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海外で実写ドラマ化予定の人気マンガ 主人公の性別変更でどうなる? 期待、不安の声

マグミクス / 2022年9月20日 18時10分

海外で実写ドラマ化予定の人気マンガ 主人公の性別変更でどうなる? 期待、不安の声

■大きな変更も違和感なく受け入れられる?

 近年、日本のマンガは海外で国内よりも潤沢な予算で、スケールの大きいセットや本格的なCGを活用した実写ドラマ化されるケースも増えています。今回はこれから海外での実写ドラマ化が控えている日本のマンガを、国内での反応とともに紹介します。

●主人公を女性に変更という大胆なアレンジ!韓国で実写ドラマ化される『寄生獣』

 マンガ『寄生獣』(作:岩明均)完結後数十年が経つ今でも根強い人気を誇り、日本でも実写映画化、アニメ化された名作です。人間を食し擬態する謎の寄生生物たちとの過酷な戦いに身を投じる主人公・新一と、彼の右腕に寄生したミギーの数奇な運命を描いた同作は、過激な描写もある一方で哲学的なテーマで読者に大きな衝撃を与えてきました。

 2022年9月、Netflixはそんな『寄生獣』をベースにした韓国版実写ドラマの制作を発表しています。新たに『寄生獣 -ザ・グレイ-』というタイトルで制作されるドラマは、主人公が男子高校生・新一から女性へと変更されることも明らかになりました。「全く違う話になりそう」「原作の名シーンをやってくれるか不安」と大幅な設定の変更に驚く原作ファンもいましたが、韓国ゾンビ作品が注目されるきっかけとなった映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』を手掛けたヨン・サンホ監督が制作するという情報には「グロ描写も結構強いのかな」「『新感染』の監督なら面白いはず」と期待する声もあります。

 原作の『寄生獣』は人間の頭が丸呑みにされたり、胴体切断されたりと、容赦ない残酷シーンも特徴です。ゾンビ映画だけでなく、ホラードラマ『地獄が呼んでいる』も話題になったヨン・サンホ監督がそのようなシーンをどこまで描くのか、自分が寄生生物と人間どちらの立場なのか揺れ動く主人公が女性になることでどのような違いが生まれるのか、今から気になりますね。

●ワインブームを巻き起こした名作も実写ドラマ化!『神の雫』

 ワインに関する知識をわかりやすく描き、ワインの本場であるフランスでも絶賛されているマンガ『神の雫』(作・亜樹直 画・オキモト・シュウ)。複数の言語で翻訳されている同作は、作中で紹介したワインの価格が高騰した……なんてエピソードもあります。

 日本でも2009年に実写ドラマ化されている『神の雫』は、新たに動画配信サービスHuluが、仏英日の多言語ドラマシリーズとしてレジェンダリー・テレビジョン、ダイナミック・テレビジョン、フランス国営放送局グループのフランス・テレヴィジオンとの4社で共同製作することが決定しました。タイトルを『神の雫/Drops of God』とし、山下智久さんが主演を務めます。

『神の雫』は、世界的なワイン評論家の息子である主人公・神咲雫(かんざき・しずく)が、父の遺産であるワインを巡ってワイン評論家の遠峰一青(とおみね いっせい)と勝負する物語です。しかし、ドラマ『神の雫/Drops of God』は主人公が遠峰一青となり、男性だった神咲雫はフランス人女性・カミーユへと変更されています。

 原作ファンの間では「ライバルが男女だと恋愛関係に発展しそう」「イメージと違う」と不安に思う声もある一方、「遠峰視点はありだと思う」「原作の印象的なシーンをしっかりやってほしい」など、期待する意見も多く見られました。海外でも高く評価されているマンガは、仏英日制作でどのようなストーリーとなるのでしょうか。

■作品の世界観に近くなる海外実写ドラマ化に期待の声!

日本での実写作品は渡辺直美さんの怪演も話題になった。画像は『約束のネバーランド』DVDパッケージ(東宝)

●日本で実写化するよりも合ってる?『約束のネバーランド』

 2016年から2020年まで「週刊少年ジャンプ」で連載されていたマンガ『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ・作画:出水ぽすか)は、アニメも2期まで作られている人気作です。主人公・エマたちが幸せに暮らしていたはずの孤児院「グレイス=フィールドハウス」に秘められた恐ろしい秘密を知り抗う物語は、ジャンプでは珍しい頭脳戦中心の展開&ダークファンタジーの世界観ということもあってヒットを果たしました。

 日本でも2020年に浜辺美波さん主演で実写映画化されましたが、新たに海外ドラマ化プロジェクトが始動しています。監督は『スパイダーマン:スパイダーバース』でアカデミー賞受賞歴を持つロドニー・ロスマンさん、ドラマ「HEROES」出演でも知られるマシ・オカさんがプロデュースを務めるようです。

『約束のネバーランド』自体が、さまざまな人種のキャラクターが登場し、服装や建物なども海外に近い世界観のため、SNSでは「キャストとか原作に近いものになりそう」「違和感なく観られる気がする」と、原作に近づいた作品が観られることに喜ぶ声もあります。ドラマはAmazon prime Videoでの配信が決定しており、これをきっかけに世界中の人が逆輸入で原作に興味を持つこともあるかもしれません。

 このほかにも、マンガ原作とは違いますがアニメ映画化された筒井康隆先生の小説『パプリカ』も、Deadlineで実写ドラマ化の予定が報じられ話題になっています。また、時期は未定ですが、原作者・尾田栄一郎先生が製作総指揮を務める実写ドラマ版『ONE PIECE』もキャストが続々発表され、製作が進んでいるところです。どのような内容になるのか、原作への忠実さと同時に海外実写化ならではのアレンジなどにも注目が集まっています。

(田中泉)

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