』などです。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか？

　特に大きな計画はありません。これからも日記マンガを淡々と描き続けようと思います。

（マグミクス編集部）