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マンガ家が生活すら困難な目の病気に 別れを覚悟したが、婚約者の言葉は?「泣いた」

マグミクス / 2022年10月4日 11時10分

マンガ家が生活すら困難な目の病気に 別れを覚悟したが、婚約者の言葉は?「泣いた」

■「自分の存在は重荷」人生に絶望した女性への、恋人の言葉とは?

 漫画家の見原由真さん(@ace7kg)は、過去に視界にノイズがかかる「ビジュアルスノウ」という目の病気を患いました。治療法がまだないこの病気によってマンガの仕事ができなくなり、生活も苦しくなっていきます。何よりつらかったのは、当時、恋人からのプロポーズを受けたばかりだったこと。自分が重荷になると感じ、「別れを切り出されてもおかしくない」と覚悟しますが……?

 見原由真さんのエッセイマンガ『人生に絶望した漫画家が、アニメーターの恋人の一言に救われた話』がTwitterで公開されました。人生のどん底から救ってくれた彼の言葉とは? 読者からは「いい話」「泣いた」「理屈っぽいのにふたりの将来にそれを持ち込まないところ素敵すぎる」「無理だと決めつけずに話すことって大事」「つらいときに支えてくれる家族は大切」などの声があがり、Twitter投稿は1万いいねの反響が集まっています。

 作者の見原由真さんに、お話を聞きました。

ーー見原由真さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。

 きっかけは弓道のマンガでした。私はどちらかというとマイナーなものをテーマにしたマンガを描くのが好きでした。私自身も弓道をしてきた経験をもとに、『正射必中!!エンジェルアロウ』というマンガを描きました。入門者ゼロの廃れた弓道場を復活させたい青年のところへ、恋のキューピッドの女の子が恋心を打ち抜く弓矢の修行させてほしいとやってくる話です。その作品が「ヤングアニマル」の新人作家作品枠のWebページに掲載されて、それがデビュー作になりました。

ーー『人生に絶望した漫画家が、アニメーターの恋人の一言に救われた話』のエピソードをマンガに描こうと思ったきっかけを教えて下さい。

 目の病気が落ち着いてきてから、マンガを描くリハビリをしようと思い、描くなら好きな夫をエッセイマンガにしようと思いました。本作は、「夫のことが何でこんなに好きなのか」の原点のエピソードになります。

恋人に自分の状況を打ち明けると…(見原由真さん提供)

ーー絶望から救ってくれた彼(旦那様)に対しては、改めてどんな思いを持たれていますか?

 本人は「俺が救ってあげよう」とか大層なことは思ってなかったみたいで、本当に「何とかなるよ」という気持ちだったみたいです。普通の人からしたら重荷に感じるであろう私の病気も丸々受け入れてくれて、「こんな人世の中にいるんだ」と思いました。結婚して5年になるんですが、今でも私は当時の恋人時代の熱量でずっと夫を見ています。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 夫と同じアニメ業界でお仕事されている方からのコメントですね。「目の手術を控えていて、マンガを読んで元気になった」と言っていただけたことが印象深かったです。

 自分の存在価値を限りなくゼロに感じるほど私も打ちのめされていましたが、マイナスでしかなかった目の病気の経験が、他の方にとって少しでもプラスに消化吸収してもらえたのなら、マンガという形で発信してよかったなと思いました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 エッセイマンガに関しては、夫のことが好きすぎて、もはやファンというか、推しのよさをみんなに知ってもらいたい一心で描いてます。今後も自分の健康第一に作品を投稿していけたらなと思っています。

(マグミクス編集部)

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