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ビアンカ派? フローラ派? ゲーマーが頭を抱えた「究極の選択」4選

マグミクス / 2022年10月5日 15時10分

ビアンカ派? フローラ派? ゲーマーが頭を抱えた「究極の選択」4選

■ゲームだからと言って侮れない!脳裏に焼き付く究極の選択

 普段の日常生活はもちろんのこと、重要な局面も含め、我々の人生には常にさまざまな「選択」が待ち受けています。毎日のご飯や休日の過ごし方、進学先(就職先)の決定、生涯を添い遂げるパートナー選び等々、大なり小なり差はあれど、老若男女を問わず日々何かしらの決断を下しているのではないでしょうか。

 そしてこの原則は、現在進行系で誕生し続けている多種多様なゲーム作品にも多く当てはまります。今回はゲーム作品における“究極の選択”に着目し、多くのプレイヤーが頭を抱えたであろうシチュエーションを幾つかご紹介します。

 上記の通り「結婚」は今後の人生を左右する重要な局面ですが、ゲーム作品にも主人公のパートナーをプレイヤー自身の手で選ぶ事例が数多く存在します。そのなかでも特に有名なのが、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、ドラクエV)の結婚イベントです。ゲーム中盤、大人になって各地を巡っていた主人公は、「ビアンカ」と「フローラ」の2名のうち、どちらか1名を生涯の伴侶として迎え入れることになります。

 前者は明るくしっかり者な幼なじみのお姉さん。後者はやや天然ながらも主人公を献身的に支える大富豪のひとり娘……という風に、両名とも魅力溢れるキャラクターとして描かれています。どちらと結婚するかは完全にプレイヤーの自由。選ばれた方は主人公と一緒に旅を続け、選ばれなかった方は別の道を歩むことになるのです。

 この結婚イベントは『ドラクエV』のみならず、「ドラクエ」シリーズ全体を含めてトップ10に入るほどの名シーン。ゆえにプレイヤー間で「ビアンカ派orフローラ派」の議論は白熱しやすいですが、2008年に発売されたニンテンドーDS版『ドラクエV』では、フローラの姉である「デボラ」が新たに参戦。2名のヒロインにまさるとも劣らない個性的な魅力を放ち、結果としてプレイヤーを(良い意味で)悩ませる選択肢(結婚相手)が増えることになりました。

 同じ「ドラゴンクエスト」シリーズで言えば、第1作目のボス「りゅうおう」がプレイヤーに向ける“問いかけ”も忘れられません。ラストダンジョンで相まみえた主人公に対し、「みかたになればせかいのはんぶんをやろう」「わしのみかたになるか?」と問いかけるりゅうおう。ここで「はい」と答えてしまうと、以降はゲーム側で一切の操作を受け付けず、文字通りのバッドエンドを迎えてしまいます。

 普通なら「いいえ」を選んでりゅうおうと戦うところですが、一方で「はいを選んだらどうなるのか?」という具合に、プレイヤーの好奇心を刺激するシンプルながらも印象深い内容のイベントでした。

■コレクター泣かせの二者択一イベント

スーパーファミコン最後のナンバリングを飾った『ファイナルファンタジーVI』。画像はHDリマスター版(スクウェア・エニックス)

「一方のアイテムを手に入れるともう片方は入手できない」といった二者択一も、結婚イベントと同様にインパクト十分な“究極の選択”と言えるでしょう。

「ドラクエ」シリーズと並ぶ国産RPGの大作「ファイナルファンタジー」シリーズを例に出すと、『ファイナルファンタジーV』の「チキンナイフorブレイブブレイド」や、『ファイナルファンタジーVI』(以下、FFVI)における「ラグナロクorラグナロック」……などなど、パーティーメンバーの戦力を左右する重要アイテムが幾つか登場します。

 いずれも性能面で差別化されており、どちらを入手した場合でも相応のメリット&デメリットが存在。また入手手段が限られる(裏技及びバグ技を除いて)ため、同じセーブデータで全アイテムを持ったまま進行するのは実質不可能でした。とりわけ『FFVI』では上記のような二者択一イベントが複数回訪れるので、その度にどのアイテムを入手するか慎重に吟味する必要がありました。

 ここまでご紹介した究極の選択の別パターンとして、「ハイリスク・ハイリターンを提示してプレイヤーの射幸心を煽る」といった事例も少なからず見受けられます。その一例が、「実況パワフルプロ野球」(以下、パワプロ)シリーズ初期から登場する名物キャラクター「ダイジョーブ博士」の肉体改造イベントです。

 自分だけの野球選手を育てるサクセスモードにおいて、ダイジョーブ博士は任意で受けられる医療手術をプレイヤー側へ提案してきます。手術に成功すると身体能力(パラメータ)の強化を筆頭に劇的なステータスアップが見込める反面、失敗時は手術前よりも能力値が大幅にダウン。しかも成功確率はおおむね3割ほどのため(作品によって異なる)、医療手術と言えど「失敗の可能性の方が高い」ギャンブル仕様なのです。

 しかし上手くいけばてっとり早く選手を育成できるのも事実。失敗を恐れず果敢に手術へ挑むプレイヤーたちの手により、ダイジョーブ博士は「パワプロ」シリーズにおける人気キャラとして、初登場から26年経った今もなおファンの間で愛され続けています。

 今回取り上げたイベント以外にも、古今東西のゲーム作品にはまだまだ印象深い究極の選択が数多く見られます。読者の皆さまも、これまでのプレイ経験から思い出深いイベントシーン等を振り返ってみてはいかがでしょうか。

(龍田優貴)

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